宝塚記念

2012年06月09日

2012年6月24日 JRA 宝塚記念(GI)

今年も春のグランプリ、宝塚記念が近づいてきました。まずは去年の宝塚記念を振り返ってみましょう。

2011年の宝塚記念、1番人気は現役にして名牝であるブエナビスタ。

ヴィクトリアマイル(GI)ではアパパネに敗れましたが、距離が長くなるのは好条件でしょう。

去年2着の借りを返すべく、女王が乗り込んできました。

2番人気は休養明けの金鯱賞(GⅡ)で快勝し、重賞2連勝中のルーラーシップ。

キングカメハメハとエアグルーヴとの間に産まれた超良血がGIタイトルを手にする事が出来るのか、俄然注目が集まります。

3番人気は天皇賞(春)(GI)2着のエイシンフラッシュ。

2010年のダービー以来、1年以上勝ち星から遠ざかっていますが、常に安定した成績を残しており、GI2勝目を狙います。4番人気は、重賞を連勝し、天皇賞(春)で1番人気となったトゥザグローリー。

レースは13着に敗れ、期待を裏切ってしまいましたが、ここで汚名返上といきたいところです。

そして5番人気に2010年のジャパンカップを制したローズキングダム。

近走では目立った走りを見せられず、こちらもGI2勝馬としての誇りを再度示したいところです。

この様に、女王ブエナビスタに最強4歳世代が挑むといったかたちの前評判となりました。 いよいよレースが始まると、まず先頭に立ったのはナムラクレセント。

2番手に重賞3勝のアーネストリーがつけ、ローズキングダムが5番手を進み、10番手あたりをエイシンフラッシュ、トゥザグローリー、ブエナビスタと続き、その後ろにルーラーシップが控える展開。 第四コーナーを迎えると、ローズキングダムが4番手につけ、ルーラーシップが8番手までポジションを引き上げます。 そしていよいよ最後の直線、ナムラクレセントが早々に脚が上がり、アーネストリーが変わって先頭に立ち、抜け出します。2番手だったにも関わらず、脚色は落ちず、むしろ俄然自分のペースで走り抜けていきます。

ローズキングダムも必死に追い上げますが、アーネストリーとの差が中々縮まらず、エイシンフラッシュがローズキングダムに追いついてきました。

ここでやはり来たのが女王ブエナビスタ。ローズキングダムとエイシンフラッシュに取りつき、かわしにかかります。しかし、ブエナビスタもここまでで、アーネストリーがそのままゴール板を駆け抜け、見事にGI初タイトルを手中に収める事となりました。 走破タイムは2分10.1秒と、レースレコードであり、又、コースレコードをも記録した、力強い競馬でした。又、アーネストリーは父親グラスワンダーとの宝塚記念父仔制覇をも達成。

これは宝塚記念史上初めての事であり、多くの記録が生まれる結果となりました。 今年の宝塚記念は、去年の最強4歳世代が5歳を迎え、まだまだ立ちはだかるのか、それとも4歳を迎える新鋭達や、天皇賞(春)でまさかの惨敗を喫した3冠馬オルフェーヴルが復活するのか、はたまたアーネストリーが連覇達成となるのか、混戦模様を呈していますが、ファン投票も楽しみに、6月24日の宝塚記念を待とうと思います。


keiba1112 at 13:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)