菊池 土曜日の阪神で行われたアンタレスSから回顧していきましょう。

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アンタレスステークス回顧



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<天候・馬場について>

菊池 先々週は雨の影響を受けましたが、先週末の土曜日は芝・ダートとも良馬場で開催が始まりました。ただ、馬場は水分を含んでいるように見えて、乾いた良馬場ではなかったですかね。

京介 午前中に軽く雨が降るシーンもあったし、金曜の夜中から徐々に雨が上がってきた過程にあったんだよね。馬場も微妙に黒ずんで、表面だけ乾いている様子だったね。

菊池 いくらか時計の速い馬場だったと見るべきでしょうね。

京介 道中のペースは若干遅めの流れかと思ったのに、結局速い上がりでまとめられて1分49秒台に乗ったわけだから、やっぱり今年も軽い馬場になったと捉えるべきでしょう。

<パドックについて>

菊池 ちょうど、大きなレースの狭間というシーズンで、メンバーの揃い具合もイマイチ。全体の印象はいかがですか?

京介 自分は東海Sの時がかなりグダグダなメンバーだったと思ったんだけど、そこから再度相まみえた馬が多いというのに、全体のパドック自体は良いと思ったね。おそらく冬場はまだ本調子ではない馬や、オープン昇格したばかりでベストに持って来れない馬も多かったのかも。

菊池 時期的に、状態が上がってくる馬も多いですよね。

京介 ただ、残念だったのはグレンツェントだね。モニターでは正直、物足りないと感じたよ。トモも膨れてこないし…。太いというよりは、動きの緩みがかなり気になった。フェブラリーSを回避して半年後の地方交流G1を目指すとあって、やっぱり隠れた不安が何かあったのではないかと察しないといけない様子だったね。


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<レース展開について>

京介 ファンファーレが鳴っている途中から奇数枠の馬がサクサク入っていて、35秒ほどでラスト1頭、ゲートが開くまでは44秒という所。ほとんど待たずにゲートが開いたと思っていい早さだね。

菊池 12番タガノエスプレッソがアオり気味のスタートで2馬身強の出遅れ。その他では、3番ミツバがあまり良いスタートではなかったですかね。

京介 全体では全く横にヨレた馬がいない、素晴らしいスタートだったと思う。ミツバはスタートこそほぼ同じ姿勢で出たんだけど、横山典弘騎手が抑えての後退。その他に、ちょっと8枠2頭の出足も良くなかったね。

菊池 まずは内から押して2番ショウナンアポロンがハナへ。7番モンドクラッセは譲って2番手で、1コーナーへ。先団は割とすんなり隊列が決まりました。

京介 前回大きく出遅れて競馬にならなかったショウナンアポロンは、最初から相当押して逃げさせた。前回も内枠だったのに逃げられなかったから、今回は必死だったね。ただ、単独で抜け出すスピードはなく、好位勢6頭ぐらいが僅差の位置にて楽々追いつかれている。

菊池 10番モルトベーネは5番手内の位置。その外に13番アスカノロマン。

京介 ここら辺は前がやり合う真後ろで手応えは楽だった。

菊池 中団の内に5番ロワジャルダン。その外に4番ロンドンタウンがいました。

京介 ここまで有力馬はだいたい縦列で追走していて、馬群の外から強気に押し上げた馬は見かけず。被せに動く、捲る動きを見せる馬が出てこなかったね。

菊池 1番人気だった6番グレンツェントは後方。いつもより行き脚がよくないように見えましたね。3番ミツバも早めに手が動いた割に進んでいかず、4角まで最後方でした。

京介 グレンツェントは3コーナーからもう追っ付けての追走。ルメール騎手のレース後コメントも芳しくなかったし、状態が一息だったのではと思うよ。

菊池 ペースは、前半1000m通過が61.2秒。速い時計の出る馬場状態でしたが、やや落ち着いた流れといったところでしょうか。

京介 そうだね。決して大きく緩んだ箇所はないけれども、おのおののラップが全体に遅い追走だったかな。昨年一昨年と、1000m通過が60秒台のレースだから。

菊池 4コーナーでは、逃げた2番ショウナンアポロンがほぼ一杯に。代わって7番モンドクラッセが先頭に立つように直線へ。

京介 これ、グレンツェントが追っ付けて仕掛けたのと同時に他の馬も動いているから、4コーナーでかなり馬群が固まっていたんだよね。

菊池 2列目3列目の10番モルトベーネや、13番アスカノロマンも早めに圏内に浮上してきていました。

京介 この4コーナー出口近辺を見ると、有力馬がみんなラチ沿いから2~4頭ぐらいの狭い箇所で勝負をしようとしている風だった。

菊池 直線半ば、7番モンドクラッセも手応えはイマイチで、4~6番手あたりにいた、10番モルトベーネ、11番リーゼントロック、13番アスカノロマンがかわって浮上。

京介 ここら辺は大混戦だった。どの馬が伸びてくるのか判然としない微妙な手応えの馬だらけだったし。

菊池 残り100m、10番モルトベーネが振り切って先頭。11番リーゼントロックと13番アスカノロマンは後退。かわって、内を突いて5番ロワジャルダンと、外から4番ロンドンタウン。

京介 しばらく内で包まれていたロワジャルダンだけれども、モルトベーネがいい形で抜け出してくれたから、内の進路が空いたと言う感じだね。

菊池 10番モルトベーネは2馬身のリードを保って1着。2着は外から伸びた4番ロンドンタウンが、内を突いた5番ロワジャルダンを捕えて浮上。

京介 この2着争いは4頭が本当に僅差で、6着7着も内のギリギリのところにいた。モルトベーネは抜けたけれども、どの馬も持ったっきりの追走をしていて、速い上がりの仕掛け一つの大混戦だったということだ。

菊池 6番グレンツェント、3番ミツバは、ともに実況音声にあまり名前が乗らないような負け方をしました。

京介 2頭ともに勝負所での反応が悪かったけれども、もともと上がり勝負の適性がそこまで良い方ではない。だけども、持ち味をまるで発揮できないまま終わった印象だね。

<結果を受けて…>

170415アンタレスS結果

菊池 勝ち時計は1分49秒9。昨年と同タイムですが、馬場差を考慮すると、やや見劣りますか。

京介 でもそこまで落差があるほどじゃないと思う。昨年と同水準か、若干微妙に低いか、ぐらいでしょう。

菊池 ラップとしては、中盤が緩まない持続力勝負になったと解釈すべきでしょうか?

京介 1~2コーナー付近でちょいと緩んだぐらいで、後半1000m、いや1200mはつばぜり合いしながら脚を使い続けるレースになっているね。

京介 だけども、持続力やスタミナを問う流れならば、ここまで僅差の接戦や一団の入線にはならないでしょう。どの馬もダート1800mを1分50秒台フラットで走り切る能力はそれなりに備えていたからこその、この僅差だと思う。本来ならガッチリ抑えずもっと早く仕掛けて残せる馬もいただろうし、脚を余した馬が多いスピード勝負と解釈した方がいいんじゃないかな。

モルトベーネ

菊池 2戦続けて馬体重は6キロ減。東海S2着時くらいの状態まで絞れてきた、という感じだったのでしょうか?

京介 いっときはオープンクラスで箸にも棒にも引っ掛からない程度の走破力しかなかったのに、シーズンを越して対応力と安定感が出てきたと捉えるべきなんだろうね。東京に遠征してきた時は全然走ってくれないんだけれども、得意としている関西1800mなら安定して力を出せるようになってきた。

京介 この馬は飛節の角度や脚の形がちょっと悪い馬だから、脚を存分に回せている好調なシーズンになれば、一度軌道に乗ればいい走りが続くという馬なんでしょう。

菊池 M.デムーロ騎手の立ち回りも良かったですね。

京介 そうだね。今回の道中の待ち方と、直線までギアを隠し持つ立回り方は見事だったね。軽い流れで被されても気の悪さを出さなかったのは大きい。

菊池 次は東海Sあたりか、その先に帝王賞あたりも見えてくるでしょうか。

京介 もうそこまで賞金も足りてくるのかな?そのクラスの一角に十分食い込める馬であることは確かだね。

ロンドンタウン

菊池 外からしぶとく伸びて、離されながらも2着をゲットしました。

京介 大柄で骨太、馬力は目立つほどにある馬。追える騎手の方がいい。川田騎手と本当に相性が良いのを、おそらくは陣営も気づいていての起用だと思う。

京介 持ち時計が足りていない現状で、ここまで良く走ったと言える。良くあの窮屈な直線で捌き切れたよ。

菊池 伸びしろのある4歳馬。これからが楽しみですね。

京介 中央ダートだと斤量を背負わなければいけない立場なのが辛いけれどもね。2100mを走れるようになれば番組選択の幅が広がるんだけどなあ。

ロワジャルダン

菊池 今回は12キロ減でした。映像で見た印象はいかがでしたか?

京介 若干寂しく見えるぐらいにスッキリしていたし、今回立て直してきたという印象だったよ。腰周りがしゃんとしていたのが良かったね。前回の大敗は、背中が間延びしているように映ったから。

菊池 浜中騎手とは手があっている印象です。内を突ける強みを上手く生かした好走でしたね。

京介 ピッチ走法で明らかに脚抜きの良い軽いダートが得意な馬で、今回の条件もあっていた。元々重賞で3~4着には安定して走れる方だから、今回は本来の能力を再度出せたと解釈した方がいいね。

その他

菊池 5着アスカノロマンは、今回の競馬で結果が出ないとなると、さすがにピークを過ぎて落ちてきたなと、いう印象が強いです。

京介 今回の上位の顔ぶれを見直すと、ダートオープン路線もちゃんと世代交代が始まってきたなと感じる印象だしね。もうちょっとしっかり立て直さないと、今の4歳世代にかなわないんじゃないか。

菊池 1番人気だったグレンツェントはまったく見せ場を作れませんでした。

京介 今回の流れで好位も取れず馬群の外を回し、しかも反応がズブかったという。こりゃあやっぱり、伸びしろやら現状の馬の能力やらではなく、単純に今回の調整が良くなかったと捉えた方が正しいでしょう。

菊池 同様に2番人気だったミツバも、良い所がなく。ちょっと前のズブさが蘇ってしまったようなレース振りでしたね。しかも、直線もさほど伸びず。上がり2位では…。

京介 これは不満があるね。モニター映像ではかなりシャキッと整っていたと思うんだけれども。もっと早い時計の決着を経験している馬なのに、ここまで仕掛けがピンボケだとは…。どういうことなのかもうちょっと陣営に説明してもらいたいよ。

<教訓まとめ>

・天候が不安定な時期で、例年脚抜き良いスピード馬場で行われるレース。1分49秒台で決着する年の方が多いほど。過去に阪神ダート1800mを速い時計で勝てている馬には要注意。

・グレンツェントは例年ならば勝てて良い1着続き連勝馬だったが、勢いを切ってしまう休みがマイナスだったか?着差をつけられずの1着だと、疲労が残ってしまうのか好走率が悪い。今後も「着差よりもレース振り評価」で人気する1着馬には気を付けたい。

・軽い脚とスピードが求められるわりに、例年接戦になりがちなレース。最後のひと押しになって、58kg以上の馬は勝ちにくい傾向が出ている。勢いがある馬でも、G2以上を複数好走しているような超有力馬でない限り、軸にはしにくい。

<次走巻き返し警戒馬>

<京介>
・タムロミラクル
…レース後談話からはグレンツェント完全マークで進めたとのことだが、完全にアテが外れてしまった形。おまけに直線は進路正面にマイネルクロップが後退してきていて、追うに追えない格好。それでいてグレンツェントには伸び勝った。馬群は割れる馬なので次走平安S辺りで注意。

<菊池> 
・タガノエスプレッソ
…ダートスタートは初めてで、出遅れ最後方からの競馬になったが、上がり最速で0.5秒差7着。ダートでのキャリアはまだ浅く、1800mは今回が初めてだったが、メドが立つ競馬をできた。まだ伸びしろを見込める。

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<菊池> では、今回はここまでです。今週末は福島牝馬S・フローラS・マイラーズCの3重賞を京介さんと展望していきます、よろしくお願いします。