菊池 日曜日の京都では京都記念が行われました、今回はオクノさんと回顧していきます!
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京都記念


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<天候・馬場について>

菊池 10日(土)がお昼頃の時間帯から雨。後半にかけて徐々に馬場が悪くなり、夕方には雨が強くなったのでしょうか。

オクノ この時期の雨、重、はデフォルトになってきたね。関西のほうは一日中まとまった雨が降ってましたよ。

菊池 日曜日の開催が始まる段階では雨も上がっていましたが、雪がチラつく寒い日で、「芝・重」、「ダ・不良」で始まり、回復は見込めませんでしたね。

オクノ この時期はどんなに晴れても乾かないですよね。


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<レース展開について>

菊池 この距離の少頭数なのでそこまで大きな影響ではないにせよ、6番レイデオロはやや伸びあがるようなスタートで1馬身前後の出遅れ。5番モズカッチャンもあまり良いスタートではなかったですね。

オクノ レイデオロはずっとうるさかったですね。返し馬のときから。モズカッチャンはその隣で集中力を削がれたのでしょうか。

菊池 先行争いは、外からじわっと7番クロコスミア。内から1番プリメラアスールが出たなりに2番手。9番ミッキーロケットもついていき、10番アルアインも様子を見ながら先行。4番クリンチャーも少し気合いを付けていました。

菊池 テン争いはなく、7番クロコスミアが最初の1Fで単騎逃げを確立。1番プリメラアスールが2番手におさまって、3番手に9番ミッキーロケット、内に4番クリンチャーと、その外に10番アルアイン。1コーナーを前に隊列が決まって、ペースは早々に落ち着きました。

オクノ スタートしてから1コーナーまで、ポジションをとるために内から外から主張してきた分、少しペースが速くなりましたが、それぞれが位置を確保してから一気にラップが落ちました。

菊池 中団以降の6番手に6番レイデオロがいました。その後ろが2馬身ほど切れて3番ディアドラと5番モズカッチャン。後方は人気薄の2番ケントオーと8番アクションスター。

オクノ モズカッチャンの位置は想定外でしたよね。レイデオロは悪くないポジションでしたけど、力みがねぇ…。

菊池 前半1000m通過は63.0秒。馬場状態を考慮しても、前半は少頭数の長距離戦らしいゆったりとした流れでしたかね。6番レイデオロは掛かって抑え込むのに苦労している様子が見えました。

オクノ ゆったりとした…といえばそうだけど、実は皆結構力んでいたので、前半は割と重たい展開になったんですよね。

菊池 3コーナー手前の登りあたりで6番レイデオロは、掛かり気味の進出で、坂の頂点を越えたあたりでは3番手の外。全体的に早めのペースアップとなっていますね。

オクノ そう。ここでグッと持っていかれた馬とそうでない馬とで、明暗が分かれた感じ。

菊池 坂の下りで一気に前の集団は差が詰まって、脱落し始めるプリメラアスール以外は5頭。その後ろの列まで3番ディアドラと5番モズカッチャンも差を詰めてきていました。

オクノ モズカッチャンはM.デムーロ騎手が4コーナー手前から内に入れだしたのはさすがですね。全体がしっかりと見えてます。

菊池 4コーナーから直線入り口。7番クロコスミアは早めにスパートされて苦しい態勢に。2番手から先頭に並びかけるのが9番ミッキーロケット。6番レイデオロは外に向かって追って行きました。

オクノ クロコスミアは行きたがっていたし、3コーナーでも動かされたので、ここで脱落は仕方ないところ。ミッキーロケットはテンでも脚を使って、3コーナー手前でも動かされたからちょっと可哀そうでした。というか、動かせてないし、邪魔ばかりしてましたよね。

菊池 残り200mで6番レイデオロが先頭に立つものの、一気に抜け出す勢いはなく、外から迫る10番アルアイン、内から並びかける4番クリンチャーの方が脚色は優勢。最内を突いていたのが5番モズカッチャン。

菊池 全馬が苦しくなる残り100mは、キレたというよりもバテない強みを活かして4番クリンチャー。最後は1馬身差を付けて、この追い比べを制しました。2着争いは外の10番アルアイン。6番レイデオロは何とか3着を確保するのが精いっぱいでした。

<結果を受けて…>

180211京都記念結果

菊池 勝ち時計は2分16秒3。直近の5回中、3回が稍重・重で、16年サトノクラウン(1回目)が重で2分17秒7。14年デスペラードが稍重で2分16秒0。馬場の荒れ方も年によって異なるので単純比較はできませんが、決してぬるい競馬ではなかったですよね。

オクノ マイラー質の馬が出ていたことと、C.ルメール騎手や武豊騎手がいなかったせいで、なんかよくわからない展開になりました。楽な展開ではなかったですね。斤量も55kgは楽でした。

菊池 レイデオロが抑えきれなかったこともあり、後半5ハロンのロングスパート戦に。しかも道悪ですから、かなりスタミナを要求されるレースになった印象です。まさに、クリンチャーにとってはこれ以上ない条件が揃った、という感じも。

菊池 では、上位馬を振り返りましょう。


クリンチャー

菊池 こちら、オクノさんの穴推奨でした!お見事でした!

180211京都記念穴推奨

オクノ 菊池君が言うように、この馬の最も理想とする展開になりました。

菊池 追い切りでの動きがこれまでのこの馬らしからぬ軽快なもので、変わったのは感じられました。展開や馬場が味方した分で、1着まで得られたというところでしょうか。レースの上がり3Fが36秒台に乗ったというのが大きなポイントだったように思います。

オクノ 終始インベタで競馬ができたこともラッキーでしたね。あそこは本来ならモズカッチャンの位置だけど…。デキはかなり良かったです。

菊池 さて、今後は天皇賞(春)が目標ということになりそうですね。菊花賞2着の実績からも人気になりそうです。

オクノ 阪神大賞典組が人気になるんでしょうけど、この馬も3、4番人気は堅いでしょうね。

菊池 個人的には晴れてパンパンの良馬場になりやすい天皇賞(春)よりは、雨が降って似た競馬になる可能性のある宝塚記念の方が馬券になりやすいような気がします。もちろん、天皇賞で雨が降れば最高なんでしょうけども。

オクノ 良馬場になるとどうしてもキレるノーザンファームの馬が有利になるからねぇ。

アルアイン

菊池 池江調教師は太め残りを心配するコメントをしきりに出していたように思いましたが、蓋を開けてみれば菊花賞からプラス2キロ…。やられた、と思いました(苦笑)。

オクノ いや、でもたぶん、ずっと太目を気にしてるんだと思います。理想はもっと510kg台でしょう。現状でも太いって感じはないんですけどね。欲を言えばもうひと絞り欲しいかなぁ。

菊池 道中の折り合いも問題なく、川田騎手も直線で外を通ることを決めていた感じもありましたね。

オクノ 乗り方は完璧だったと思います。1コーナー手前で煩いしぐさをみえていましたけど、それ以外はパーフェクトな騎乗だったんじゃないでしょうか。

菊池 スタミナ勝負になった分、斤量差もあったクリンチャーには敗れましたが、この馬場・展開でも2着に走るあたりに、改めてこの馬の総合力の高さを感じます。

オクノ 大きな成長感はないけど、地力は高くて、まだまだノビシロはありますよね。

レイデオロ

菊池 ジャパンCからプラス4キロ。見た目には問題ない仕上がりに映りましたが。

オクノ 仕上げに関しては何も問題なかったのではないでしょうか。懸念してましたけど、やはり気性の問題ですよね。

菊池 やはり道中で掛かったのが痛かったですね。乗り替わりでなければ、或いは…。最後も極端な止まり方ではないですし、もう少しリラックスして走れていれば、この馬場でももう少し際どい競馬だったように思いますが、いかがでしょう。

オクノ リラックスして走れるかどうかって結構重要で、このクラスになると、不安なのはもうそこぐらいなんですよ。乗り難しい馬なんだと思います。それがいいように出ることもあれば、今回のようにテンからゴールまで残念な競馬になることもあるんですよね。

その他

菊池 4着はモズカッチャン。直線で内を突いたのはM.デムーロ騎手らしい戦略でしたね。アルアイン、レイデオロとタイム差なしの僅差ですし、負けて強しの競馬だったと思います。

オクノ モズカッチャンは勿体なかったけど、それも競馬ですよ。運が悪かった。

菊池 ディアドラは1着馬から1秒差の6着。こちらは昨年春~秋華賞までの勢いが戻って来ない点が少し気掛かりではあります。

オクノ ディアドラは頑張ってるんだけど、体力勝負になると現状厳しいかなぁ。スピード勝負で、かつ、一瞬の脚を活かせる競馬じゃないと。

菊池 この時期の京都で、雨・雪の影響を受けるとスタミナ勝負になりますね…。

<教訓まとめ>


・京都記念はスタミナ勝負になりやすく、そもそも距離に疑問符がつくタイプには厳しい競馬が待っている。この時期の荒れ馬場に雨が加わればなおさら。

・またしても、ドバイWCへの壮行試合にしようとした1倍台の1番人気馬が連対を外す結果に。レイデオロに限っては鞍上が急遽の変更になった影響が大きかったように思うが、海外への輸送を前提としている馬を1倍台に祭り上げることにも問題があるのかもしれない。

・今年のレイデオロが3着に敗れ、1番人気は[2・2・2・4]、1番人気は6年連続で連対を外している。2番人気も[0・1・4・5]という惨状。別定G2としては破格の悪さで、常に人気馬が力を発揮しにくい何かが起こるレースと考えるべき。


<次走巻き返し警戒馬>

<菊池> 
・モズカッチャン
…叩き良化型のタイプで、この4着は負けて強しの内容。大阪杯も枠順次第では馬券圏内のチャンスがありそう。

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菊池 では、今回の回顧はここまでです。今週は4重賞ですので、フェブラリーS・ダイヤモンドSを京介さんと、京都牝馬S・小倉大賞典はオクノさんと展望していきます。よろしくお願いします。