今季、サーチベイトとしての新たなバリエーションを追加した。

RIMG1004

特にロックフィッシュをターゲットにしたもので、ブレードによる反射やダートによるリアクションバイトを誘発するタイプに更なる動き(ひねりやねじれ)を取り入れたセッティング‥タイトル通りベイト(主に多毛類)が狂喜乱舞する様を演出して誘惑するものである。

以前、これの更にマイクロチックな物をアジングで紹介した事が有るが、それの少し大型の形態でもある。

RIMG1018

つまりは簡単な事で、メタルジグのリア(おしり)にブラックバス用のルアーでいうスピナーベイトのトレーラーフック(又はワーム用オフセットフック)をスプリットリングを介して装着し、それに長めのストレートワームを装着するだけ。
ラインは勿論メタルジグの頭側に結ぶ。
この時にメタルジグのウェイトバランスはやや後方に有れば、リフトアップアクション後にバックスライドし、頭側にウェイトが有ればスイミングからのくねるようなローリングアクションが出来る。
特にこのリグは、ツイストアクションとローリングアクションの融合に加え、メタルジグのリフレクト効果と予測不能なジャーキングアクション、その組み合わさったアピール力の圧倒的強さを持ちながら更には、何より飛距離が出せるという利点がある事だ。

もう20年以上前に、かのバスプロ‥ドンアイビーノが駆使し一世を風靡したワームのアクションを思い出した。
ドゥードゥルアクションと言われたそのテクニックは当時のバッシングシーンを大きく変えたものだった。
テキサスリグにビーズを組み合わせ、ミミズの乱舞する姿に光と音を組み合わせた‥それはもう何と合理的且つアピール力の高いリグであり、そして大胆なテクニックかと驚いたものだった。
それに使われたワームも然り、そのアクションを最大限に活かせる形状だった事も未だ記憶に新しい。
これを海水域で再現し、捕食されるベイトの動きに同調させることが出来るとすれば‥。
言うまでも無く殆どの魚種のエサになるであろう多毛類のそれにマッチさせる事ができる。
長いストレートワームをセットすれば艶めかしさは鳥肌モノ。
メタルジグの不規則な平打ちフォールにトレーラーとして追従するワームの動き、メタルジグの形状やバランスタイプとワームのタイプによって様々なバリエーションも組めるのも面白い。

カサゴは勿論、ハタ類の反応も申し分ない。

RIMG0999

釣果は敢えて伏せるが、百聞は一見に如かず‥という事にしておこうと思う。