July 11, 2005

#1 Gunmetal hound +more

もう、エンドレスで何度もぐるぐる聴いてます。
トレス中毒になったみたいです。聴くのを止められません。
このままでは寝られないし、会社いけません。ヤバイです。

「おまえは俺には勝てない」「俺は、ミラノ公のマシーンだ」とか
かっこいいセリフ満載で、もう一度聴かせて、もう一度聴かせて、と
ついつい繰り返し聴いてしまいます。

トレスがカテリーナさんに従属することになった時のこと、
トレスがサンタンジェロ(トレス達機械化兵士の激戦があった地のようです)
で処分を望んだのは、
自分の存在にずっと疑問を抱いていたからだと思います。
自分の根っこがどこにあるのか、自分の生がどこに向かっているのか
判らなくて混乱し、生き続ける意味を見失っていた。
そこへあの強引ともいえる「今ここで決めなさい」ということば。
その強い力で全てを引き受けてくれる存在を得ることができて
彼は初めてこの世に産み落とされたと感じたのだと思います。
カテリーナに母にも似た思慕を持っているのでしょう。
自分をマシーンだと言い聞かせ、溢れるカテリーナへの思いを封じ込めて
知らぬ顔を続け折り合いをつけようとしている不器用なトレスがいじらしいです。
男はみんな不器用だから、かわいいですね。

きっとHCシリーズの中でもトレスは一番感情が豊かだったんでしょう。
だから瀕死ながらも生き残った。なにか諦めきれないものを抱えていたから。
でも、生か死かと突き付けられた時「ああ俺は機械だった、何やってんだよ」
と死を選んだのかと。

カテリーナさんはトレスがこんな風に懐いてくることを計算してましたね、きっと。無意識にでも。最強の機械化歩兵を手中にするために懸命にあの言葉をトレスにかけたと見ます。
でも、トレスが壊れかけたらきっと涙を浮かべながら手を握って「壊れることを許可していません。絶対に許しません。」て言ってくれそうです。カテリーナさんやさしいから。

こんな風にトレスの心情を慮りながら聴いていると、さて、本当はどうなんだ?原作にはこの辺りの話ももっと詳しく語られているんだろうか、と原作に手がでそうな気配です。
いやいや、読まなければならない本は他にも一杯あるから、また、後でね。

彼我、拘泥、失地、とか難しい日本語が出てくるところも聴き応えがあっていいです。

『トリブラッジォ』では、「僕が感情を殺せなかったから」とか卑下されてましたが、なんのなんのここはこの演技で正解でしょう、とPCに向かって突っ込んでましたが、この発言は真に受けてはダメな口かな、と考え直しました。
いや、まだ中井ファンとしてはこの辺りかまだまだ甘い私です。

この記事へのトラックバックURL