村山聖という将棋指しをもともとちょっとだけ知ってたことで、いつか読もうと思ってたが・・・。
素晴らしく名作!仕事移動中の電車の中だというのに泣きそうになって困った。
将棋を多少でも知ってる人はもちろん、知らない人でも十分に感動でき、
かつたまらなくやりきれなく、でも自分自身頑張る気にさせられる、そんな良書ですな。
名人になる。
その目標(夢ではない、目標なんだ)のために、ギリギリに生きた村山聖。
その生き様に、鳥肌が立つ。
先崎学(彼も将棋指し)のエッセイで、彼のことはちょっとだけ知ってたのかな。
もともと先崎学の文章はとても好きで、かつ彼の生き方とか座標軸とかが
共感できるものだったんで、将棋はそれほどやらないのに、
彼の文章は読んでるって感じ。
その先崎学も出てくる。重要で、切なく、悲しく、凄冽な場面で。
羽生善治と先崎学とが、村山聖の棋譜を10番、哀惜とともに解説する本がある。
次はそれを読みたくなってる。
棋譜は俺には理解できないだろう(麻雀のそれは理解できるのに)。
でも息遣いは理解できるのかもしれない、と思うのだ。
聖(さとし)の青春



