菊池 土曜日の東京では、ダイヤモンドSが行われました。こちらも回顧していきましょう!

ダイヤモンドステークス回顧


2016年02月20日 1回東京7日目
11Rダイヤモンド・G3
  芝3400M 16頭立  芝:稍重  天候:



馬名性齢斤量騎 手タイム着差単オッズ
馬体重 増減コーナー順後3F
1510トゥインクル牡554.0勝 浦3:37.86.84468 K-14⑨-⑨-③-①37.1
2816フェイムゲーム牡658.5三浦皇3:38.55.62470 K⑫-⑪-⑬-⑧37.0
3203ファタモルガーナセ856.0内田博3:39.314.28486 K-6⑩-⑨-⑪-⑪37.5
4407タンタアレグリア牡455.0蛯名正3:39.511/44.21478 K0⑦-⑦-⑥-③38.4
5204マイネルメダリスト牡855.0柴田大3:40.746.813504 K0⑦-⑦-⑧-⑤39.4
6611モンドインテロ牡454.0池 添3:40.81/26.33482 K+4⑪-⑪-⑧-⑤39.5
7101スピリッツミノル牡453.0松 岡3:41.113/426.311494 K0⑫-⑬-⑪-⑧39.5
8713ネオブラックダイヤ牡854.0秋 山3:41.23/423.09526 K+4①-①-①-①40.5
9509サイモントルナーレ牡1048.0石 神3:41.31/2318.816468 K+8⑯-⑮-⑮-⑬39.2
10612ニューダイナスティ牡754.0石橋脩3:42.1180.715476 K-6③-③-②-③41.0
11815カムフィー牡754.0横山典3:43.08.15466 K+6⑭-⑮-⑮-⑬40.9
12306ゴッドフロアー牝649.0井上敏3:43.11/2126.914496 K-6⑤-⑤-⑥-⑬41.0
13408エバーグリーン牡851.0吉田豊3:43.1クビ46.412508 K0⑤-⑤-⑧-⑧41.5
14102ホッコーブレーヴ牡856.0田 辺3:44.9大差11.26476 K⑭-⑭-⑬-⑫43.0
15305マドリードカフェ牡553.0大 野3:45.614.07530 K-4③-④-③-⑦44.2
16714ペルーサ牡956.0ヴェロ3:46.626.110522 K+6②-②-③-⑯44.4
▼ハロンラップ  後半3F-37.1(--.-) ※カッコ内はクラスの平均タイム
   
34003200300028002600240022002000180016001400120010008006004002000
13.212.412.612.512.313.113.313.813.312.513.113.013.012.611.712.612.8
Lap Chart
    同馬場状態におけるクラス平均ラップ        今回ラップ
▼1コーナー
 13,14(5,12)(8,6)(4,7)110,33,11(216,1)(15,2)9
▼単勝 時系列オッズ
基準単直前
0132.625.426.425.9
0211.49.810.511.6
037.212.513.415.1
0438.227.928.936.4
0539.015.314.514.3
0661.470.472.594.6
073.05.04.54.6
0822.932.532.933.8
09149.4135.6143.9208.5
106.57.07.86.8
117.76.76.76.8
1247.571.881.8121.0
1319.122.623.321.9
1439.318.117.118.6
158.17.88.28.0
166.76.76.25.5
◇朝10:36  ◇昼11:54  ◇直前15:03
▼2コーナー
 13,14,12,5(8,6)-(4,7)(33,110)(216,11)1,2(9,15)
▼3コーナー
 13,12(5,14,110)(6,7)(8,4,11)(33,1)(216,2)(9,15)
▼4コーナー
 (13,*110)-(12,7)(4,11)5(8,216,1)33,2(9,6,15)14
単勝10680円
複勝10230円
16250円
03340円
枠連5 - 81,290円
ワイド10 - 161,400円
03 - 101,380円
03 - 161,660円
馬連10 - 163,300円
馬単10 - 166,000円
3連複03 - 10 - 1611,180円
3連単10 - 16 - 0358,400円
トゥインクル  厩舎 牧田和弥(栗東)
2011年04月15日生  牡  栗毛  
父 ステイゴールド  (ヘイロー系)
母 ロングスターダム  母父 ノーザンテースト
馬主 畑佐 博氏
生産者 いとう牧場



<天候・馬場について>
東京芝の馬場分析データ 
■内外集計(連対数)
状態 直線馬場差 今週 先週 開催
最内 ◎良 -1 2 6 16
◎良 0 8 7 31
◎良 0 7 5 25
◎良 0 4 2 11
大外 ◎良 0 0 0 0
■決まり手集計
(連対数)
今週 先週 開催
逃げ 3 7 18
先行 7 6 30
差し 9 6 29
追込 2 1 6


菊池 午前中から雨が降り始め、現場での作業は大変だったんじゃないでしょうか。

京介 パドックで雨が降り始めたのは、午前中の2Rぐらいからだったね。昼過ぎまではしとしとと降って傘をさすか微妙な時間帯もあったから、このまま行ってくれないかなあ~と思っていたんだけども。願いむなしく昼過ぎから猛烈に雨足が勢いを増してきてしまったね。

菊池 暮れから1月はあんなに降らなかったのに…。

京介 わずかながら風も出ていたし、やっぱり作業はしんどかったよ。手が滑るしね…。

菊池 芝は6Rまでが良馬場発表で開催されましたが、13:41から稍重に変更となりました。

京介 そうだね、その時はまだ確かにやや重ぐらいだったと思うよ。

菊池 ダイヤモンドSが行われる頃には、発表こそ稍重でしたが見た目にはもっと悪く見えました。

京介 そうなんだよ~。雨が強くなってきた午後から馬場の色が変わってきてたし、9Rのフリージア賞を見てると、明らかにぬかるんで掘れていた様子があった。まだこの時は馬群が固まって4角を通過していたけど、それで馬群の3列目より後ろを進む騎手の帽子が、4角時点で真っ黒になっていた。よっぽどの馬場状態があるかも知れない…とは感じてたよ。

菊池 どんどん悪くなっていきましたね。

京介 ただ、馬場表記としては9Rフリージア賞はやや重か重?ぐらいの内容だった。その後もさらに雨が強くなって悪化もしたんだろうね。メインRと12Rは不良馬場に変わったとみても差し支えない馬場状態だったと思うよ。

菊池 そうですよね。発表は稍重のまま突き通していましたが…。

京介 若干暗い館内の、それほどキレイではないモニターでメインレースを見てると、4コーナー出口で全員顔や帽子に泥をかぶってるから、「あれ?先団よりうしろの馬はどれも黒帽かな?」みたいな感じだったし。ラップも突き抜けてる馬がラスト2Fでバタバタになっている様子だものね。

菊池 やっぱりどう考えてももっと悪かったですよね。

<レース展開について>

菊池 3400mのスタート地点は角度的に見にくいのですが、概ね揃ったスタートに見えました。主だった馬ではモンドインテロが半馬身ほど出遅れた程度でしょうか。

京介 そう。映像としては外の8枠2頭が出遅れたのかと感じるけど、パトロールビデオだと最初の3歩はそう悪くない。ま、その後すぐ内に全馬殺到するから、内外の差が徐々に出ていくんだけども。

菊池 スタート地点のカメラの関係もありますよね。

京介 そして内の方ではホッコーブレーヴが、中枠ではサイモントルナーレがちょっとノメっていたのかイマイチな出脚だった。

菊池 まず、意欲的な姿勢を見せたのはマドリードカフェ。これを追ってゴッドフロアーでしたが、押して押してネオブラックダイヤが3コーナーでハナに立っていきましたね。これを追うように同じ7枠のペルーサも前へ。

京介 思ったよりも慎重に行く感じではなかったね。6Rや9Rを見ていると、今日の馬場は隊列前目に置いて勝負した方がいいのかな?と思わせる結果だったし、今日の芝で勝ち負けを争っていて今回軽量だった騎手は、なおさら前で勝負すべきと考えたのかもね。

菊池 最初の直線に向く頃にはネオブラックダイヤが先導。ペルーサは掛かりながら2番手。その後に赤い帽子の3枠2頭がつけていました。ペルーサが掛かっていたものの、他は道悪の影響もあってか折り合いが付いていた馬が多かったですね。

京介 まあ、今年のメンバーは近2走以内に3000m級をこなしていた馬ばかりだったし。スピード性能が物足りないとはいえ、折り合い経験という部分では心配のない馬が多かったよね。

菊池 2コーナーまでには、先頭から最後方までが、この距離の割には縦長にならない馬群。

京介 最初1週目の4コーナーではまだ先頭と最後尾まで2秒近く開いてたんだけど、スタンド前で先頭の馬がグッと下げた。そこで後続が差を詰めてきた形だね。

菊池 そうかそうか。

京介 ペースを下げようとすると、途端にスピードがかなり落ちてしまう状況だったことも付け加えておこう。まずそもそもノメってどうしようもないし、このレースは1周目に掘れたあと、2周目は補正もないボロボロの内を通過しなければならないからね。

菊池 そうですね。差を詰めるなら傷みの少ない1~2コーナーを利用して…という考えもあったかもしれませんね。

京介 ちなみにスピリッツミノルやホッコーブレーヴも、向正面で外を押し上げて来ようとそぶりは示すんだけども…。うーん進まない。持ったまま追走する時のギアのままでジワッと…が全然できない馬場状態だったかも。

菊池 3コーナーを回る頃には先行勢が徐々に脱落を始めます。その中で手応えが違ったのがトゥインクル。他馬の手綱が動く中、抑えきれない手応えで先頭に立ちました。

京介 早めのスパート、とアナウンスされてるけれども、映像を見ればわかる通り手綱を引っ張ったまま。通ったルートも緑色の洋芝が残っている部分ではなく、その少し内。スタミナ性能が図抜けてるというよりは、よっぽどこの馬場が上手いんだろうね。

菊池 そうなんですよね。まるで苦にしていなくて、むしろ勝浦騎手が周りに併せて抑えたがっていたほど。

京介 先頭集団も、ずっと我慢できたわけではなく向正面で動いているから、ここで一気にスピードの違いで交わされてしまうと、さすがに萎えるだろうと。追っ付けても抵抗できるぐらいギアを上げられないから、リズムも崩される。

菊池 もう余力がないところに並ばれると苦しいですね。箱根駅伝でもよく見るシーン。

京介 だけどちょうど10分前の京都メイン:京都牝馬Sでは、スナッチマインドが抜群の手応えで抜けたのに差された様子があったけど、トゥインクルは全然止まらなかったね。余力の差もあったけど良くバテなかった。

菊池 道中を後方の内で我慢していたフェイムゲームは4コーナーでは外に出し、一気に追撃態勢。58.5キロを背負いながら他馬には完勝と言える競馬を披露しているものの、トゥインクルだけが別次元というような走り。

京介 フェイムゲームも、レースを細かく見ると1周目スタンド前で最内に入れて、向正面もずっと最内インベタの悪い箇所を通ってる。外に出すまではずっと持ったままなんだ。この斤量を背負ってあの手応えの良さだから、この馬も図抜けて道悪は得意だよね。

菊池 そうですね。

京介 トゥインクルが変な止まり方をしていたら、差せるだけの脚はあったと思う。この日はバテないで直線脚を使うことに専念すべき状況だったし、仕掛けのタイミングの違いで着差が開くのはしょうがないと考えるよ。

菊池 離れた3着争いは、内に突っ込んでそれなりに勢いのあったファタモルガーナが浮上。4着に敗れたタンタアレグリアも最後まで止まらずに踏ん張ってはいたものの、仕方のない結果と言えそうです。

京介 ファタモルガーナは直線まで我慢、タンタアレグリアはトゥインクルについて行って勝ちに動いたための差はあるよ。だけども、タンタアレグリアはどういう状況においても中途半端なところで息が切れてしまう…。

菊池 バテバテになった馬と、余力のある馬の差が大きかったために直線ではバラバラ。ハンデ戦とは言え、この距離ですから仕方はないです。でも、馬場の影響でいつも以上に大きな着差が付きましたね。

京介 いやーこれは…。負けてなお苦労をしそうな…。京都記念よりも疲労が残りそうな競馬かも知れないね。

<結果を受けて…>

菊池 まずは、明らかに発表以上にダメージのあった馬場状態。いつも以上にスタミナが問われましたね。

京介 この条件のレコードタイムが3分29秒4、例年30秒から31秒台で決着する。雨が降ったとしても想定されるのは3分35秒台ぐらいかな。それなのに今回は勝ち馬が3分37秒8。5着が大きく離れて3分40秒台。勝ち馬の上がりが37秒1だよ。

菊池 例年ですらマラソンレースなのに、これはちょっと…異次元ですよね。

京介 しっかり伸びて強い競馬ができた、というよりは、ホント常識はずれに重たい馬場になって、「バテる度合いが他馬よりもマシだった」という馬が上位に入線できたと考えるべきでしょう。とは言え、人気上位の馬がまあまあ掲示板に来れているのはみんな馬券上手いなと感じる所だけども。

菊池 フェイムゲームが実力を発揮して、昨年2着馬のファタモルガーナに昨年以上の着差を付けて2着。ファタモルガーナも悪い競馬はしていない。タンタアレグリアもそう見えます…。これはもう、トゥインクルが異常なまでの道悪巧者だったというだけでは?(笑)。もちろんスタミナがあるのはもちろんですが、道悪が巧い上にスタミナ無尽蔵キャラだった。4角の手応えとか異常じゃないですか。

京介 トゥインクルはまだ高柳瑞樹厩舎所属だった時に、未勝利戦の芝2400mでこういう馬場をこなして勝った経験があるんだよね。しかしそれでもレースで他馬が苦労しているときにあれだけスイスイ走れるのは、経験とかでは語れない、異様な重馬場の上手さがあるよ。1頭だけスナップが効いてるかのように、膝を伸ばして走れてるからね。

菊池 こんなダイヤモンドSはそうそうないと思うので、後年に役立つかは甚だ疑問ですが、超長距離戦において、道悪の巧さがチート的な武器になるということは覚えておけばいいのかな…とは思いました。

京介 それは同感です。ただ、他場での道悪勝利経験のある、スピリッツミノルやサイモントルナーレは、勝った時と似た舞台になったのに、道中スイスイ行ける様子ではなかったね。あくまで近走の調子・仕上がりの良さありきで、それに加えて同じ競馬場での重馬場実績ありと。けど良くこんな条件が都合よく揃ったものだと、そちらの方にも驚くよ。

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トゥインクル

菊池 この馬は、14年6月7日に東京芝2400mで未勝利を圧勝。この日ってジャスタウェイが勝った、不良馬場の安田記念が行われた日だったんですよね。

京介 そうです。当時は高柳厩舎らしくダート兼用タイプのような仕上げで、前脚を叩き付ける走りが全然直ってなかった頃だね。そのレースの2着馬3着馬は人気薄、その後未勝利を勝ちあがる力をつけることはなかった…と言うオチもある。

菊池 展望でも強みとして強調しましたが、脚の速さで負けたことはあっても、スタミナ比べや我慢比べでは負けたことがなかったという馬でしたね。実際、未勝利勝ち後はどこでもスピードが足りなくて、ダート長距離を使われていた馬。ステイヤーズSはアルバートが強すぎたから仕方なし。万葉Sでもスピード負けしていたような馬だもんな…。

京介 そうなんだよね。スローの上がり勝負だった万葉Sとの対比で考えるとハッキリする。あそこでは1番人気を背負ったのに、脚の速さがない分で負けているからね。

菊池 もっとスタミナ条件じゃないとダメだったんだ(笑)。

京介 そして補足すると、勝浦正樹騎手は今シーズンずっと不調で、これが今年2勝目。重賞勝ちもパドトロワ以来3年ぶりか。

菊池 そうそう、それで少し評価を下げました。3000m以上の実績も乏しいですから。

京介 牧田和弥厩舎は重賞の2着がチラホラあったんだけども、これが重賞初勝利。なかなか勝ちきれない騎手・厩舎のコンビだったんだよね。よくぞまあこんな単勝オッズになったなあと、レース直前は思ってたよ。

菊池 今後、いつ馬券の役に立つかは全くもって不明ですが(笑)。天皇賞(春)が不良馬場になったら全財産とできる限りの借金をして、この馬にブチ込ましょうか(笑)。

京介 できれば厩舎としても、ステイヤーという目線で使ってほしくないよね。スタミナ無尽蔵の重馬場得意という目線で使ってほしい。開催末期の重賞なら、2200mでも出てほしいと思う。

菊池 距離云々だけでは語れない部分がありますね。

京介 ゴールドシップしかり、昨年チューリップ賞のココロノアイしかり。ディープインパクト産駒が活躍できないだろうという場面でのステイゴールド産駒は、いつでも破壊力があるものね。天皇賞春も、3年連続ディープインパクト産駒が人気していながら、ステイゴールド産駒が3連覇してる。その流れを汲んだ活躍ができるのかも注目だね。

菊池 イギリスのゴールドカップに挑戦する手立てとかないんですかね?と、調べたら04年にイングランディーレが出走していましたね。この馬にもチャレンジしてみてほしい(笑)。

フェイムゲーム

菊池 まずもって、今回のデキはどうだったんですか?

京介 パドックを見る前は、相当悪いと思っていたから、思ったよりも良い、という印象はあったよ。この馬はいつも腰が上下してトモが大きく流れる歩様だから、それはそれで心配しないでいい。それよりは、歩様が大きく伸びてこそ。前肢の出が時々ぎこちなかったり、肩の出がおとなしいかな?と気持ち感じたのはこの馬としては良くないかな、とは考えたけど…。

菊池 ほうほう。

京介 けど、総合的には、手先のバネも標準以上に良いし、十分整ってきていたと感じた。あれ?ローテーションは悪かったけど、本気っぽいなあとは思ったね。

菊池 昨年が58キロで完勝して、天皇賞(春)で2着。58.5キロは軽かったですよね。

京介 けど今回は、周りの斤量を下げていたのではないかと思うぐらい相対的な差はあった。単体では重たくはない、けど周りを見ればもちろん重たい。最近の競走馬は心身のレベルが上がってるんじゃないかと思うけど、60kg背負わない限りは重賞複数勝利馬に「重たい」と言ってはいけないんだろうね。

菊池 今年も天皇賞(春)が目標というのは良いとして、この競馬のダメージは心配です。

京介 そこは同感だね。追い切りのトーンが例年よりもイマイチだったと思うけど、この調整のままで行くのか、あるいは追い切りが明らかに強化されるのか。昨年の天皇賞(春)出走前の履歴と比較して判断したいね。


ファタモルガーナ

菊池 8歳ですが、適性が特殊すぎることと、故障があって使い込まれていません。やっぱりまだ体は若いのでしょうか。

京介 ディープインパクト産駒の高齢馬、第一世代馬が未だに各地で好走しているけど、「出るからにはちゃんと走れる状態」にあると決めつけた方がいいかも。パドックで馬体を比較すると、若い馬には劣るし、もう上がり目なんてないなと見てしまうんだけどね。馬単体ではキッチリ作られてるよ。

菊池 直線では、一瞬でしたが凄い脚を使っていたように見えました。他馬がバテまくっていたからだとは思いますが、この馬自身、伸びていますよね。

京介 前回早捲りで止まってしまったから、今回目を切った人は多かったと思うけど、脚を溜めて運べれば仕掛け所でキチンと反応できるんだと。自分も驚いたわ。

菊池 やはりスタミナはかなりのものですね。引き続き、狙えるレースは少ないと思いますが。目黒記念で似たような馬場になれば…とかかなぁ。

京介 いや、ディープインパクト産駒の高齢馬の特徴は、小倉大賞典のダコールしかり、「過去に好走できていた条件」はちゃんと反応してくれるところだと思う。芝の質やローテーションで判断しない方がいいんだろうね。体の形が「その条件を走れるように」固まってしまってる、と思った方がいいのかも。その上で、スピードに特化した馬場じゃあ苦しいけど、雨が降れば我慢してくれるわけだから。

その他

菊池 タンタアレグリアがファタモルガーナに先着されたのはハンデの分でしょうね。

京介 タンタアレグリアは重賞を勝ってる馬ではないんだけどなあ~。ハンデキャッパーの評価が高くて、なかなかハンデを下げてもらえない馬かも。

菊池 展望でも京介さんが言っていたとおり、フェイムゲームを58.5キロで収めた分、ハンデに妙な歪がありましたよね。

京介 これは今後も、この手法を多用してくるかも。ただ、こうした時のトップハンデは勝てないまでも力を示すことが多いし、軽い馬が数多く増えることで、序盤のレース展開が荒れるというのは気を付けたい。ハンデが軽い!と思っている騎手が積極的に動くから、結局スタミナレースにするという。

菊池 来年もフェイムゲームが出走する可能性があるので、ハンデについては似た現象が起きないか、注意しましょう。また、他のハンデ戦にもこの考えは応用できるかも。ところで、僕はホッコーブレーヴに本命を打ったのですが、主な敗因は仕上がり?馬場?

京介 蹄は確実に良くなっていたよ。体つきも良く整っていたと思ったね。むしろフェイムゲームよりも早くに帰厩して本数も乗っていて…。フェイムゲームよりも万全だと見えたけどなあ。

菊池 うーん、そうですか。

京介 雨が降った東京芝はこれまでさんざんこなしてきたのに、本格的な不良はダメでした…と言うオチなの?重賞を勝ててない馬の安定感のなさは、こんなものだという所なのかな。

菊池 そう解釈するしかないですかね。

京介 高齢馬の場合はなおさら、「過去に好走してないレースでは激走期待をするな」ということなのかもしれない。完全にバテるとは正直思わなかったわ。日経賞で巻き返してくれるかどうか…。

菊池 期待しにくいなぁ…。

<教訓まとめ>

・長距離ハンデ戦のトップハンデは、レースは厳しいが期待には応えてくれることが多い。

・ステイヤーズSとダイヤモンドSは、同じステイヤー条件でも別の質のレース。着順も簡単に入れ替わる。万葉S組も、好走馬を多数輩出する良いローテーションだが、上位好走馬をすぐ信用しないこと。

・3歳クラシック重賞で上位に健闘したことが、全く役に立たないレース。3000m級の距離で複数回好走していることの方が、遥かに役に立つ。

・特殊条件に加えて極悪馬場。次走出走時は今回のダメージに注意!

<次走巻き返し警戒馬>

<菊池>…モンドインテロ (もっとマトモな状況で)

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菊池 では、今回の回顧はここまでです。続いて、フェブラリーSも回顧していきましょう。 ブログランキング
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