今回は外洋に面した地磯からのゲームでは無く、内湾の波止や沖堤防でのキジハタゲームやメバリングの見解について書いてみようと思う。

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(ジグヘッド5g単体  フロロ2.5lb直結)

根魚において遊泳力のある種族によく見られる行動で、メバルやハタ科の仲間などのように回遊性があったり浮いてエサを捕食する種における一つの仮説に過ぎないのだが、抵抗値に比例する根に潜る確立の話である。

ここで言う抵抗値とはフッキングした時に魚に与える衝撃の大きさや牽引やリフティングの強さの事で、強いアワセの衝撃を与えて驚かす‥又は強引に引っ張り出すようなやり取りにおいて、これらの魚が根に潜ろうとする判断をどの位の確率で行うのかというお話。

念をおすようだがカサゴやクロソイ、ムラソイなどのように捕食と同時に穴にすぐ入ってしまう生態は別として‥というのが条件ではある。
もうずいぶん前から様々なシチュエーションや捕獲データから気になっていたことについて、仮説が真説に近い可能性が有ると思うようになった。
現在、キジハタ(アコウ)ゲームでは根に潜られることを懸念してかなり強いタックルを使用する事が常識化され、特に瀬戸内海や湾内の波止ではパワータイプ又は専用のベイトタックルを使う事が基本となっている。
しかし、これまでにフロロの2lbや2.5lbでキジハタを掛けた時に強引なやり取り無しで結構捕れている事が多い。

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(同じく ジグヘッド5g単体  フロロ2.5lb直結)

まぁ、サイズは50Cmに満たないものばかりではあるが‥。
要するに驚かさずに誘導すれば根から離し、捕獲できる可能性が上がるのではないかという考え方だ。
根拠とまで言えるか分からないが、要点が幾つかある。

1、そのどれも殆どがアタリの後、フッキングするまで魚は慌てて動いていない事 。
2、スイープにあわせるとすぐに穴に入られるという経験を殆どしていない事。
3、遊泳力を生かし浮いている餌を追う習性が有り、泳いで逃げる事と根に潜るという選択肢が有る魚である事。
4、水族館や映像などを見ても捕食後にはその場ですぐ次のエサを待つ習性が有る事。 
5、デイゲームでメバルをサイトで掛けた時、ラインを強く引かなければ針が掛かっていても群れに戻って同じポジションにつく行動が見られる事。
6、今までの釣果とその時のロッドワークや状況等の経験と結果。
ざっとこんな感じだが決定的とは言えないにしても、それらしいデータではあると思う。

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(ジグヘッド7g単体  PE0.6号+フロロリーダー6lb)

とは言え、引いてくる途中でいずれ気付かれて根に潜られそうになる事は頭に入れておかなければならず、状況を把握してのポジション取りや慎重なやり取りは必要になる。
手前に来るにしたがって大きなストラクチャーや穴が開いているエリアでは難しいとも言えるフィネス攻略だが、ラインが細い事で警戒心を与えずに済む事も誘導時に一躍買う事も考えられる。
ポイントの状況によって使い分けが出来れば、スレた魚や流れの強い場所での細いラインの威力は期待できるはずだ。

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(ジグヘッド1.2g+スプリットシンカー1.8g  フロロ2lb直結)

安心できる強度のタックルで引っ張り出す事だけが根魚ゲームの楽しみ方ではなく、細いラインの限界強度でロッドワークを駆使し、気付かれる前にランディングエリアへ誘い込む釣り方もテクニカルでエキサイティングではないかと‥思う訳だ。

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(おまけ:フロロ2.5lb  ベイトフィネスアコウゲーム)