とあるサイトで紹介されていた銀行Il Credit Lyonnais (https://www.lcl.fr/)のピラミデ支店(PYRAMIDES) で口座を開いたのだす(この他に三菱東京UFJ銀行のパリ口座の選択もあったんだすが、開設したときは知らなかったのだす。結論から言うと、三菱東京UFJ銀行のパリ口座がベストチョイスだと思うのだすが、まあそれは下記をお読みくだされ)。

日本の銀行と違い口座維持手数料などが取られるので、短期の留学などで日本円を換金して生活する分にはわざわざフランスの銀行の口座を持つ必要は無いはずなのだすが、ユーロ建ての収入があったり、長期滞在している場合は持っている日本円を一括送金して(*)、現地で使う事が出来るわけだす。

別にどの銀行でも一緒だと思うだすが、フランスの現地銀行の口座を開設すると、ネットで口座も管理出来るし、デビッドカード機能が付いているカルトブルーがあると買い物などが楽なわけだす。

パリみたいな日本人がウジャウジャ生活していてそれの対応も日本人がやってくれる場合はいざ知らず、その他の都市の場合は、現地銀行がいいかというと必ずしもそうなりませぬ。何故かというと、これには言葉の問題やら実際のトラブルの対応やらの計算に含まれないファクターも入っているので、現地に手助けをしてくれそうな人がいない場合は安心料と言うことで日本の銀行を使い続けた方が良い場合もあるわけだす。

実際、イタリアでは非常にトラブル発生率が高いので(しかもナポリだったし)、トラブル時の状況説明にエネルギーを費やすのを懸念して、敢えてイタリアの銀行に口座を持とうとは思わなかったのだすが、パリで日本語で対応してくれる銀行ならば(il Credit Lyonnaisのピラミデ支店とか東京三菱のパリ口座など)、そういう点は懸念する事は無いのだす。

以下、ちょいとパリで銀行口座を開設する事の利点や考察などを書いてみたべよ。基本は日本人が担当してくれるのを前提としておきますだ(何故ってオラ、フランス語が話せないのだす。そうでなければ、フランス郵便局に口座を開く手もありますからな)。

(続きはここから)

(利点)
こちらの銀行の開設は窓口ではなくデスクで顧客の対応をするわけだすが(Citibankのように)、担当者として日本人(3ー4名)もいるので、細かい疑問点も解消出来るのが嬉しいわけだす。上述の銀行の場合、受付も日本人(少なくとも日本語を話せる東洋人)がいて、予約やカードの引き渡しに対応してくれるわけだす。

この銀行では(**)、長期滞在用のVISAさえあればとりあえず口座が開け、カード(デビッドカード付きのキャッシュカード)が使えるようになるのだす。口座を持っていると、給料の振込や電話/携帯電話の開設に便利なので、銀行開設は早めにやっておいた方がいいことのひとつだすな。

(疑問点)
口座の種類が固定されているのは、同僚のフランス人からすると疑問視される点らしいだ。「いくら利子がつくからと言って、住宅用預金口座を開口させるのはおかしい」との事。まあこれは私見だすが、日本人相手の業務でのポイント稼ぎになっているのかもしれないべよ。でも、1%の利子があれば100万円に対して1万円利子がつくわけで、年間口座維持手数料は一応もとが取れることになるのだす。普通口座は利子がつかないのだす。

(*に関する考察)
海外で口座を開いて1年間の生活費をそこに送金&維持することを考えてみやしょう。海外送金手数料にもよるだべが仮に約5,000円だとして、フランス口座維持手数料(VISA付きカルトブルーを発行して)が年間約9,000円(35歳未満で5.19eurox12)だすから、約14,000円が1年間に余分にかかるわけだすよね。日本の銀行口座から引き出す際の毎回200円の手数料を、上述の現地銀行口座を開設する事で元を取るためには、70回の引き出しを年間する必要があるわけで、1週間に1回、月に4回、年に48回の引き出しするくらいの人は、日本の銀行の国際カード(手数料200円)で引き落とした方がまだ良い計算になるだす。

一部の銀行カード(CitiBankなど)は引き出し手数料は無料だすが、レートの手数料上乗せが3%かかるのだす(新生銀行は4%)。100万円相当を海外で引き出すと、103万円を口座から引き出すことになるわけだす。つまり1年以上現地にいて、上記の例で考えた場合、50万円以上を海外で引き出す人は現地の銀行で口座を開設してそこに日本円の持ち金を一括送金した方が結果的には安くあがるハズだす。

一般的に海外の銀行の方が利子のレートがいいので、計算してどっこいどっこいの人は現地銀行の口座を開いた方がいいと思いますだ。海外為替のリスクがありますので、1,000万円を日本の銀行口座に持っている人が1年間しか滞在しないにもかかわらず、その1,000万をまとめて海外送金したらそれはあんまりよろしくないわけで(財テクするとか言うのでなければ)、自分の生活費が年間200万円だとしたら、まあそれ相当分を海外送金すればいいわけだす。

あと、口座を開くまでの間と閉めるまでの間にも時間がかかるのでその間の生活費を考えると、どのみち日本の口座から海外で引き出す態勢は整えた方がいいわけで、まあCitiBankやら新生銀行やらワールドキャッシュやらいろいろあるわけで、そこら辺は良く知られている情報だすな。

そういうことを総合的に考えてみると、パリ(フランス)でそれなりに長く滞在し(でもいずれは帰る人)、こちらでユーロ建てで給料をもらう人のベストな選択としては、、、
 「東京三菱UFJ銀行でユーロ建てで外貨預金をし(為替のリスクはあるが利子は若干良い)、海外カードは緊急時の予備として手に入れておいて、メインに使うためにパリ・アカウントを開いて当面の生活費をユーロで送金し、かつ現地でもらう給料はそのパリ・アカウントに振り込んでもらう」
というのが一番いい気がして来たのだす(必要書類も日本人なら問題無く揃うパスポート、免許書、クレジットカードの3つのうち2つである)。唯一の懸念はデビットカード付きのキャッシュカードを発行してくれるかどうかだすが、たぶん頼めばMASTERカードに申し込みが可能で、それに付帯しているデビッドカード機能が使えるだしょう。

(**に関する備考)
もっとも別の日本人は滞在許可書無しVISA有りで別の現地の銀行で口座開設をしていたので、職場のバックアップがあればどの銀行でも対応してくれるのかもしれないだすな。正直、銀行は近くにあった方が便利だす。


まあこれらはオラの場合であって、各人の経済状況により色々選択もあると思うのだす。いろいろ検討するとまあそれなりに悔しい思いをすることがあるかもしれませぬ(もっといい方法があったと気付いて。笑)。そういうのは後から分かって来るんだすよねえ(というのがあるので、パリ生活便利帳をいつか作ろうと思うのだす)。まあ、おらの勘違いへのご指摘やもっといい方法がありましたら、こっそり教えて下され!

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