全脳思考

2009年06月20日

Sat,Jun 20:指名検索をうながす「ネーミング力」の時代。

各所で注目を集めている神田昌典さんの最新刊。

文芸の世界では、村上春樹さんの『1Q84』が、
ビジネス界では、神田昌典さんの『全脳思考』が、
待ちに待たれた2009年度のベストセラー、ということに
なるのだろう。

何度かご紹介することになると思うので、
今日は、さっそく使いたいフレームを1つ
取り上げたい。


時代は「比較検索」から「指名検索」へ。
なんとなくカテゴリーから検索されているようでは
もはや勝てないということだ。

そのために必須なのが「ネーミング力」。
購買への関心が高まる瞬間において、
そのネーミングが思い浮かび、わき目も振らずに検索エンジンに
叩き込んでもらわなければならない。

そのためには、
「好印象を持ってもらう」+「常に話題にされる」+「ウェブで検索される」
の3つを同時に実現することが、ネーミングの目的になる。

・問いとしてのネーミング
・物語の鍵を開けるタグライン
・答えとしてのストーリー

「ねえねえ、○○、知ってる?」
から始まり、
「○○って、△△△なんだってよ!」
その物語は、自己投影型で、自分の成長を約束したり、
その世界を支援する自分が素敵な存在になったり、
というものである、と。

持つこと、使うこと、所属することが、
ユーザーの誇りとなるような事業、サービス、商品しか
生き残れない。

それを端的に表現するネーミング力と、
利用後の世界をありありとイメージさせる物語力が
経営者やリーダーには求められている、ということだ。


全脳思考
『全脳思考』

kazuyuki0329inoue at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

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