2017年02月20日

『銀二貫』上質の時代小説

『銀二貫』高田郁
銀二貫、とすると1,000万円くらいなのかなあ?を媒介にした
大阪商人を始めとする庶民の慎ましく、健気で信心な暮らしを描いている。
とても読みやすく、途中で止めることが難しい。

大阪商人だから当然大阪弁なのだが、それが人情味を補強している。
寒天から練羊羹が開発されていった過程を知ることができた。
(フィクションなのかもしれないけど)

ほっこりする、元禄人情ドラマ、というような感じか。
この著者の本はまた別のも読みたくなる。


  
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2017年02月18日

カラオケって体力使うね

ホント久しぶりにカラオケに行った。
2人で3時間、結構頑張って歌ってたら腹筋が痛い。

それにしても、カラオケって昔の曲を歌うとき
やっぱりその頃の光景を思い出したりするものだな、と。
瞑想しているときにいろいろ湧いてくる空想みたい。

改めて、カラオケが自分にはそんなにストレス発散のツールにはならないことを確認。
酒を飲むのもストレス発散にはならないし、
俺は何でスカっとするのだろうか???わからん。
カラオケだったら柔術のほうが、かなぁ。たぶん。
何か昔は発散するものを持ってたんだっけか・・・。  
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2017年02月12日

『幻庵』天才を描く

■『幻庵』百田尚樹
18世紀から19世紀の囲碁の天才棋士たちについて
歴史をなぞるように描写している。
現存している囲碁の棋譜を土台にしているから、
小説、ただのフィクションとは異なる重み、
ある意味でのノンフィクション的側面を持っている。
森巣博が言うところの“ファクション”(fact + fiction)か。
それを百田尚樹の情熱的な筆致で描いているので、
上下巻合計800ページに及ぶ大作なのに、
一気に読んでいける。3日かかったけど。

囲碁、将棋というのは本当に天才が集まるところで
(将棋の世界で「兄は頭が悪いから東大に行きました」と言った棋士が居たりする)
その中でも最高峰たる“名人”を目指すしのぎの削り合いは、
まさに、読み応えたっぷり。
天才にも種類があり、しかしいずれも努力を要求されるという世界。
もっとも、囲碁はルールすら知らないままだけど、
それでも迫力を感じながら読み進めることができる。
これこそ、筆力のなせる技か。

ラスト四分の一くらい、幕末の激動に主人公を絡ませたのは、
あれは必要だったかどうか、ちょっと判断に苦しむ。
明治以降の囲碁名家たちの衰退、
一般化を描くために必要だったと捉えるか、
むりやり幕末のナショナリズムを描きたかったと見るか。


やっぱり、百田尚樹は『カエルの楽園』なんて書いてないで、
もっともっと『永遠の0』や、今作のような名著をどんどん発表してほしい。

幻庵 上
百田 尚樹
文藝春秋
2016-12-31


幻庵 下
百田 尚樹
文藝春秋
2016-12-31

  
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2017年02月10日

柔術の面白みとは・・・?

ブラジリアン柔術を
たった週1ではあるが再開してはや1ヶ月。
さて、面白いのか・・・?
スパーリングは面白いんだけど、やられてばっかりで。
その面白いスパーの時間はせいぜい15分くらい。
自分の体力由来で。
コレを連続して30分とかできたらさぞ楽しかろうと思うのだが、
そのためにジョギングとかをする気にはなれない。
せいぜい柔術をした日野夕食はプロテインだけにして、
筋肉をつけつつ減量をちょっとでも、という程度。

いずれもっと面白くなるんだろうか?
15年前はどうだったろうか・・・?
あのころの自分のファイトスタイルを未だに思い出せない・・・。  

2017年02月06日

太宰府再訪

去年の5月以来の太宰府再訪。
週末の『出没!アド街ック天国』で大宰府特集されていたから、
ちょっと気になり。

光明禅寺が休館日だったのが残念だが、
梅ケ枝餅を食べつつ歩く参道はなかなか悪くない。

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季節的には、梅が見頃。

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寒かったが、晴れていたので散策日和。
でも、春から夏に再訪したいな。
今度はお寺も行こう。  
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2017年02月05日

『会議のマネジメント』学究書

■『会議のマネジメント』加藤文俊
新書でこの題名だったら、もう少し実践的な内容だと思ったけども
学術書というか、学究書というか。
会議の進め方やファシリテーションについて
調べたらこんなだった、あんなだったという列挙に留まっている。
これなら
『問題解決ファシリテーター』堀公俊のほうがはるかに実用的。
残念。

まぁ、新書も当たり外れあるし、しょうがないか。




  
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2017年02月03日

柔術再開:エストレーラ柔術

複数回の出稽古を経て、2月から正式に
エストレーラ柔術という、
旧知の山口さんが先生として道場経営されているところ
に入会。
入会といってもたかが月4回会員なので、
全然大したことないんだけど。

ごくごく稀、数年に一度くらい
古巣のパラエストラ北九州の練習に参加させてもらってただけで、
柔術的な動きは全然できなくなっている。
それでも、格闘技を再開するということは
ジョギングやフィットネスジムが嫌いな自分にとって、
ギリギリの運動への挑戦。

まだまだ
ずっとコテンパンにされるだけのスパーリングだけど、
いずれ少しでも面白いとまた感じられると良いな。

クエン酸も飲んで、プロテインも飲んで、40代の部活動。
とりあえず、明日は両手がダルそうだ。





  

2017年02月02日

母親の手術と『BUBKA』

7:20起床。眠い。眠くてしょうがないが、しょうがない。
むりやり顔を洗って起動。
とっととカバンに荷物を詰めて出立。
病院に8時前には着いた。近くに宿を取ってよかった。

同席する弟と合流し、病室へ。
手術は大きなものではないとのことだが、
まぁ一応切除するしねぇ、不安もあるわね。

手術室に入って2時間、無事に終了のご連絡。
切除部分を見せてもらったり、麻酔の抜けた母親と会ったりで、12時過ぎ。
もうちゃっちゃと帰る。
気疲れしたし。
小倉〜博多間を特急でサクッと。

帰りに大橋でネカフェに寄って、BUBKA最新号やらを読んで終了。
BUBKA、SKE48の記事があまりに減ってしまって、買う価値がなくなっちゃった。
ネカフェで読むので十分な記事量に。
やはりもう一回ブームというか、うねりを生み出すのは厳しいのかなあ。
かといって乃木坂46、欅坂46に移るわけでもなく。
この辺は、楽曲とPVは素晴らしいけども、推すのとは違うかなぁ。


  

2017年02月01日

科学部の仲間と飲み会

昼前に起き出し、
まずはブランチとばかりに昨日のカレー屋『アラジン』へ。
やはり美味しい。でもお客さんはまばら、惜しいな。
この味なら東京とかなら行列レベルじゃないかしら?
飲食店ではやはり場所という要因は大きいなあ。
廃れていく若松では高齢者ばかりで、
積極的にカレーなんて食べる層は減っている。
通販とかもやっているようなので、今度取り寄せよう。

その後はホテルへ。
明日の手術立会いが朝8時集合ということ、
今日は小倉で飲み会ということで、若松との往復を考えると
ホテルのほうが安くて便利という驚きの判断。
まぁ、ホテル、5,400円だからね・・・。
『ホテルクラウンパレス小倉』
禁煙の依頼をしていたら、ツインにアップグレードしてくれてた。
嬉しいけども、広さを持て余す。
でも風呂も広いのはありがたい。

さて、高校の科学部の飲み会で小倉の『みのり』なる居酒屋へ。
幹事の選択だったのだが、ここが美味しい!
量の増減も融通効かせてくれるし、ここは当たり。
18時台はサラリーマンが夕食を食べに来ている定食もあるよう。
集まった面々は医者、地方公務員、サラリーマン*2の計4名。
昔に帰るような会話あり、今と未来を見据えた会話あり、有意義。
活力をもらうというか、そうだよね、頑張んなきゃね、と。

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22:30解散。
ホテルでちゃっちゃと風呂に浸かり、明日に備えて寝る。
もうコレだけで十分。  
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2017年01月31日

母親が入院

母親が大腸がんの手術のために入院した。
北九州市立医療センターというところだけども、
付き添い同行した感想としては・・・
組織としてはあまりうまくいってないんじゃないかな、と。
部門間連携が不十分というか、スカスカな感じ。
個人個人は頑張っているのに、仕組み、システムが整っていないために
その努力があまり成果に結びついていないというか。
この場合だと患者の不便とか時間の浪費に繋がっている。
ボーっと待たされている時間だったり、
当日来てみないと教えてくれない個室の有無だとか
癌の手術について、手法や日程は決めているのに、
部門内での情報共有が終わってないから時間は直前まで知らされないとか。
もっとも、最後のは明後日2/2の10時半からなのに
親族集合が8時だという恨みが入っているかも。
2時間以上前に行って、何するんだろ。

話を戻すと、なんかこう、不要な過程が多くて、
しわ寄せが患者と働いている人とに来ている印象。
たった半日の病院滞在で感じるんだから、
入院患者は大変だろうな。
そして、働いている人たちも。
大きいところは企業だろうと病院だろうと学校だろうとなんだろうと、
結局は組織だし、そうすれば組織論に則って改善できるんだろうな。


夕食は地元若松のカレー屋『アラジン』
むかし、2006年だからもう10年前か、
戸畑に異動した際に近くにあって、ときどきランチ利用していた。
4〜5年前だかに若松に引っ越してきたらしい。
野菜を2日間煮込んだというルーがジューシーというか、とろみが素晴らしい。
また明日ランチに行こう。そんなレベル。  
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2017年01月30日

小倉でうなぎ

親とうなぎを食べに、地元北九州の『田舎庵 小倉本店』へ。
うな丼と肝吸いで満腹。ごちそうさまでした。

うなぎって、実際名古屋に行った時の
『まるや』のひつまぶしくらいしか食べないんだよな。
聖域化しているというか、なにも名古屋のとき以外に行かなくても、というか。

まぁ、美味しかったので問題ないのだけど。  
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2017年01月29日

タイムズカープラス

車を手放して1年半、
ようやくタイムズカープラスを利用してみた。

最寄りの車が貸出中だったので、徒歩10分くらいのところ。
雨が降り出したから、車の価値は再認識できる。

シェアリングというか、行動のというか、
なんとなく多少のリテラシーを要求された気がする。
スマホでの予約時、
車のキーを取得する、
予約期間の時間期限30分前にアナウンス&メール、
返却時の対応、
給油していたからちょっと割引のメール、といった要所要所で。

でも月1,000円ちょっとなら、
とりあえず深夜移動の保険がてら登録しておいてよさそう。
深夜に親になにかがあって会いに行かないととか、可能性があるし、
車で1.5時間の距離なら、
朝に公共交通機関が動き出すのを待たない選択をしたいから。


うーん、
駐車場が10,000円を切るなら、
やはりもう一度車を持ちたいかな。
15,000円、となると、今の状態のほうが良いと思うが。  
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『1984年のUWF』あの頃の熱狂

■『1984年のUWF』柳澤健
著者がこれまで描いてきた
『1976年のアントニオ猪木』
『1964年のジャイアント馬場』
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』
『1993年の女子プロレス』
といったシリーズに比べると
掘り下げや新ネタに乏しいが、
それでも、UWFで人生変えられた人が多々いることは事実なので、
この本にも一読の価値がある。
昨日一日で読んでしまった。
感涙しながらリングに押し寄せ拳を振り上げる観客を見て感動した藤原喜明の活写には、
こっちももらい泣きする。
まぁ、描き方はフロント(≒ビジネス)寄り、前田日明に手厳しい、という印象だけど、
一面からの描き方だったら、たしかにそうも言えるよなぁ、くらいで、
情報操作だ!とか、嘘書くな!とか思うほどはない。
RINGS至上主義だった自分としては、悲しいけれども、否定できないし。


UWFが急進的過ぎてバラバラになっていった、
個々の人間性でまとめきれなくなった、というのは
田村潔司vs船木誠勝の煽りVで連合赤軍となぞらえて活写していて
その知識がある人間にとっては、今回の本に驚きはそんなにない。



そうはいっても、
パラエストラ東京の中井祐樹先生を始めとする1970年前後生まれの柔術関係者とか、
(柔術道場を主催しているほとんどの世代が合致するかな、大賀さんを除いて)
俺だって少し年数遅れているけども、
その世代の格闘技関係者はやはりUWFに影響を受けていることがほとんど。
自分自身、旧UWF、新UWFのビデオを北九州市戸畑区の、
それこそ今度柔術道場が開かれる場所の隣の隣くらいにあったレンタル店で借りまくってた。
インターネットのない、地方に情報がない時代で、
『週刊プロレス』が最高に面白かった時代だな。

1984年のUWF
柳澤 健
文藝春秋
2017-01-27

  

2017年01月28日

『ザ・会社改造』理知的に、がんばろう

■『ザ・会社改造』三枝匡
仕事を休んではいるが、別に仕事が嫌いなわけじゃないので
(もっとも、好きでもないけども)
復帰に向けた勉強のための読書は続けている。
そんな中で、この本は白眉。

『V字回復の経営―2年で会社を変えられますか』の著者である三枝匡さんが
実際にミスミという会社の社長に迎えられて、
様々な改革を経て12年で500億円から2000億円の企業グループに成長させた、
そのリアルな内実が実名、実事業で活写されている。
ものすごく勉強になるとともに、読み物としても面白い。
帯に曰く
「歴戦のトップ経営者が仕掛けた『改革の連鎖』。その経営行動を支えた論理、そして切断力とは?」
これが帯文としてピッタリ言い当てている。

はじめは借りて一読したのだけど、
これは買って、蛍光マーカー引きながら読むべき本だと判断して購入。
再読で、マーカー引いて、付箋を貼って、
ときどき自社を省みてどう応用したら良いか考えて、の繰り返し。

以前の『V字回復の経営』のときは2年間のV字回復という短期戦で、
今の自分のいる会社と照らし合わせて考えること甚大、だった。
今度は企業買収や海外展開など、
ちょっとそこまでは今の会社の自分の立場では想像できない話が半分を占めていたので、
そこは背伸びして勉強するような感じ。
でも、むしろ今の親会社がどんな視点でうちの会社を買収したのか?とかも考えられる。
大袈裟だけど、そんな読み方ができるのも、この本が“読ませる”文章だからこそ。


ここ最近では、
 『HARD THINGS』
 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』
以来。
年に複数冊出会えれば嬉しい、そんなレベル。


そうだ、
復帰までに『プロフェッショナルマネジャー』『V字回復の経営』も、
勉強のための読書でマーカー引きながら再読しよう。


  
Posted by keentf at 18:16Comments(0)TrackBack(0)読書感想 | ビジネス

2017年01月27日

最近のプロテインは美味しい

柔術にちょっとだけ復帰してから、
自分の背中を押すために、
むかし飲んでたプロテインを購入。

久しぶり、ホント10年以上ぶりくらいに
牛乳に溶かして飲んだら、美味しいのなんの。
ヨーグルト味なんだけど、本当に飲むヨーグルトみたい。
昔のはヨーグルト味といっても、そう言われればそうだね、程度だった記憶なので、
あまりの変わりように、驚くことしきり。
進化するものだなあ。
これは柔術再開する中でもっとも驚いた出来事。
今日もエストレーラ柔術さんにお邪魔して、少しだけ練習してこれた。
練習後のプロテイン、クエン酸は、なんか充実感を助長する。


なんかプロテインを飲むために食事を減らすというのも、
これならできそうな気がする、それくらい美味しい。


  

2017年01月25日

妙に『那珂川清流』

なんとなく気に入っているのかどうなのか、
またも行ってしまった、『那珂川清流』

今日は初めて休憩スペースの存在を知ってしまい、
そこで文庫本を半分読むという時間の贅沢を。

今日も韓国人が多かった。送迎バスは半分が韓国人。
でも日本人の集団も居たから、
『九州Walker』にでも取り上げられたのかな?
韓国人たちには、どこでここを知ったのか、インタビューしたくなった。  
Posted by keentf at 20:38Comments(0)TrackBack(0)その他雑記 

2017年01月21日

映画『沈黙-サイレンス-』重厚

『沈黙-サイレンス-』
原作を読んだのはもう12年も前か。
映画化、それもハリウッドでと聞いたのは4年くらい前?
どれほど期待してきただろうか。
もっとも、原作に思い入れて映画化で失敗するというのは、
『ノルウェイの森』で痛いほど思い知らされたので、
過度に入れ込まないようにしつつ、公開初日に映画館へ。

160分という長時間なんだが、
エンターテイメントとしてのシーンは皆無だが、
それでも、見事に『沈黙』の世界を描けていた。
凄い、マーティン・スコセッシ監督。
ダレたシーン、首をかしげるところがない。
必要なシーン、必要な演技のみで出来上がっている。

宣教師役の3人の外国人はもとより、
窪塚洋介、イッセー尾形、浅野忠信、塚本晋也など、日本の俳優陣が素晴らしい。
浮ついた演技もなく、飾り立てた動きもない。
そこには確実に、『沈黙』の世界観があった。
窪塚洋介の逃亡シーンなんて、ホントに素晴らしかった。
カッコつけもなにもなく、許しを請いつつ逃げるさまが、秀逸。

西洋人のいう「神」「主」というものを
日本人の大部分はやっぱり理解出来ない気がする。
自分を含めて。
神は、人を救ってくれるのか?
救う、とはなんなのか?どんな行為なのか?
祈りに応えてくれるとは、なんなのか?


1月から良い映画を観せてもらった。ありがたい。

  

2017年01月20日

『カエルの楽園』作家なのか、警世家なのか

■『カエルの楽園』百田尚樹
著者は、せっかく作家としての能力を持っていながら、
その能力を活かす側ではなく、
別の、あまり長所ではない方角に進みたがっているようだ。

帯に「これは私の最高傑作だ」とか
「全国民必読。圧巻の最新長編」とか書かれていると、
せっかくの『永遠の0』『海賊とよばれた男』の名作を
自ら貶めていると思えてしまう。
この本の「20万部突破」というのは、ジワジワ人気が出ているのではなく、
初期に作家ブランドで買った人たちの数、ということじゃないかな?
『永遠の0』は名作だったんだけどな。

カエルの楽園
百田尚樹
新潮社
2016-02-26



内容は、寓話というにはレベルが低い。
アマカエルの世界で
憲法9条を念仏のように唱えていれば平和が来ると勘違いしている左翼を描いて
その愚かしさ、結末を説いている。

思想や警世を発信したいのであれば、それは否定しない。
本人がそっち側を主張するためのバックボーンとして
作家というブランドを手に入れたのだといえば、もう諦める。

だが、どうせあれ程の作家としての能力があるのであれば、
司馬遼太郎のように、作品にじわじわとメッセージを込め続けるという手段に訴えたほうが、
結果的に期待効果が高いんじゃないだろうか。
それだと迂遠だと思えるのかもな。
でも今のままだと、口汚くナショナリズムを主張するハゲ、になってしまいかねない。
惜しい。
本当に、彼の作家としての能力を、惜しむ。  
Posted by keentf at 20:34Comments(0)TrackBack(0)読書感想 

2017年01月19日

ふたたび『那珂川清流』

ついこの前に行った『那珂川清流』に再訪。
温泉にじっくり浸かった後に読書すると、はかどるのよ。
難しめの本でも、なんとなく読み進められる。

最寄り駅から30分、無料。
温泉は1,100円、2-3時間。
なんか気軽なバカンス。いいのか?  
Posted by keentf at 20:31Comments(0)TrackBack(0)その他雑記 

2017年01月18日

『トランプ自伝』20代から彼は彼

■『トランプ自伝』-不動産王にビジネスを学ぶ-
41歳のときの自伝なので、もう30年近く前の文章。
なのに、彼の20代の言及から、すでに今のトランプのやり方と変わっていない。
自分の主張を明確に押し通す、
主張が受け入れられない(予算に合わない)なら、引く。

冒頭に彼の一週間の行動を分単位で時系列に記載した内容があるが、
ここで彼の思考と行動とが明確に、端的に現れている。
巻末で、その一週間の行動の結果が描かれていて、
希望通りだったり、そうでなかったりは様々だけども、
いずれも彼のブレない行動の結果だ、と納得できる。

ビジネスはお金と理性と信頼と交渉とで成り立っていると
少なくとも自伝の時代の彼は思っている。
今もそう思っているのかどうか。
そして、その考えは、世界政治でも通用するのかどうか。


彼の大統領就任について未だに四の五の言っている人がいるし
デモをしたりしている人がいるが、
それならやることは1つ、暗殺の作戦を練るしかないだろう。
民主主義の基本的投票で、彼を選んでしまったのだ、自分たちの手で。
それを覆したいのなら、民主主義を超えて行動するしかないだろうよ。


  
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