naifanchi

(BABジャパン、ナイファンチをつかう。)

剛柔流、上地流が三戦(サンチン)を基本としてその稽古体系を築いているのに対して、
我々の首里手系の空手道はナイファンチからその稽古が始められていることは、
近年、私も各雑誌、講習会等で紹介して来た。

さて、そこで何故ナイファンチなのか・・・・?と言う問題に触れてみたいと思う。
以前、何処の誰かが私のこのDVDを見て「スピードと威力以外に何が凄いのか判らない」
と馬鹿なコメントをしていた者がいたが、
そのスピードと威力を養うのがこのナイファンチの目的である。
と本編内でも解説しているはずである。
そのため、あえてそれを親切にクローズアップしてあげているにも関わらず・・・、
本当に何も学べない人間と言うものがいるものだ。

では何故スピードと威力が先に来るのか?
その答えはこうである。

100キロの人間が100キロの人間に戦いを挑まれても、受けて立てる。
しかし100キロの人間でも50キロの人間が銃器を持っていれば戦いを避ける。

ボクシングでも攻撃力のある選手は、無い選手に比べて番狂わせを起こし易い。

敵を確実に痛めつける攻撃があることは、相手にとって一番嫌な事である。

つまり、初心者であっても、まず人体を武器化する作業を行った方が即戦力になりやすい。
技術はその後に肉付けして行けば良いのだ。

ナイファンチは正しい”訓練の仕方”(型の順序ではない)を知っている者に学べば、
確実に攻撃力が増す素晴らしい稽古法である。
それはボクシングがサンドバッグ等でパンチ力を養成する事とは、
まったく異なったコンセプトと手の活用法なのだ。

型への注目度が近年高まっているのは素晴らしい事であるが、
はたして、まだまだその本質は理解されていない。