菊池 日曜日の阪神では宝塚記念が行われました。こちらの回顧をしていきましょう。

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宝塚記念はワーザー(10人気2着)を穴推奨に指名!
180624宝塚記念穴推奨


宝塚記念回顧



展望トークはコチラ
https://regimag.jp/blog/kyo_guri/view/detail/entry/179528

<天候・馬場について>

菊池 阪神は土曜日から雨が降り、時間の経過とともにどんどん馬場が悪化していきました。先週の高速馬場の面影は、あっという間になくなりましたね。

京介 朝一番は雨ではなかったんだけどね。昼のチョイ前から雨発表になって、昼には結構強く降っていたようだね。ダートはあっという間に水が浮く不良馬場に変わり、芝は土がえぐれて飛ぶ緩い馬場になっていたね。後ろから差す馬の帽子が真っ黒になるほどの、明らかな重馬場だった。

菊池 ただし、日曜日は朝からの好天と気温の上昇で、どんどん馬場が乾いていきました。とは言え、良馬場までは回復しませんでしたね。

京介 時計も短距離でおよそ1秒、中距離だと2~2.5秒ぐらいは見ておきたい状況だったね。見た目には内側は明らかに悪いんだけれど、外も同じように荒れているし渋っていたから、外を回してもそれほどハッキリした内外差があるとは思えなかったな。外を回し過ぎずのちょうどいいルートが狭いながらあったように思うけれど、実際は通ったルートが大事な状況ではなかったね。重馬場適性が確実に必要だった。

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<パドックについて>

菊池 今年は有力馬の状態不安が複数囁かれ、かと言って人気薄にも近走絶好調が約束されたような馬も少なく。なんとか寄せ集められた16頭…みたいなムードがありました。

京介 特に、ドバイ帰りの有力馬の状態がどうなのか、という部分があって、状態を強気に推しきれなかったムードだよね。実際、馬体の張り艶はどの馬も問題なかったし、歩様の機敏さや勢いは戻っていたけれど、ヴィブロスにもサトノクラウンにも目立ったのは腰の甘さ。背中の支えが甘くて、しっかり緊張して歩けていたわけではなかったと思う。やっぱり海外遠征は、半年ぐらい見ないとベストには戻りにくいよ。

菊池 香港から参戦のワーザーは調教後の馬体重が454キロ。さらに当日は446キロという発表で、前走比がマイナス27キロということになりました。香港と日本では馬体重の計測方法が異なるとは言え、香港は二日前の計測、日本は当日の発走1時間前…という程度ですので、大幅マイナスには変わりなく。

京介 こちらも海外遠征の難しさが顕著に出た端的な例だったと思う。ただ、映像で確認したところでは、腹筋が効いていて腰の支点も高く、日本の海外帰りG1馬よりは「勝負してきた仕上げ」を感じたよ。痩せこけて力が全然篭らない、という馬体ではなかった。そこが救いだね。仕上げていながら細いな、と感じるという水準。

京介 あと、3カ月ぶりの実戦だったキセキは、明らかにキレが落ちていたわ。藤沢和雄厩舎が、昔、有馬記念以来の宝塚記念挑戦を数年かけて何頭かチャレンジさせて全部全滅していたことがあったけれど、ある程度期間開いた休み明けはダメだね。夏場のせいなのか、どうも仕上がらない。

京介 そういう意味では宝塚記念は息の入るヌルいレースにならないし、国内ひと叩きしていることが絶対に必要。理想的な状態じゃないから…と回避するG1級の馬が続出するのは、改めて賢明な判断だと思うし、仕方のないことだね。

<レース展開について>

京介 曇り発表だったし、実際にパドックから馬場までまあまあ暗かったように感じたけれど、映像を見る限りスタートする時間帯は日が出ていたようだね。ファンファーレが終わり、一旦場内の喧騒が静まるまで輪乗り。

京介 最初に入ったのはワーザーとサイモンラムセス。ワーザーは海外馬にしてはスルッと入ったね。珍しくヴィブロスがちょっと嫌がったけれどあんまり問題なし。ゲートが開くまで50秒弱というぐらいか。まずまず早い方でしょう。

菊池 3番サトノダイヤモンドは最初から下げる構えだったでしょうか。あとは日頃から速いスタートを切る習慣のない6番アルバートが出遅れ。12番タツゴウゲキもあまり良いスタートではありませんでした。

京介 ちょっと外の方、ゼーヴィントがヨレてキセキとぶつかったようだね。それと1番ステファノスのスタートがちょっと甘かったぐらい。全体にスタートは横並びだったし、この最初の後手でキセキは枠の差もあって後方追走が確定。

菊池 内の方では2番ノーブルマーズが見せムチを入れて気合いを付けていましたが、なかなか進んでいかず。外から徹底先行タイプの11番サイモンラムセスがハナを主張するところへ12番タツゴウゲキが外から並びかけて先頭を争いましたが、小牧騎手が譲らず。11番サイモンラムセスが先頭、12番タツゴウゲキが2番手で1コーナーへ進入して行きました。

京介 タツゴウゲキは明らかに出遅れていたはずなんだけれど、押して先頭を攻めたてに行ったんだよね。これは最初からの作戦か。

菊池 内から3番手に5番ストロングタイタン、そして14番スマートレイアーも前へ。その後ろの列に15番ゼーヴィント、併せて内に4番ミッキーロケット。さらに8番ダンビュライト。

京介 ストロングタイタンは良いポジションを取れたなと思ったけど、このスタンド前を見ていると外側を見てだいぶ力んでいるね。でもまあこれぐらいなら、と思いたいんだけど、これがのちのちスタミナロスで響いたわけだからなあ。

京介 ミッキーロケットのポイントはココだったかなと思う。行き脚速いストロングタイタンが外へしばらく振ってくれたから、内ラチ沿いの進路が空いていて、押し出さずとも良いポジションを取れた。坂前後の行き脚は結構怪しいんだけど、1コーナーでは3列目。ノーブルマーズより前に出られているという。

菊池 中団から後方、内に2番ノーブルマーズ、間に9番サトノクラウン。そして3番サトノダイヤモンドは無事、外に出して向こう正面。このグループで差がなく追走の10番ヴィブロス。

京介 馬の行き脚が悪いためとはいえ、鞍上が押しているのにノーブルマーズがこの4列目。

京介 サトノダイヤモンドが外に出しているとは言え、この時点ではまだ先頭とは遠そう。ヴィブロスはこの見た目には危なっかしいけれど、折り合いはついているように見えたね。

菊池 後方の内に1番ステファノス、並んで7番パフォーマプロミス。後方に13番ワーザー、16番キセキがいて、最後方に6番アルバート。

京介 ワーザーはこの時点では確かに後方にいた。だけどパフォーマプロミスがこのポジションだというのは、世間の想定とは大幅にかけ離れた所でしょう。最初の行き脚もイマイチだったし、1コーナー通過位置からもさらに下がったんだよね。

菊池 前半1000m通過が59.4秒でした。馬場状態を考えれば、やや速い水準だったでしょうか。

京介 序盤競り合ったために、先頭が息を入れる場面も意外と少なかった。それに時計が速い馬場ならまだしも、回復途上なだけにやっぱり先導ペースは速い方だったと思う。

菊池 3コーナー過ぎから3番サトノダイヤモンドが外からポジションを上げて行き、4コーナー出口では先頭に並びかける勢い。強かった頃のサトノダイヤモンドが見られるか!?と、一瞬は湧いたと思うのですが…。

京介 いやホントにね。3コーナーでは馬群の7頭分大外を回って、もうエンジンをふかしている動き。普通はまだ他の騎手は仕掛けをためらう所。ルメールがこんな仕掛けをするの?!これは行ったか、と思ったよ。

京介 まともに一緒に待っていたら、馬群を交わせないと思ったからこう動いたのかも。

菊池 同時に前の2~3頭が後退し始めて、内の2列目にいた5番ストロングタイタン、3列目にいた4番ミッキーロケットが浮上しました。

京介 このミッキーロケットの内ラチ沿いの立ち回りは、今見ても絶妙だね。サトノダイヤモンドはかなり外だから負荷のかかる進出だけれども、インベタで微調整しながら進んでいるミッキーロケットは、そのサトノダイヤモンドの動きとほとんど進出の勢いが同等。

菊池 直線、カメラアングルが切り替わると4番ミッキーロケットが先頭に立っていました。そこに池江厩舎の2頭が並びかけますが、交わせるほどの勢いはなく。5番ストロングタイタンが後退したばかりか、残り200mでは3番サトノダイヤモンドも踏ん張れそうもなく。

京介 実況はサトノダイヤモンドを連呼しているけれども、直線序盤でミッキーロケットが1馬身優勢、しかもサトノダイヤモンドは脚が止まりそう。してやられたと思わせる出し抜け方だったよね。

菊池 4番ミッキーロケットが突き放して2馬身のリード。代わって追い上げて来る各馬の中で脚色が目立つのは外から13番ワーザー!同時にスルスルとジリジリと2番ノーブルマーズも3番手に浮上。

京介 ノーブルマーズは完全にミッキーロケットの真後ろルートが空いた運があったけれど、そこを強気に突いた高倉騎手も偉かった。

京介 だけど直線で明らかにいい脚で伸びたのは唯一ワーザーだけ。ミッキーロケットは交わされるものとばかり思っていたよ。

菊池 坂を登り切ってラスト。勢い的には13番ワーザーでしたが、4番ミッキーロケットがクビ差凌ぎきってゴール。和田騎手はゴールと同時にゴーグルを外し、目頭を抑えるような動きを見せたのが印象的でした。

京介 並んだ時にもうひと踏ん張り、ミッキーロケットのギアが変わったんだよね。もちろんここまでコースロスなく捌けていて、スタミナ温存できた強みもあったと思う。だけどここでもう一つ踏ん張らせたのは和田騎手の叱咤が上手かった。これが大きい。

菊池 まさに、テイエムオペラオーが背中を押した・・なんて言葉もチラホラ飛び交いました。

京介 結局はノーブルマーズも内を丁寧に回ってきた分の3着に見える。後続を引き離した上位の2頭が準備としては良かった、という宝塚記念だったかな。馬場にも展開にもいろいろ振り回されたけれど…。

<結果を受けて…>

180624宝塚記念結果

菊池 勝ち時計は2分11秒6。今年と同じく稍重発表だった昨年より0.2秒遅く、一昨年よりは1秒2早いタイムでした。

京介 どうしても梅雨シーズンと被るために、週中の雨を避けにくい。香港陣営もこの事実を知れば、もっと宝塚記念に有力馬を送り込んでくれるんじゃないかな。

菊池 最も緩んだ4F目が12.7秒でしたが、その先は12秒台前半~11秒台後半。力の足りない先行馬が早めに後退して、ラップの起伏が大きくない持続力勝負だったという見方でいいでしょうか。

京介 3コーナーからサトノダイヤモンドが仕掛けていたり、隊列は何度も入れ替わる展開だったよね。だけれどもラップの急変などが目立った箇所はなく、一貫して誰かしかが仕掛けている、息を継ぐ間のない厳しい流れだった。

菊池 では、上位馬を振り返りましょう。

ミッキーロケット

菊池 追い切りでは同厩舎のダンビュライトをあおる動きを見せていました。当日はマイナス4キロ、状態面は良かったんじゃないでしょうか。

京介 事実上は1年半もトップクラスホースとしての好走がなかった馬だけに、ここまで人気薄になるのは当然と言えるけれども、この追い切りは確かに凄かった。ダンビュライトが併せ馬で置かれてしまい、自身は栗東坂路の自己ベスト。フットワークが乱れる走りのようには見えたけれども、調子は確実に良かったんだろうね。

京介 パドックも、長い距離で好走した馬に良く見られる傾向で、トモの送りの伸びやかさがはっきり見て取れた。ローテーションも理想で、いいひと叩きでちゃんと上向いたという流れだったんでしょう。しばらく勝ち運から見放されていた馬だけれど、どう見ても宝塚記念に挑戦するための真っ当な手順を踏んで臨んできたために、海外遠征馬やらと比べたらアドバンテージになる部分があったということか。

菊池 好スタートから絶好の位置を奪って、終始内をロスなく立ち回り。抜け出した時に並んでくる各馬に余力がなかったので、一気に抜けることができましたね。

京介 そうそう。馬場も絶妙に外が怪しいし、展開はいろいろ有力追い込み馬を見ないといけないし、おまけに直線手前でどうしようかまごまごしていたらサトノダイヤモンドが捲って仕掛けている。仕掛けの難しくなる場面ではあったと思う。

菊池 和田騎手は17年ぶりのG1制覇。ファン対応も良く、苦労人であり人格者と知られるジョッキーなので、あたたかい声援やコメントが多く、みんな馬券が外れた割には後味の良いレースでしたね。

京介 このミッキーロケットは、宝塚記念を制覇する単純能力が足りないという部分で評価を下げていたけれど、人気馬の弱点をよく見抜いていたファンからすれば、勝たれて納得と感じる部分が多かったんじゃないかと思うよ。

京介 モレイラ騎手が使っていた半円形の鐙を和田竜二騎手はいち早く取り入れて、おおよそ1年ぐらい試行錯誤してやっと徐々にモノにし、実際勝ち星が上向いてきたのが昨年末から今年にかけての話。G1を勝つ日本人騎手には、何かしら環境や成績が劇的に上向いてきている背景が何かしらあるものだよね。

ワーザー

菊池 こちらは京介さんの穴推奨馬でした!お見事!

京介 とは言え、前予想としては行きやすい馬だったんだけれど、自分も馬体重発表を見てだいぶ萎えてしまった一人ですわ。

菊池 今年のメンバーですし、他馬との比較のみならず、必勝ローテであったりとか…買い材料はいくらでもありましたが、何せマイナス27キロ…。

京介 自分にもっとパドック映像をじっくり見られる環境にあれば、もうちょっと追い付けるんだけどもねえ。やっぱり現地にいないと、「なんか見えてないキズ情報があったんじゃないか」ともっと勘ぐってしまうものね。

菊池 ただ、これをきっかけに今後も香港馬の参戦が増えてくれたら嬉しいですね。カレンダー的にも雨が多い時期ですし。

京介 それは同感だよね。香港馬は何も安田記念やJCでなくても、もっと適性的に向いているレースは多いはずだから。

ノーブルマーズ

菊池 目黒記念から中3週のローテで馬体重は増減なし。宮本調教師はかなり自信をお持ちのようでしたが、状態はどのように見えましたか?

京介 もともと腹袋がポコッと出る体型だけれども、その腹構えにしっかりした緊張感があったし、好調は引き続きキープしていたと思う。何より、栗東坂路の動きが素晴らしかったことも影響しているのか、腰の効きと後肢の捌きが素晴らしかった。前予想では高い方に評価した馬だけれど、これこそ映像が見れていれば…。

菊池 高倉騎手は、序盤からガンガン動かしていこうという姿勢を見せましたが、1コーナーでは10番手。まさかの中団からでした。ただし、勝ち馬の真後ろを進んで行ったことで、進路に関するロスはなく、良い結果を呼び込みました。

京介 あのルートも中団後ろからと考えると、だいぶ危なっかしい。これこそミッキーロケットがうまいこと抜けきって、進路を開けてくれたからこそのルート。日照が出たことで、案外内ラチ沿いも乾き始めていたのかもしれないね。

菊池 スピードが足りずジリ脚。今後はどんなレースが合うでしょうか?

京介 もう一年今年と似たローテーションを歩んでほしいな、と思うんだよね。細く造り込んだわけではなく、まだ消耗が激しいレースをしたわけではないし。地力強化となった1年だと思うから、もう一度日経賞やアルゼンチン共和国杯やらにチャレンジしてほしい。

その他

菊池 4着はヴィブロスは、良い脚を見せたモノのやはり一瞬で。最後はノーブルマーズと脚色は同じになってしまいましたね。

京介 基本的に細身だから、上がりの掛かる馬場ではちょっと厳しかったかな。中山記念で全然ダメなタイプだし、もっと瞬発力に偏ったレースの方がいいはず。

菊池 ダンビュライトは5着。バテてはいないですが、この馬も追って味がないんですよね。

京介 そこは全く変わらないね。武豊騎手だと、この馬の良さを引き出せないのかも…。

菊池 サトノダイヤモンドは6着でした。乗り方や馬場に敗因を求めるのもどうか?という気がします。強いサトノダイヤモンドだったらねじ伏せられたんじゃないかって…。

京介 そこは全く同感だわ。今はいい時期ではないということなんでしょう。見た目は引き続き良いと思うけれどね。

菊池 サトノクラウンも状態面や精神面の不振と考えるのが妥当でしょうか?

京介 海外帰りというのも結構影響していると思うし、デムーロ騎手を手配できなかった一番の理由が状態不安からだったってことじゃないかな。あの流れで伸びて来れないのか…という。

京介 パドックももうちょっと腰がビシッと決まり、後肢の蹴り伸ばしにキレが出てこないとね。

菊池 戦前から全く当たる気がしませんでした。全体的に、各々の好走要因も凡走要因も色々…という感じでまとめにくい感じがしますね。

京介 全体には、今年重賞勝ちがないメンバーの方が多くて、名前は豪華でも実績が伴っていない馬の方が多かったということ。そのために通用ボーダーが例年よりも下がった、と考えるべきだろうね。

菊池 とりあえず、似たような局面があった時に活かせるように、絶好調優先…という教訓を残したいのですが、適性面で劣るヴィブロスは4着だったり、能力で劣るダンビュライトは5着だったりで。

京介 自分はその2頭は、物足りない状態にありながら良く走った方だと解釈しているよ。結局ベストではなかったけれど。

菊池 そして、ワーザーは地力で来るけど、サトノダイヤモンドやサトノクラウンは地力らしきものによる好走をしてくれない…。解釈の難しいレース、説明の付きにくい事象もチラホラ?

京介 それはなあ。やっぱり海外遠征というのは、馬に深刻なダメージを負わせるものだということなんでしょう。あまりにも宝塚記念でドバイ帰りの馬が走らないし、いい状態で出ることが難しいから、今後はドバイ帰りの馬は宝塚記念を避けて来るんじゃないの。

京介 この海外帰りの疲労というものだけは、どの馬にも確実に蓄積して競走意欲を削ぐものなのに、腕利きの助手でもノーザンF陣営でも上手く見抜けず、不安を取り除くことができていない要素だと捉えた方がいいんじゃないかな。

<教訓まとめ>

・3カ月以上の休み明けと、中途半端な海外帰りは全て外した方がいいんじゃないか、と考えさせられる宝塚記念だった。あくまでこのレースを目標に、叩き2戦目で狙ってきた勝負気配ハッキリした馬を評価すべきレースということ。

・蒸し暑くなるうえに梅雨シーズンということもあり、数日で気温が急変しがちで、全馬いい状態で出てくることが難しいレース。その中で、栗東坂路などで追い切り自己ベストを記録してきた「体調絶好調」というものが目に見えて活きた場面だった。

・ルメール&デムーロ騎手がピンポイントで騎乗して重賞を勝たせた馬は、その当時がベストの体調でベスト条件だと見切った方がいい。日本人騎手に手替わりして、宝塚記念のようなレースで上向いたりしない。ストロングタイタン、パフォーマプロミス、ダンビュライト、サトノクラウン…全てパフォーマンスが想定以下だった。逆に、ずっと高倉稜騎手が乗って絶好調だったノーブルマーズ、ずっと和田竜二騎手が乗って絶好調だったミッキーロケットが好走。


<次走巻き返し警戒馬>

<京介>
・ヴィブロス
…狙い所がハッキリしているタイプで、休み明けの成績もそこまで良くはない。今回馬体が減らず、馬体重440kg台に乗せてきたのは、しっかり筋肉が身になってきた証拠。環境の変化も牝馬はあまり戸惑わない傾向があるし、おそらく秋は大丈夫。

<菊池>
・ステファノス
…過去の宝塚記念と似た負け方で、ビッシリ仕上げればまだ走れる感じ。今回は1ハロン長い分が響いた印象で、秋も休み明け2走目で出走すると思われる天皇賞では人気薄でも、2~3着の警戒くらいはしておきたい。

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菊池 では、今回の回顧はここまでです。今週はラジオNIKKEI賞とCBC賞を京介さんと展望していきます。よろしくお願いします。