最近ぼちぼちベイトタックルを使用したライトリグアングラーを見かけるようになってきたので、僕のとっておきをここで改めて紹介してみようと思う。

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2年程前、ベイトタックルの圧倒的破壊力の説明をさせて頂いた際に少しだけ触れていた”ゼログラビティフォール”という釣法。

補足は以下の内容から参照。
2015年の記録

又は、2016年の記録


従来のベイトタックルの使い方とは少し違い、更にテクニカルで理に適った操作でスピニングタックルでは探しきれなかった流れの中のピンスポットを見つけ出し掛けて行くというもの。
これには一定の条件が必要となり‥、
1、反転流を伴うような潮の流れが強いある程度水深のあるエリアである事。
(潮流が離れて行く位置に立てる事)
2、ベイトタックルを使用する事。
3、フロロラインの通しでスプリットショットリグを採用する事。
以上が、挙げられる。
特に(1、)の条件ではスプリットショットリグの特性により寄って来る潮流でなければ問題無く、右から左やその逆であってもルアーとの距離が詰まって来る様なポジションは極力避けた方が良い。
この説明に至っては以前のブログで紹介した通りとなる。
幾つもの渦を作りながら流れて行く水深のあるエリアでは、激流の中に渦によって生じる下降流とそれを抜けた上昇流が存在する。
その上昇流には渦によって引き寄せられ巻き込まれたエサが巻き上げられるスポットになり、そこに魚が着いて泳いでいる事。
このスポットを探り当てるのにはベイトタックルの機能が最も重要となる。
それがメカニカルブレーキという機構で、スピニングリールとは違い引っ張る力が生まれない限りラインが出て行かない構造においての抵抗を掛ける重要な機能になる。
本来はキャストするルアーのウェイトによってバックラッシュを抑制する第一段階のブレーキシステムであるが、これをルアーのフォール時に操作する事で自在にフォール速度を変えられる‥つまり地球の重力に関係なく、物質の質量に関係なく操れるという事。
この機能は使い方一つで攻略においての常識レベルを数段上げる物になる。
3gの総重量のリグを従来のジグヘッド1g単体のフォール速度より遅くすることが可能だという事。
つまりゼログラビティとは無重力という意味で、この技法はリグの重さに関係なくフォール速度を遅らせられる事と、更には常にラインテンションが掛かっている事でしかラインが出て行かないベイトリールにはライン放出時の無駄が無く、常にアタリをキャッチできるという利点まで備わっている事。
軽いリグのキャスト性能に劣るベイトタックルの弱点もスプリットシンカーを使う事で総重量を上げることが出来、デメリットも解決できる。
これを大規模な潮流の少し上流部にキャストし、ボトム付近まで一気に沈めたらメカニカルブレーキを締めてぎりぎり沈むくらいの抵抗にして流す。
そして上昇流にリグが入るとその力で持ち上げられフォールしなくなるのでスプールの回転が止まって教えてくれる。
そこで誘いを入れて一撃で魚を掛けていく。

ゼログラビティフォール解説図 1
(スプリットシンカーは潮流に合わせてウェイトを変える)

目視で海面の湧き潮を確認し、そこへキャストしてもその真下には既に上昇流は存在しない。
現象は例えるなら竜巻と同じで真っ直ぐ垂直に構成される物ではなく、海面まで巻き上げられた湧き潮は既にその下部が消滅している事さえあるからだ。
また、例え下降流や上昇流が無くただ流れが有るだけのフィールドでも2枚潮や3枚潮での探り分けなどベイトタックルの利点は多い。
自分がベイトタックルをライトゲームで使用する際、そこにスピニングタックルを凌駕するポテンシャルが有り、最大のメリットを実証し得るはっきりした理由があるからだ。
少し追記するとロッドはフロロラインを主流とするこの釣り方では伸びの部分とスプリットショットシンカーからジグヘッドまでの屈折を考慮し、フッキングストロークを考えると7フィートクラスがベストバランスと言える。
Jacksonからライトソルト用の良いベイトロッドが出ればいいのだが‥(^_^;)
試しに1本作ってもらおうかな‥。






現在のタックル
ロッド:ヤマガブランクス ブルーカレント 71 ベイトモデル
リール:シマノ アルデバラン BFS XG レフトハンドル
ライン:SUNLINE マイクロゲーム FCⅡ 2.5lb