2020年03月

2020年03月26日

新型コロナがあぶり出す、本質的働き方。

東京五輪が1年延期の見込みとなる中、新型コロナウイルス感染防止策がトリガーとなって、逆に前倒しで急速に進んでいるテレワーク。
本質的な働き方改革へと繋がる部分が多く、そのところは前向きにとらえるべきと思う。

効率的な仕事の仕方、本質的な仕事の仕方を炙りだす契機に。

「時間で働く」「出社して机に座っていることで給与を貰う」

という訳にはいかなくなる。非常に良いことだ。
仕事の仕方、有り方、意味・価値が最も問われるのは、中間管理職層ではないか?

kazuyuki0329inoue at 09:00|PermalinkComments(0)

2020年03月24日

「そうだ、これを機会に〜」思考。

新型コロナウイルス感染が、世界的に長期化の様相を呈してきています。
東京五輪も、週末週明けでの各国首脳やIOCの発言から、どうやら延期が濃厚となってきました。

我々事業家としては、なによりも足元のビジネスがどう推移するかに細心の留意をしつつ、日々の執行を行っているところですが、リスク対応もあれば今後に向けた打ち手もあり、また、幸か不幸か企画の中止や延期、顧客数減によって時間が出来ている方々には、その時間をどう有効に使うか、という部分もあると思います。

(個人的には、新型コロナ後にライブ企画はすべて延期したりしているので、もう少し時間が空くかと思っていましたが、なぜか?通常並以上の予定の詰まり具合で…逆に、考える時間をもう少し意図的に確保していかないと、、と感じております。。)

こういう時期に、効果的と思う呪文フレーズがあります。
それは、

「そうだ、これを機会に〜」

これを枕詞に持ってきて思考・行動することで、いま起きていることをトリガーとして、それをなにがしか活かすには?という発想が巡るようになります。

なにも今回のような事態においてでなくとも、平素からこの「そうだ、これを機会に〜」思考は大事ですけれどもね。
よろしければ、ぜひご活用ください!

kazuyuki0329inoue at 08:00|PermalinkComments(0)

2020年03月17日

10年サイクル、今回の「時代の変化点」は? 経営、マネジメントとして、やるべきことは?

新型コロナウイルス感染防止策対応が長期化の様相を呈してきている中、この局面を通じて、今後の中長期的な働き方やライフスタイルの構造的な変革も織り込まれると感じています。

遡ればキリがないですが、平成以降でも1990年初の株価大暴落に端を発するバブル崩壊、1995年の阪神淡路大震災(、オウム真理教事件)、2001年のITバブル崩壊と9.11テロ、2008年9月15日のリーマンショック、2011年3月11日の東日本大震災、そして今回の新型コロナショック。
偶然もあると思いますが、これらの時代の節目節目の大きな出来事と、デジタル環境の進展の節目が、符号一致を見せている部分が多く感じられます。

90年からのマルチメディアブーム、1995年の「Windows95」、2000年代前半からのADSL・ブロードバンド伸長、2008年は日本におけるiPhoneの発売開始、それと相まってスマホ・ソーシャルメディアの普及浸透、2011年は震災時の通信手段の効果性もあってLINEやFacebook(メッセージ)の普及拡大。

今回はリモートワーク、リアルイベントの開催中止・延期などが相まって、オンラインコミュニケーション&ライブ中継ツールが一気に普及し始めています。
僕たちのビジネス環境、働き方、事業構造にこれらがもたらす影響は、非常に大きなものとなりますね。

元々は「× AI」についての時代変化局面を昨年来強く意識してきていたのですが、これや他の産業、事業環境で起きていることと、今回の新型コロナウイルス感染で起きていることとを、しっかり底流で掛け合わせてみてみますと、他にも色々な事象や萌芽があることに気が付きます。

ウイルス流感は地球規模でのリスクであり、これにしっかり立ち向かい、また関連医療や予防学の進展も期待するところですが、潮目が変わる中で起こる構造的な変化について、ある面の好機と捉えて積極的に取り入れ、可能であれば、そのうえでの「次のビジネスモデル、事業企画」を手がけていくことこそ、経営やマネジメントがいまやるべきことだと感じています。

kazuyuki0329inoue at 08:00|PermalinkComments(0)

2020年03月11日

保有資産が持つ内在価値の発見。

これまで構築してきた自社の保有資産が、従来見ていなかった側面から光を当てた途端、別の側面の事業価値を既に大きく持っていたことに気がつく!

おー、これぞまさに、次ステージでのコアになる。そのための整理をしっかり完了しておくことが大事だ。



kazuyuki0329inoue at 07:00|PermalinkComments(0)

2020年03月10日

ディズニー社・アイガー氏の15年の経営に学ぶ、「コアをブラさず、自前にこだわらず」の経営戦略。

2月下旬にウォルト・ディズニー社の社長を退任した、ボブ・アイガー氏(2021年12月末までの期限付きで取締役会長に就任)。

2005年の社長就任後、15年間でこれだけディズニーを変えたのは凄まじいと思います。
まず、2006年にピクサー・アニメーション・スタジオを買収し、2009年にマーベル・コミックを、2012年にはルーカス・フィルムを買収。さらに2018年に20世紀フォックス(21世紀フォックス)を買収しました。

買収額は、ピクサー74億ドル(約8000億円)、マーベル40億ドル(約4300億円)、ルーカス・フィルムも40億ドル前後。
ここまでで164億ドルを投じていますが、そこから現在までで稼いだ興行収入は360億ドル(約4兆円)!!

ディズニーは2019年に興行収入10億ドル(約1100億円)超えのヒット作を4作出しています。「ライオンキング」「アベンジャーズ/エンドゲーム」「アナと雪の女王2」「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」。

「ライオンキング」と「アナと雪の女王2」はディズニーだと皆さん当然のごとき認識するでしょうが、「アベンジャーズ」と「スターウォーズ」も今やディズニーなのです。

更には20世紀フォックス(21世紀フォックス)も入ってきますので(買収金額は710億ドル(約8兆円)!!)、メジャー作品の占有率は凄まじいです。
データによると米国映画市場の1/3を占めるようになっており、世界全体での年間興行収入は100億ドル(約1兆円)とのこと。

アイガー氏がディズニーを<本家ディズニー作品>にこだわっていたら、これだけの業績拡大(就任時の2005年に利益25億ドル(約2700億円)から2019年に104億ドル(約1兆1200億円)へ、同期間中に時価総額は480億ドル(約5兆円)から2300億ドル(約25兆円)へと、それぞれ4倍、5倍にしています)はなし得なかったでしょう。

夢・冒険・想像力というウォルト・ディズニーの大切にしたものをコアとしてブラさず、しかし自スタジオ作品に固執せずの経営・事業展開姿勢がこうしたことを成し遂げたのだと思います。
買収した各社の制作姿勢を買収後も尊重し”らしさ”を保ったまま制作できていることも、こうした最近の各社のヒットにつながっているのでしょう。

年末にスタートした動画配信サービス「ディズニー+」も好調に立ち上がっていると報道されています。

デジタル化、ここまでの成功を、新社長のチャペック氏がどう継承していくのか(いけるのか)、映画ファンとしても、経営者としても、非常に興味深く、目が離せません。

折しも連載「ドラッカー再論」でちょうどここのところ、多角化と買収戦略について見ていましたが、今回、アイガー氏の実績を見返してみて、これぞ多角化・買収戦略のやり方だというものを、改めてまざまざと見せつけられた気がしました。

規模・額はともかく、こういう経営をしたいですね!!
(やるぞ!と期しています^^)


kazuyuki0329inoue at 21:00|PermalinkComments(0)

2020年03月09日

採用資質の見直し。

次ステージのための採用強化中。
自社採用について大きくはこの5年程を費やし、多くの採用ポイントについての学びを得た。

採用基準は以下の通りだが、本質論としてわかったことは、結局のところ、「勝ち癖」「成功体験」がプレゼンテーションではなく素であるか否か。なんだかんだ言って、結果を出し続けられるメンバーはこの2つがしっかりとあるし、結局は十分な成果をあげられないままのメンバーは実際の処(本音の処)、「勝ったことがない(2番手以下にしかなったことがない)」「成功し続けられるという自己確信を抱けていない」まま相応の世代になってしまった面々。この差は、残酷なほどに大きい。

中堅以降に伸びる、成功するメンバーと、低迷するメンバー。
自社であれ外部であれ相応のリーダーとして活躍・成長していくメンバーと、中途半端な転職を繰り返したり独立後に枯れていく個人事業となり果てていくメンバー。
二極化せざるを得ないのは、時代を超えた、世の常なんだろうか…。


採用基準10原則
https://www.keieisha.jp/recruit/workstyle/

01 Just do it 「まずやる!」力を持つ人
02 Proactive 未来志向で自責、前向きに動く力がある人
03 Deep dive 深く考える、考え尽くす力がある人
04 Deliver tangible outcome 明確な成果、結果を出せる人
05 Confidence 裏付けのある自信を持っている人(そのことが信頼性に繋がっている人)
06 Emotionally mature 精神的に成熟している人
07 Deep understanding 本質を深く理解する力を持つ、相手の真意を正しく受け取る力を持つ人
08 Smart and tough 賢く、タフ(泥臭く)な人
09 Ownership 常に自分事、自責で行動する人
10 Dream team ドリームチーム、最高のチームを組みたい、最高のチームのメンバーでありたい(ある自信のある)人


kazuyuki0329inoue at 23:00|PermalinkComments(0)

2020年03月03日

当社への採用応募、急増。

採用チームの活動強化のお蔭で、ここへきて当社への採用応募が急増している。
協力いただいているパートナーエージェント各社の当社ご紹介のお蔭もあると思うし、広く各処での当社視認性が上がっていることもあるだろう。
また一方では、人材業界市場的にこれまでよりも少し厳しい局面の出ているエージェントが企業規模を問わず多々出ていることも一因ではないかと考えている。

市況観としてはここから数年、大手エージェントでは体制の絞り込み、仕組みと個性を持たない個人や少数体制のエージェントは経営的に立ち行かなくなり廃業ラッシュとなると見ている。

当社自体は中規模(の中で小さめ)のエージェントで領域的な特長を持っていることが、ここへきて優位に働く側面が強まっている。これと併せて、ベースの事業モデルを刷新するので、ここからがチャンス。いよいよ事業加速のアクセル踏み込み時に入る。

kazuyuki0329inoue at 23:00|PermalinkComments(0)

2020年03月02日

新型コロナウイルス対策がもたらす「真の」働き方改革。

小中高校の春休みまでの臨時休校要請、TDLなど大型商業施設の臨時休業や営業時間短縮、アーチストのライブの相次ぐ休演や開催延期、スポーツ関連での無観客試合など、新型コロナウイルスの流行拡大懸念が実態経済に大きく影響を及ぼし始めました。

上記に該当する事業に携わる皆さま、また他でも広く飲食や流通・小売り関連の皆さまには既に日々の事業・業務影響をお感じになられていらっしゃることと思いますし、心より陣中お見舞いを申し上げます。

そもそもは、一刻も早く流感が終息することを願うばかりではありますが、各社が時差通勤や在宅ワークに取り組み始めている通り(当社でも2週間前に本件での対応を決めています)、本質的な働き方改革がこれを契機に一気に進むのではないかと思います。

・なにが対面/ライブ/オフラインで行われなくてはならず、
 なにがデジタル/非同期/オンラインでもよいのか

・なにが業務成果で、なにが作業なのか
 労働評価は、どの部分に対して行うべきなのか

という「ワークスタイル」と「仕事の中身(質・成果)」をどう(本質的に)見るべきなのか(評価すべきなのか)ということへのレビューや導入・実施が一気に進むと感じます。
(逆に、これを推し進めない限り、今後は王道の事業推進、経営ができない。)

事態自体は深刻なものではありますが、「これを機会に」と取り組めることも多々ありますので、この期間を乗り切り、ただやり過ごすのではなく、新たなステージに自社を押し上げるチャンスにもしたいですね。


kazuyuki0329inoue at 23:00|PermalinkComments(0)

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