菊池 さぁ、新潟が開幕します!アイビスサマーダッシュを展望していきましょう。
京介 さてやっと新潟開幕週になりましたよ。これまで開催が8日間だった年は、新潟の開幕は7月の中旬だったんだけれども、今年は8月の頭まで開幕がズレ込んだわけだ。
菊池 そうなりますね。カレンダーの都合もありますが、徐々に後ろへ。
京介 梅雨シーズンがほぼ確実に終わるタイミングになるから絶好の馬場状態を期待できる確率がさらに高まったと言えるでしょ。ちなみに今週末の新潟は、ちゃんと良馬場予報です。アイビスサマーダッシュを予想する上で不確定要素が一つ減るのは助かるよね。
菊池 絶好の馬場状態・好天ということで考えやすくなりますし、素直な印を打ちたいです。
京介 さて最近は、開催タイミングを調整してきた甲斐もあって極端な7・8枠有利が減ってきて軽量馬断然有利という現象も少なくなってきたね。
菊池 3歳牝馬が極端に有利だったり、古馬の牡馬はスプリントGⅠ級でないと苦戦傾向にあったりと紆余曲折ありました。
京介 ちゃんとスピードある馬が内枠を引いたから全然勝ち負けに絡めない、なんてことがあったレースだけどそういう偏りが徐々に是正されてきた。騎手も直線競馬の乗り方を分かってきた様子で、オーバーペースの先行総崩れなんて変な現象がないし、直線競馬に適性のある差し馬が脚を余しすぎることも少ない。
菊池 厩舎・オーナーサイドも「直千」適性の見極めが正確になってきたとも言えるんでしょうね。これは条件戦にも言えることで。
京介 一瞬のミスと当日のちょっとした偏りで結果が変わっちゃう短距離戦だとは言え、トラックバイアスで先に続かない結果ばっかりだったら全国的に認知される名物レースにはなり得ないからね。
菊池 そうですね。速い馬がちゃんと速いという結果を見せてくれないと。
京介 そうそう。強い馬がちゃんと出走してきてくれるレースになるにはちゃんと強い馬がいつも勝ちやすいレースになるべきなんだよ。その後のローテーションも無理のないタイミングだし。新潟新装して直線競馬ができてから、10年以上かけてようやく真っ当なレースになってきたなあと言う印象だね。
菊池 そろそろ1000m重賞をもう一つ増やしたってイイんじゃないか?という頃かもしれませんね。それはまた別の話ですが。
京介 昨年のセイコーライコウも、重賞での先行実績はなかったにしても1回新潟の韋駄天Sを勝って来た馬。オープンの1000m戦で勝つ適性があるか、芝1200m重賞で逃げて好走するスピードがあるか。この2点を重視して予想を組み立てようと。
菊池 シンプルに攻めれば、そのあたりですね。付け加えるならば、毎年言っていますが栗東坂路調教馬が有利な条件だということでしょうか。
京介 さて今年のメンバーだけれども、昨年このレースで上位に好走した馬が人気になる様子だね。1番人気か?と思われたネロは、実際は登録だけだったようで、準オープンの佐世保Sに出るようだし。
菊池 ネロの「直千」適性にはかなり期待していたので残念です。それでも、昨年よりいいメンバーと言えるんじゃないでしょうか。
京介 そうだね。昨年のレースは12頭立てでメンバーも高レベルではなかったし、そこまで再現を期待できるちゃんとした実力があるか?と思う。今年のレベルであれば、新味に期待したいと思ってるんだよね。
菊池 同感です。
セイコーライコウ
京介 昨年勝ってから調子が戻ってないんじゃないか?が一番の不安。昨年、サマーシリーズを連戦できず直接スプリンターズSに向かったのはレースを勝った反動で脚元に不安が出たからだろうと見てるんだよね。
菊池 8歳ながら数を使えてないように、元々体質や脚元に難のある競走生活ですからね。
京介 スプリンターズSで鉄橋鉄を履いていたし。今年の頭は鈴木康弘厩舎の引退寸前のタイミングだったから一度仕上げがピークに近い所まで行ったし、その後竹内厩舎に移籍した直後の韋駄天Sでは体が急に減った。
菊池 当時は竹内厩舎が未勝利でもありました。
京介 そう、その竹内厩舎も開業してから1着がまだ1回だけ。いろいろと昨年7歳夏でピークを迎えて、その後反動がデカすぎて。その状態に戻りきってないだろ?戻せないでしょ?というのがあるんだよね。
菊池 前走の走りだけでは、まだ復調とは言い切れないかと思いますよね。展開も向いていましたから。
京介 うん。厩舎が移って調教のパターンが変わったことも嫌だし、8歳馬をいまさらこのレースで人気させるのも…というところ。いい状態で臨めるかどうかも怪しいと思ってる。
菊池 実績を評価しても相手の1頭まで。消極的に印を回すことになると思います。
リトルゲルダ
京介 この条件自体は得意ではあるし、一昨年3着昨年が4着。相手と決着時計次第で何とかなる水準ではあるけど、昨年サマーシリーズを制した後の反動が大きいのか、まだいい状態に戻ったようには見えないからねえ。
菊池 昨年と比べて、今年はヴィクトリアマイルを使ったのも気掛かりですね。夏に状態を上げる馬なので、前走は使っただけ?と考えたいところですが、サマーシリーズ連覇が目標だけに、照準を合わせてくるのはセントウルSということになるでしょう。
京介 53秒台、54秒前半のタイムを出せる可能性が見えないと、 今年の開幕週良馬場で高い評価をするのは難しいかな。
菊池 調整過程も少し地味に映りますがどうでしょうか。実質58キロ扱いという斤量も重たいように思います。
アースソニック
京介 この馬も、直線競馬で連対はしていないんだけど過去の直線競馬の成績で人気しているパターンだね。前走の函館スプリントSで2着したことも影響は大きいかな。
菊池 そうですね。1000mでは堅実に3着争いに顔を出すし、何せ枠順のヒキが強い。
京介 もちろん差し馬だとしても、これまで適性の高さを見せてきた経緯があるから評価は届く。ただこの馬も6歳になって、大幅な上がり目が見えないからね。個人的にはもう少し筋肉のメリハリも欲しいなあ。
菊池 1600万下・京阪杯の連勝は積極的な競馬で魅せましたが、その後は展開待ち。1000mだと後手に回りがちなので、あくまで2・3着候補として扱いたいですね。
ベルカント
菊池 やっとスピードを活かせる条件に出てきました。というところで評価されていますね。
京介 この馬の場合はダッシュ力を評価されてのものだけど、ここ2走の体つきはかなり悪かったね。背中の筋肉がすっかり落ち切って、大分細く見えた。
菊池 前走はアクシデントでの取り消しでしたが軽度の外傷。そこは気にしなくてもいいかと思います。その取り消しもあって、馬柱の見た目はかなり悪いんですが、それでも単勝は10倍切ってくるでしょうね。
京介 昨年のCBC賞に出走する前には、栗東坂路で49秒0なんてタイムを出してた馬。今年のシルクロードSに出る前にも、50秒9のタイムが出てる。栗東坂路で速いタイムを出す性能はあるんだけど、レースで上手く力を出せてない馬に思えるんだよね。
菊池 そうですね。追い切りタイムだけはいつも抜群で、坂路大将と呼べるほど。
京介 サクラバクシンオー産駒が、最近の直線競馬で通用してるかどうか…。いろいろな悪い材料を覆せるほどの激走を見せるには過去にない大変身を見せてくれないとね。
菊池 状態面に不安はないですし、単純スピードを活かせる条件。これでダメだと厳しいと思いますが、僕は一発狙いならこの馬になるかと思っています。
~~~~
菊池 では、穴馬を挙げましょうか。
サカジロロイヤル
菊池 …やっぱり。
京介 かぶった?(笑)。
菊池 被るでしょう(笑)。
京介 韋駄天Sを勝ったフレイムヘイローも考えたんだけど、追い切りを見てからこの馬にしました。サカジロロイヤルはこれまでホント前走をアテに出来ないタイプで、好走と凡走が飛び飛びなんだけれども、この馬はデキの良し悪しで前走の走りを再現できないからこうなる。実は、追いきりが結果に直結しやすいタイプでもあるんだよね。
菊池 今回は2週続けて速いタイムを出してきていますね。
京介 ざっと過去1年で坂路過去最速の3つを出したのが2015年4月1日(春雷S)の50秒9、2014年3月12日(トリトンS)の51秒3、2014年8月20日(稲妻S)の51秒8。この直後の週のレースでは、結果を出してる。
菊池 トリトンSこそ大敗でしたが、基本的には追い切り時計が良いときが買い時の馬と言えそうですね。
京介 全部、短い間隔で使われつつ前走大敗の次のレースだから、デキが上向いた時に即変わり身してくれて結果を出せる馬、とも解釈できる。
菊池 連続好走はしないムラ駆けタイプでしたが、昨秋からオープン・重賞でもコンスタントに走れるようになってきました。
京介 実力は京阪杯3着があるように、このクラスの重賞でも先行して踏ん張る力がある。直線競馬も、前回の韋駄天Sは負けたけど直前追い切りであまり動いてなくて出来が半端だった時。それまでは直線競馬2戦して2着2回だから適性はあるんだよ。1000mの持ち時計は、昨年稲妻Sの54秒4があるしね。
菊池 前走の負けが良い形で迷彩になってくれていますね。勝ったフレイムヘイローとはハンデ3キロ差がありましたが、今回は同斤にもなります。
京介 今回は追い切りタイム自体も51秒6が出ているし、映像を見てもかなりしっかり走っていた。これは馬のタイプ的に、韋駄天Sからの巻き返しがあると思った。出遅れてヨレてしまって追走グダグダなレース内容だったから、実力で負けた内容じゃないと見ているしね。
菊池 国分優作騎手はティーハーフ・サドンストームの主戦も務めていて、このサマージョッキーシリーズは千載一遇の大チャンスですから。気合が入っているはずですよ。苦労人がデビュー7年目にして遂に掴んだチャンスをモノにして欲しいと思っています。
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菊池 では、こんなところにしておきまして、最終結論はコラムとガチンコ予想でチェックしていただきましょう!
※最終結論は、それぞれのコラムでチェック!!
アイビスサマーダッシュ 展望
京介 さてやっと新潟開幕週になりましたよ。これまで開催が8日間だった年は、新潟の開幕は7月の中旬だったんだけれども、今年は8月の頭まで開幕がズレ込んだわけだ。
菊池 そうなりますね。カレンダーの都合もありますが、徐々に後ろへ。
京介 梅雨シーズンがほぼ確実に終わるタイミングになるから絶好の馬場状態を期待できる確率がさらに高まったと言えるでしょ。ちなみに今週末の新潟は、ちゃんと良馬場予報です。アイビスサマーダッシュを予想する上で不確定要素が一つ減るのは助かるよね。
菊池 絶好の馬場状態・好天ということで考えやすくなりますし、素直な印を打ちたいです。
京介 さて最近は、開催タイミングを調整してきた甲斐もあって極端な7・8枠有利が減ってきて軽量馬断然有利という現象も少なくなってきたね。
菊池 3歳牝馬が極端に有利だったり、古馬の牡馬はスプリントGⅠ級でないと苦戦傾向にあったりと紆余曲折ありました。
京介 ちゃんとスピードある馬が内枠を引いたから全然勝ち負けに絡めない、なんてことがあったレースだけどそういう偏りが徐々に是正されてきた。騎手も直線競馬の乗り方を分かってきた様子で、オーバーペースの先行総崩れなんて変な現象がないし、直線競馬に適性のある差し馬が脚を余しすぎることも少ない。
菊池 厩舎・オーナーサイドも「直千」適性の見極めが正確になってきたとも言えるんでしょうね。これは条件戦にも言えることで。
京介 一瞬のミスと当日のちょっとした偏りで結果が変わっちゃう短距離戦だとは言え、トラックバイアスで先に続かない結果ばっかりだったら全国的に認知される名物レースにはなり得ないからね。
菊池 そうですね。速い馬がちゃんと速いという結果を見せてくれないと。
京介 そうそう。強い馬がちゃんと出走してきてくれるレースになるにはちゃんと強い馬がいつも勝ちやすいレースになるべきなんだよ。その後のローテーションも無理のないタイミングだし。新潟新装して直線競馬ができてから、10年以上かけてようやく真っ当なレースになってきたなあと言う印象だね。
菊池 そろそろ1000m重賞をもう一つ増やしたってイイんじゃないか?という頃かもしれませんね。それはまた別の話ですが。
京介 昨年のセイコーライコウも、重賞での先行実績はなかったにしても1回新潟の韋駄天Sを勝って来た馬。オープンの1000m戦で勝つ適性があるか、芝1200m重賞で逃げて好走するスピードがあるか。この2点を重視して予想を組み立てようと。
菊池 シンプルに攻めれば、そのあたりですね。付け加えるならば、毎年言っていますが栗東坂路調教馬が有利な条件だということでしょうか。
京介 さて今年のメンバーだけれども、昨年このレースで上位に好走した馬が人気になる様子だね。1番人気か?と思われたネロは、実際は登録だけだったようで、準オープンの佐世保Sに出るようだし。
菊池 ネロの「直千」適性にはかなり期待していたので残念です。それでも、昨年よりいいメンバーと言えるんじゃないでしょうか。
京介 そうだね。昨年のレースは12頭立てでメンバーも高レベルではなかったし、そこまで再現を期待できるちゃんとした実力があるか?と思う。今年のレベルであれば、新味に期待したいと思ってるんだよね。
菊池 同感です。
セイコーライコウ
京介 昨年勝ってから調子が戻ってないんじゃないか?が一番の不安。昨年、サマーシリーズを連戦できず直接スプリンターズSに向かったのはレースを勝った反動で脚元に不安が出たからだろうと見てるんだよね。
菊池 8歳ながら数を使えてないように、元々体質や脚元に難のある競走生活ですからね。
京介 スプリンターズSで鉄橋鉄を履いていたし。今年の頭は鈴木康弘厩舎の引退寸前のタイミングだったから一度仕上げがピークに近い所まで行ったし、その後竹内厩舎に移籍した直後の韋駄天Sでは体が急に減った。
菊池 当時は竹内厩舎が未勝利でもありました。
京介 そう、その竹内厩舎も開業してから1着がまだ1回だけ。いろいろと昨年7歳夏でピークを迎えて、その後反動がデカすぎて。その状態に戻りきってないだろ?戻せないでしょ?というのがあるんだよね。
菊池 前走の走りだけでは、まだ復調とは言い切れないかと思いますよね。展開も向いていましたから。
京介 うん。厩舎が移って調教のパターンが変わったことも嫌だし、8歳馬をいまさらこのレースで人気させるのも…というところ。いい状態で臨めるかどうかも怪しいと思ってる。
菊池 実績を評価しても相手の1頭まで。消極的に印を回すことになると思います。
リトルゲルダ
京介 この条件自体は得意ではあるし、一昨年3着昨年が4着。相手と決着時計次第で何とかなる水準ではあるけど、昨年サマーシリーズを制した後の反動が大きいのか、まだいい状態に戻ったようには見えないからねえ。
菊池 昨年と比べて、今年はヴィクトリアマイルを使ったのも気掛かりですね。夏に状態を上げる馬なので、前走は使っただけ?と考えたいところですが、サマーシリーズ連覇が目標だけに、照準を合わせてくるのはセントウルSということになるでしょう。
京介 53秒台、54秒前半のタイムを出せる可能性が見えないと、 今年の開幕週良馬場で高い評価をするのは難しいかな。
菊池 調整過程も少し地味に映りますがどうでしょうか。実質58キロ扱いという斤量も重たいように思います。
アースソニック
京介 この馬も、直線競馬で連対はしていないんだけど過去の直線競馬の成績で人気しているパターンだね。前走の函館スプリントSで2着したことも影響は大きいかな。
菊池 そうですね。1000mでは堅実に3着争いに顔を出すし、何せ枠順のヒキが強い。
京介 もちろん差し馬だとしても、これまで適性の高さを見せてきた経緯があるから評価は届く。ただこの馬も6歳になって、大幅な上がり目が見えないからね。個人的にはもう少し筋肉のメリハリも欲しいなあ。
菊池 1600万下・京阪杯の連勝は積極的な競馬で魅せましたが、その後は展開待ち。1000mだと後手に回りがちなので、あくまで2・3着候補として扱いたいですね。
ベルカント
菊池 やっとスピードを活かせる条件に出てきました。というところで評価されていますね。
京介 この馬の場合はダッシュ力を評価されてのものだけど、ここ2走の体つきはかなり悪かったね。背中の筋肉がすっかり落ち切って、大分細く見えた。
菊池 前走はアクシデントでの取り消しでしたが軽度の外傷。そこは気にしなくてもいいかと思います。その取り消しもあって、馬柱の見た目はかなり悪いんですが、それでも単勝は10倍切ってくるでしょうね。
京介 昨年のCBC賞に出走する前には、栗東坂路で49秒0なんてタイムを出してた馬。今年のシルクロードSに出る前にも、50秒9のタイムが出てる。栗東坂路で速いタイムを出す性能はあるんだけど、レースで上手く力を出せてない馬に思えるんだよね。
菊池 そうですね。追い切りタイムだけはいつも抜群で、坂路大将と呼べるほど。
京介 サクラバクシンオー産駒が、最近の直線競馬で通用してるかどうか…。いろいろな悪い材料を覆せるほどの激走を見せるには過去にない大変身を見せてくれないとね。
菊池 状態面に不安はないですし、単純スピードを活かせる条件。これでダメだと厳しいと思いますが、僕は一発狙いならこの馬になるかと思っています。
~~~~
菊池 では、穴馬を挙げましょうか。
サカジロロイヤル
菊池 …やっぱり。
京介 かぶった?(笑)。
菊池 被るでしょう(笑)。
京介 韋駄天Sを勝ったフレイムヘイローも考えたんだけど、追い切りを見てからこの馬にしました。サカジロロイヤルはこれまでホント前走をアテに出来ないタイプで、好走と凡走が飛び飛びなんだけれども、この馬はデキの良し悪しで前走の走りを再現できないからこうなる。実は、追いきりが結果に直結しやすいタイプでもあるんだよね。
菊池 今回は2週続けて速いタイムを出してきていますね。
京介 ざっと過去1年で坂路過去最速の3つを出したのが2015年4月1日(春雷S)の50秒9、2014年3月12日(トリトンS)の51秒3、2014年8月20日(稲妻S)の51秒8。この直後の週のレースでは、結果を出してる。
菊池 トリトンSこそ大敗でしたが、基本的には追い切り時計が良いときが買い時の馬と言えそうですね。
京介 全部、短い間隔で使われつつ前走大敗の次のレースだから、デキが上向いた時に即変わり身してくれて結果を出せる馬、とも解釈できる。
菊池 連続好走はしないムラ駆けタイプでしたが、昨秋からオープン・重賞でもコンスタントに走れるようになってきました。
京介 実力は京阪杯3着があるように、このクラスの重賞でも先行して踏ん張る力がある。直線競馬も、前回の韋駄天Sは負けたけど直前追い切りであまり動いてなくて出来が半端だった時。それまでは直線競馬2戦して2着2回だから適性はあるんだよ。1000mの持ち時計は、昨年稲妻Sの54秒4があるしね。
菊池 前走の負けが良い形で迷彩になってくれていますね。勝ったフレイムヘイローとはハンデ3キロ差がありましたが、今回は同斤にもなります。
京介 今回は追い切りタイム自体も51秒6が出ているし、映像を見てもかなりしっかり走っていた。これは馬のタイプ的に、韋駄天Sからの巻き返しがあると思った。出遅れてヨレてしまって追走グダグダなレース内容だったから、実力で負けた内容じゃないと見ているしね。
菊池 国分優作騎手はティーハーフ・サドンストームの主戦も務めていて、このサマージョッキーシリーズは千載一遇の大チャンスですから。気合が入っているはずですよ。苦労人がデビュー7年目にして遂に掴んだチャンスをモノにして欲しいと思っています。
~~~~
菊池 では、こんなところにしておきまして、最終結論はコラムとガチンコ予想でチェックしていただきましょう!
※最終結論は、それぞれのコラムでチェック!!