菊池 京都金杯も回顧していきましょう。


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京都金杯回顧



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<天候・馬場について>

菊池 お正月から晴れっぱなしで、雨の心配も影響もなく始まりましたね。

京介 京都もこの木曜日は好天の一日だったんだよね。

菊池 開幕週の京都ですが、見た目には綺麗な芝に見えなかったですね。やはり前開催の傷みを引きずっているような。

京介 そうそう。芝の1200m、1400m、1600mのゲートを置いていた部分は茶色く剥げているし、京都芝コースは横幅が広いとはいえ、内ラチから馬場の5分の3から外側は、補正が間に合わなかった感じだよね。

京介 だからこそ、相対的にAコース・Bコース部分の芝はより良好だと感じる。内ラチ沿いはかなり良かったんじゃないかと思うよ。だけど、外回りの4コーナーがやけに掘れていたのは気がかりだったなあ。この開催は馬場が荒れるのが早いのかも…とは予感させたね。

菊池 連続開催で先が長いだけに心配です。


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<パドックについて>

菊池 久々に18頭立てフルゲートが出揃いましたが、パドックはどんな印象でした?

京介 こちらも中山金杯と一緒だね。変則的な日程で、ただ出るだけの馬はメリハリがかなり落ちているし、ちゃんと勝負気配あってキッチリ仕上げてきた馬は良く見える。例年、陣営のやる気あるナシがやたら顕著に出るのが金杯だけれども、今年もそういう気配はあった。

京介 最内枠のブラックスピネルは、前回がやたら増えてずんぐり、今回はキッチリ引き締まって出てきていた。こういうパターンは確かに良い。そして連戦が続いて上がり目に乏しい馬は、どうしても痩せこけて出てしまう。モニターでも「出来の格差」は結構出ていたように感じたなあ。

<レース展開について>

京介 そういえば京都の芝1600mは、ゲート委員が赤旗を振る映像と、ゲートとが被る角度になるんだけど、今回は赤旗が振られたタイミングで、17番ムーンクレストがもうゲートインした所が映像の画に入っていた。こんなに早いタイミングで入れてもいいもんなのかと。

京介 全体に特に問題なくサクサク入っていたけど、このムーンクレストが入った所から数えると、45秒ほどでラスト1頭。ガリバルディがちょっとごねたけど、ゲートが開いたのは1分弱というぐらい。でもまあ、早い方だわな。

菊池 テイエムタイホーがゲート内でうるさくて、前のめりに出た他は、概ね揃っていたでしょうか。人気のエアスピネルが、ゆっくりと出ましたが、これは長い距離に対応してきたから、ゲートの出はこんな感じだった、といったところで。

京介 あの緑帽でずるっと下がった馬は、12番ミッキージョイか。横山典弘騎手だね…。

京介 ちなみに、真っ先にゲートに入れたムーンクレストは、非常に良いスタートだった。枠が不利過ぎて結局圏外だったけど、これは覚えておきたいね。

菊池 先手争いですが、ポジションを取りたい馬が多かったですね。間から8番ペイシャフェリス、そして9番ダイシンサンダーが、外から先行していきました。

京介 本当は2桁枠だと17番ムーンクレストや15番マイネルハニーも良かったんだけど、真ん中枠の馬が行く気になると最初の出脚争いで追い上げきれないね。

菊池 内の1枠・2枠も2頭ずつが揃って包まれまいと前へ。その直後、中団あたりに赤帽の2頭、6番エアスピネルと5番フィエロもついていきました。

京介 内枠の馬はみんなまともに前に進んで行ったんだよね。最初の先手争いまで見ていると、前回追い込んで直線一気を決めたブラックムーンですら前付け。浜中騎手には前に行かないと勝負にならないという意識があったんだろうね。ちょっと掛かり気味の気配を見せていたけど…。

京介 そして馬群内のラチ沿いを選択したフィエロ騎乗のフォーリー騎手、早くから馬群外に出したエアスピネルの武豊騎手。

菊池 なかなか決着のつかなかった先行争いは、ちょうど2F地点あたりで8番ペイシャフェリスが単騎先頭。そして3番アルマディヴァン。その後の4頭が並んだグループの外に15番マイネルハニー。ラチ沿いに1番ブラックスピネル。

京介 ペイシャフェリスの秋山騎手は、先頭には出たけど向正面ではまだ内ラチ1.5頭分ぐらい空けて進んでいる。騎手の意識の中では先手争いがまだ決着ついていないと判断していたんでしょう。

京介 ブラックスピネルは、最初いい出足で出られてハコ内を取れたと思いきや、アルマディヴァンが出てきたために1列後退。

菊池 この3F目あたりは、やや煩いところ、行きたがる素振りを見せる馬が複数見られましたね。

京介 高いポジションを取ろうと最初急いで、相手の出方をうかがいつつ折り合わせるという流れになるからね。ジックリ脚を溜めたいタイプを急がせたから、ではあるけど。

菊池 内枠のほとんどの馬が高いポジションをとったことで、外枠の差しタイプは枠なりに位置が悪くなってしまいました。

京介 そう。内枠の馬が行きたがっていたことよりも、そちらの方が大事。あれだけいいスタートを切ったムーンクレストですら、10番手より後ろに回ってしまっているしね。

菊池 前半600mの通過は33.9秒。800mが45.9秒ですから、ペースはかなり速かったですね。

京介 スタート直後が京都のあの上り坂だというのを考えれば、相当に速いペースだよね。まず前半3F通過が34秒0を切らない条件なんだから。ここまで速くなったらまず確実に差しが決まるというペース。京都芝マイルで前半3Fが33秒台になるのは、1分32秒フラットで決着する超高速馬場か、遮二無二ダッシュ争いをする重賞やG1レベル。

京介 昨年のマイルCSは前半3F34秒4でミッキーアイルが何とか残せたと考えれば、今回の1列目~1.5列目はみんなかなり苦しいラップだと考えていいよ。

菊池 6番エアスピネルは3角手前から外に出して、そこからは馬なりで進めるスムーズな競馬でした。下りで前との差が詰まってきた流れのまま、4コーナーでは先頭まで3馬身圏内に接近。

京介 3コーナー頂点は、どうやっても一旦ラップが緩む個所。ここで、馬群で壁を作ってギクシャクさせず、サーッと外を流して進出したのは、リズムを崩さない良い判断だったと思うけどね。ハンデやや重目ならなおさら。

菊池 直線、2番手から15番マイネルハニーが早めに先頭へ。この時点で、既に6番エアスピネルも武豊騎手が追い出して迫ってきていました。

京介 同時に、エアスピネルの武豊騎手が動いたというのを、周りの騎手も見て一斉に動く流れになるからね。前半だって厳しかったのに、先行勢は完全に的にされている。

菊池 残り200mでエアスピネルが先頭へ。マイネルハニーの直後にいた11番ダンツプリウスや2番ケントオーは伸び脚が渋く、代わって外に出した1番エアスピネル。そして、併走するように5番フィエロ。

京介 2列目で構えていた馬も実質的には序盤の追走で脚を使っていたということなんだろうね。3列目以下の馬とは、手応えが違い過ぎた。

菊池 早めに先頭に立った分、少しフワフワしたでしょうか。6番エアスピネルに、1番ブラックスピネルが急追。ハンデ差もあってか、5番フィエロはもうひと押しが効かず3着まで。

京介 エアスピネルも、ターフビジョン映像だと脚が止まった感じはしない。それよりは、道中一切ロスなくリズムを切ることもなく運べたブラックスピネルが、相当上手く乗りこなしてきたと判断したいね。体調だってよかったわけだし。

京介 それとフィエロのフォーリー騎手は、相当狭い隙を強引に割ってきた。良くあんなルートを突っ込む勇気があるなと感心するけど、その真横にいたブラックムーンが浮ついていたからプレッシャーにならないと見抜いていたのかも。

菊池 ゴール前は際どい態勢になりましたが、6番エアスピネルがハナ差残して勝利。上位は今年も内枠の3頭でした。

京介 フィエロはこの条件でトップハンデでも相当良く走っている。この馬を除くと、掲示板上位は明け4歳馬が占めたということにも触れておきたい。

<結果を受けて…>

170105京都金杯結果

菊池 勝ち時計は1分32秒8でした。締まったペースになったこともあり、時計そのものは速い水準ですね。

京介 最近の京都と比べれば、やや高速というぐらいだね。

菊池 いつもの開幕週ほどツルツルの馬場じゃなかったと考えると、まずまず評価されて良い内容だったのでは。

京介 そうだね。道中ペースもいいタイミングで緩んだわけではないし、先行馬もかなりやり合っていた。タフな内容だったと考えたいね。反動が心配にはなるけど。

京介 あと、外枠の馬がかなり競馬しづらそうだった、というのにも触れておきたいね。

菊池 では、上位馬を中心に1頭ずつ振り返りましょう。

エアスピネル

菊池 今回はマイルへの対応がカギでしたが、スムーズに追走できましたね。

京介 脚がやや短め、というのも功を奏したかな。うまく距離短縮への対応ができたよね。自在に立ち回れていたし、運動神経の高さを証明できた。

菊池 単純に性能も上だということを示した形での完勝でしたね。

京介 最後ブラックスピネルに詰め寄られているけど、ラスト1Fがガクッと垂れたわけではない。ちゃんとエアスピネル自身が最後まで伸びていて、そこに最内枠で完璧騎乗+1.5kg有利だったブラックスピネルが余力十分に来た、というラストシーンだったと考えたい。

京介 何より、セコ乗りじゃなくて、他馬にマークされながら馬群の外を安全に回る横綱競馬を、やや重目の斤量でこなしたんだからね。そこを評価したい。

菊池 この後も、春は大阪杯・安田記念を中心にマイル~中距離に照準を絞ってくれそうなので楽しみです。

京介 まあ安田記念を最大目標にしてほしいけれど。それと日程的に、一旦休みを入れた方がいいかも。

ブラックスピネル

菊池 まず、前回増えていた体が絞れてきたのが良かったですね。

京介 前走はモニターで見ても明らかにずんぐりしていた形だったけど、それが改善されたのは間違いないよ。今見直しても、チャレンジCでのパドックのお腹周りはおかしいもの。

菊池 福永騎手も慌てず騒がずで上手く乗ってくれた、という感じで。

京介 自分は最初のテン争いから一歩引くタイミングが見事だった、と考えたいな。2列目を絶対確保するぞという主張をしていたら、かなり脚を使わされていたはず。そして、直線に向いたときも最内を狙ってもおかしくない場面で、ダンツプリウスとダイシンサンダーの間に隙間ができると見抜いた。あそこが見事だったね。ダンツプリウスはその後内にキレて、内側は閉じたし。

菊池 重賞タイトルを手にするのも、そう遠くはなさそうですね。

京介 現時点で能力はオープンB級でしかなさそうな実績なんだけど、まだ体つきが大きく変わる余地がありそうに思う。そこは今回のパドックで感じた所だね。

フィエロ

菊池 変則的な連闘で、実質は中10日ほどでの競馬でした。仕上がりは問題ない、程度だったでしょうか。

京介 背中のラインが角ばってきて、あまり良い身のこなしではなかったと思う。柔軟さを良くキープしていたけど、鞍上の見事な手綱さばきも光った結果だね。自分は4着5着でもおかしくないデキだったと思うよ。

菊池 道中は、所々狭くなるようなシーンもありましたが、ゴール前の伸び脚には物足りなさを感じます。やはり衰え、ですね。

京介 このトップハンデを克服してさらに勝つ、先頭と馬体を併せる、という所まで来れないからねえ。これからは、指数通り走る可能性を指摘していればもう安パイかな。

菊池 このあとは、さすがにちょうど良さそうなレースがないかも?

京介 1800mをこなせるようだと、番組選択が全然違うんだけども…。

その他

菊池 アストラエンブレムは4着。道中ほぼ最後方で、ゴール寸前にはよく追い込んできていました。

京介 思い切った競馬をして、直線で間に合えば…というレース運びだったね。コーナーでも全くロスせず内を回ってきたし、直線も全然詰まったシーンがない。展開も向いた。

京介 だけど今回のメンバーで見比べると、馬体が細く映るのが気がかりだなあ。思ったより馬力が足りない。3歳の時も感じたけど…。蹄に問題がなくなったから、もっと負荷を掛けて鍛えられると思う。

菊池 5着マイネルハニーは、斤量増と序盤が前走ほど楽じゃなかった、というところが大きいでしょうか。

京介 そうだね。テンに競り込んでくる馬多数、しかもこの馬自身前半3F通過は34秒フラットぐらいでしょ。これはさすがに厳しすぎるし、足が溜まらない。最後の直線、エアスピネルにアッサリ交わされた後に案外止まっていないのは、評価してもいいと思うんだよ。

<教訓まとめ>

・今回の前半の位置取りを改めて見直すと、やはり大外枠の馬は顕著な不利がある。2桁枠の馬は好スタートを切ってもテン争いで後手に回るし、差し馬は半分より後ろの位置取りになるのがほぼ間違いない。今回のようにフルゲートになった場合、半分より外の枠はまず何らかの不利ありきで考えるべき。

・東西ともに準オープンからの格上げが通用せず、こちら京都金杯では3歳クラシック戦線に参加していた明け4歳馬が1・2・4・5・6着。高レベル世代なのはどうやら間違いなさそうで、もうオープン滞留組の5歳以上は、よっぽどメンバーに恵まれないと好走機会が訪れないかもしれない。

・東西金杯ともに、「0.5kg加算」ハンデの馬が力を示した。ざっくり軽い斤量を与えられる馬より、むしろシビアにハンデを付ける馬の方が、ハンデキャッパーの目線からは「勝ち負けに近いからこそ、こう付けないと」と判断しているはず。今後も「0.5kg」の馬には注意を払いたい。


<次走巻き返し警戒馬>

<京介>
・ダンツプリウス
…もう一度推奨したい。最初は手綱を控えて9番手ぐらいになりそうだったのに、向正面で先頭のペースがまだ落ちていない時に捲って挽回し、3コーナー頂点を過ぎて3番手外に接近。脚の使いどころを間違えた、と言える内容。それでいて最後の直線、マイネルハニーと同じ踏ん張りで6着に盛り返している。中間の調整も良くなかった感じだが、ここ2走続けてレース展開も良くない。先行力は安定しているはずなので、楽な追走になる番組なら。

<菊池> 
・ブラックムーン
…キャピタルSの強さからも、揉まれないこととしっかり溜めることが重要。外差しが効く状況、外枠など激走のストライクゾーンは狭そうなので、谷川岳Sや中京記念まで寝かせておくべきなのかも。

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菊池 では、今回はここまでです。


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