釣りにおいて重要な役割を果たすライン。
昨今、タックルにおける話題ではロッドとリール‥そしてルアーといった話が多くラインについての話題が非常に少ないのでちょっとここらで触れてみたいと思う。

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(フロロ4号という事だったのでベイトタックルでの使用とリーダーとしての性能をチェック)

アジング等のライトゲームでもフロロ派やエステル派という好みの違いは話題となれど、そのそれぞれの特徴だけの話で止まり、各素材や加工技術においての話は非常に少ない気がする。
各社ラインメーカーの技術は年々上がってきており、高性能のラインもかなり安く手に入るようになった。
その中で、自分がお世話になっているSUNLINEより非常に面白い商品が出ているのでそれも含めて紹介しておきたいと思った次第だ。
タイトルにも有るように”P-Ion”シリーズのラインなのだが、これは簡単いうと大気圧プラズマ処理を表面に施したラインである。

P-Ion プラズマ

実際にプラズマを照射すると高温による破損が生じる為、ここで使われた技術はプラズマをガス化した上でラインを誘導し均一に表面改質を促すというもの。
従来もそのプラズマ処理という技術は有ったのだが、相応の効果を得る為には照射するという技法につき多方向から長時間の照射が必要だった。
そもそも従来の大半のラインは表面に撥水コーティングを施すというものが主体で、このコーティングは持続力の面において弱く、一度の使用で初期性能の半分以下となってしまう事が意外と知られていない。
この大気圧プラズマ処理による表面改質の凄さが分かるように少し資料なども添付して説明しておこうと思う。

P-IOn 説明1


P-IOn 説明2
(イメージ的にはライン自体の表面を改質するという事)

P-IOn 説明3

P-IOn 説明4
(撥水コーティングのラインと比べ水切れの良さと耐久性の持続力の違いが良く分かる)

P-IOn 説明5

既にSUNLINEからはP-Ionシリーズのラインが幾つか発売されているが、磯釣り用とバス用のラインと限られているので、商品的には今後増えてくる事だと思う。

約2ヶ月にわたりテストサンプルを使用した感じでは、噂通りの水切れの良さによる様々な効果が印象的だった。
水深のあるエリアでの馴染みの良さは水中でのルアーの位置を把握し易く、回収時にもラインへの汚れが少なくなる‥そして水弾きの持続効果の長さが更にそう言った効果を維持し続けてくれるという事。

P-Ion 効果

スプールに回収したラインが水切れが良いという事は海水の付着も少なくなる。
そうするとスプールへの塩害による腐食なども軽減される上に、洗浄も楽になる事は容易に想像できる。
テストサンプルでは若干張りが有るように感じたものの、強度においても不安な部分は見受けられなかった。
テストサンプルはロックゲーム用と記載が有ったのでそういう用途で感想を提出したが、個人的にはこの性能をライトゲーム用のラインとして欲しい所でもある。
特に各層の流れの違いを聞き分けてゲーム展開が出来るアングラーには最高のラインになるであろうと思う。