金子京介・菊池グリグリの重賞回顧トーク・エリザベス女王杯編

菊池 日曜の京都ではエリザベス女王杯が行われました。こちらの回顧をしていきましょう。

エリザベス女王杯はクロコスミア(9番人気2着)を穴馬に推奨!
181111エリザベス女王杯穴推奨

デイリー杯2歳Sはメイショウショウブ(6番人気2着)&ハッピーアワー(5番人気3着)を穴馬に推奨!
181110デイリー杯穴推奨オクノ

181110デイリー杯穴推奨グリグリ

JBCレディスクラシックはアンジュデジール(6番人気1着)を穴馬に推奨!
181104レディスクラシック穴推奨


エリザベス女王杯回顧



展望トークはコチラ
https://regimag.jp/blog/kyo_guri/view/detail/entry/206334

<当日の馬場状態について>

菊池 3場とも週中に雨があった影響で金曜のJRA発表では芝・ダともに稍重でしたね。京都は土曜の開催中に芝は良発表に変わりましたが、日曜もダートは稍重が残っていた、そんな状況でした。

京介 だけど東京は土→日の日替わりタイミングでまた雨が降ったんだけど、京都は似たような通り雨すらなかったんでしょ?順調に回復基調にあって、空にもあまり雲がなかったし、適度に良い風があった。エリザベス女王杯パドック周回時も、気持ちのいい快晴だったよね。

菊池 Bコース使用2週目、やや差し有利かと思いきや、9R・10Rと逃げ馬が連続連対。ともに少頭数戦でしたがペース次第では前残りが発生するという感じで。

京介 というか、馬場の補正のためにちょこちょこ人が出ていたんだろうと思う。東京も朝から積極的に、芝の内側の補正をしていたし、やり過ぎではないにせよ京都でも似たような作業をしているはず。

京介 確かに全面的に蹄跡が残って、馬場は荒れているように感じるけれども、凹凸は均しているし芝が寝ていて脚抜きもいいから、内を通っても我慢できるという感じかな。でも、内側ばかりが勝つという馬場でもないし、結果的にいい感じのフラットな状況だったと思うよ。

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<パドックについて>

菊池 17頭、3歳がイマイチ揃っていませんでしたが、古馬はディアドラが出ていないくらいでほぼベストメンバーだったと思います。全体に仕上がりは良かったのでしょうか。

京介 だいぶメンバーのレベルも高かったし、武蔵野Sとは違って、人気薄の馬の仕上がりが非常に良いパドックだったね。単勝万馬券の馬も、今シーズン一番じゃないかという気配の馬が多かった。そしてもちろん、ここでローテーション最後と思える上位人気馬も、好仕上がりだったよ。

京介 だからこそ、ちょっとでっぷりした形に見えたフロンテアクイーンはかなり残念だったな…。自分は、レッドジェノヴァとリスグラシュー、コルコバードが非常に良く見えた。そして改めて、牝馬の現4歳世代はレベルが高かったと感じさせられたなあ。

菊池 当日の京都では落馬負傷が相次いで。朝から乗り替わりの川田騎手、大怪我も出た6Rで幸騎手・和田騎手(川又騎手は無事に騎乗)。8Rではモレイラ騎手も落馬してヒヤっとしましたが、こちらは無事。幸い?エリザベス女王杯において当日に乗り替わりとなったのは幸騎手だけでしたが。

京介 そうそう!これはトピックとして押さえておかないといけない。京都競馬場はかなり騎手が揃っていたのに、落馬事故が相次いだんだよね。幸騎手は今シーズン絶望、和田騎手はかなり怪しくなる負傷。川田騎手も土曜日のパドック事故が原因で朝から乗り替わりとなったし、結構物々しい雰囲気にはなっていた。当日、京都で外国人騎手が11連勝もしたのは、その副産物みたいなもの。

<レース展開について>

京介 京都2200mのスタートは、スタンド前若干4コーナー寄り。ファンファーレが鳴った時の喧騒が物凄かった。ちゃんと鳴り終えた後も落ち着かせるためにしばらく輪乗りを続け、間を見て1番からゲート入り。

京介 特にゲートでごねる馬もなし、最後の17番ミスパンテールもあまり待たずにスタート。おおよそ51秒というところ。まあこの頭数なら早い方だね。

菊池 有力どころでは、5番レッドジェノヴァが伸び上がるようなスタートで少し斜めに出ていますかね。他は概ねいつもくらいのスタートでしょうか。

京介 1番ハッピーユニバンスはいつも通りの出遅れ。外の方で、14番ワンブレスアウェイと15番エテルナミノルが、ちょっと出遅れていた。

菊池 まずは4番プリメラアスールが押して押して先手を主張しますが、馬なりで9番クロコスミアが交わしていきました。外から17番ミスパンテールも前へ。

京介 クロコスミアとプリメラアスールは直接対決していないけど、2年前はプリメラアスールが逃げて、昨年はクロコスミアが様子見の2番手だった。だからその隊列になるだろうと思っていたら、クロコスミアの出足スピードが上回り過ぎて、楽々プリメラアスールを交わすという。これでペースはクロコスミア自在になる。ミスパンテールは先頭を攻めたてたりしないだろうし。

菊池 大した先行争いは発生せずに1コーナーへ。まずはアッサリ単騎先頭を確保した9番クロコスミアがハナを取り切ってペースダウン。4番手に8番カンタービレは行きたがり気味。内の5番手に7番モズカッチャン、絶好位を確保。

京介 この1コーナーの争いは好位差しを予想された馬同士で結構な焦点だった。個人的には内枠を引いていて進路もあったのに、5番レッドジェノヴァが半端に引いてしまって、7番モズカッチャンに譲ってしまう。1コーナーはモズカッチャンが3列目内、レッドジェノヴァが4列目内。

菊池 これらの外に13番ノームコアが浮上していきました。ルメール騎手はスローペースを察知するのが早かったですね。2コーナー過ぎでは3番手あたりまで位置取りを上げて行きました。またやられたかと思ったなぁ…。

京介 ルメール騎手は昨年、16番ヴィブロスでこれをやろうとして、序盤からバカついてしまったんだよね。ノームコアだと掛からない、というよりは今シーズンのルメール騎手がこういう押し上げ方をしてピタッと制御できているしコントロール十分。この後の結果はともかく、心技体ともに充実しているのが良く分かるシーン。

菊池 先団直後くらいに16番コルコバードと、内に2番フロンテアクイーン。そして5番レッドジェノヴァは内にスペースを見つけながら徐々に浮上。この集団の中に12番リスグラシューの姿もありました。ちょうど中団あたり。人気サイドは中団より前の位置を確保しており、これより後方は人気薄の各馬でした。

京介 そうだね。リスグラシューやレッドジェノヴァが単勝人気1桁台の一番後ろぐらいか。確かに後ろの組は、ちょっとチャンスなさそうな馬ばかり。スマートレイアーは、今年はかなり後方を進んでいた。

菊池 1000m通過は61秒4と出ました。割と早い段階でペースが落ち着いているのは見た目に分かりやすかったですが、遅い流れでしたね。ルメール騎手も自身のポジションは早めに上げたけど、展開を動かすほどではなく。

京介 この流れで好位外3番手にいて、しかも十分制御できているんだから、自分もやられたと思ってため息をついたよ。しかしここからレースが難しくなるのがエリザベス女王杯。

菊池 3コーナー過ぎまで緩い流れを歩んだ後、下り坂からペースアップ。2~3番手が人気薄で、9番クロコスミアは良い形で後続を離しましたよね。これは岩田騎手のペースコントロールがお見事。ユタカさんみたいな逃げ。

京介 壁役がいた、というのは確かに大きい。プリメラアスールごときにペースを渡していたら、こんな自在にできなかった。この3コーナー頂点では、まだ中間ギアぐらいの動き出しではあるんだけど、このリードがなかなか詰めにくい感じの動き方。まだゴールまで遠いし。

菊池 クロコスミアに余力がある上に、早めのスパートをされているので3~4コーナーでなし崩しに脚を使わされたのは好位勢の方でしたね。4コーナーで追い出しを無理しないルメール騎手、13番ノームコアはスムーズに回って来ているけど、ずっと外を通っている分、少し苦しいか?という態勢。これ、4コーナーまでを見ていると、ほんとうにクロコスミアにしてやられた競馬ですよねぇ。

京介 ノームコアが3番手にいて、その真後ろにモズカッチャンとカンタービレでしょ。その後ろの組が動き出したくない、いやさすがに相手の動きを見て立ち回りたいという心理になるのはちょっとわかる。だけどスパートをしにくい場面がどんどん過ぎていくうちに、クロコスミアがあれよあれよ…という流れだね。ルメール騎手も、外を回っていたというよりは真後ろの馬の仕掛けを注視していたように見えた。

菊池 好位ラチ沿いを回って来て、内回りとの合流点でスパートの7番モズカッチャン・M.デムーロ騎手は昨年をなぞる競馬をしていますね。ただ、馬場や馬の状態の分か、スパートしても昨年ほど差が詰まらない。中団待機で進路を探っていた12番リスグラシューは、直線に向いて早々と前が開いて進路を確保。

京介 4コーナーから直線序盤の流れとしては、確かに昨年の再現まんまだわ。ただし今年は、クロコスミアが瞬発力勝負のような仕掛け方をしているのに対し、今年は自らリードしていい場面でトップスピードに先に乗せて、まだ余力もある。そして好位勢が、みなこの早めスパートに足を使わされて、イマイチギアチェンジが合わない様子だね。

菊池 残り200mで9番クロコスミアはまだ3馬身リードを確保。迫ってきたのは12番リスグラシューのみで、ここからは一騎打ちの様相。なお、200m付近で12番リスグラシューは内に切れ込み気味(後に8番カンタービレの進路を遮った件で過怠金5万円)。

京介 左鞭を連打し、4発目の時がちょうどカンタービレと交錯するシーンだったから印象も悪いし、必死になってトップスピードに乗せている一番大事な場面だものね。その後、2番手集団を交わしきってから右鞭に修正しているけれど。

京介 だけどこの流れでビシッと弾けたのはどう見てもこのリスグラシューだけ。フロンテアクイーンは完全に壁にハマって差し直しをしているし、最内のレッドジェノヴァもモズカッチャンとノームコアの間を突こうとして空かず、最内に切り替えるロス。

菊池 最後は2頭の叩き合い。9番クロコスミアもしぶとく粘ってクビ差2着の大健闘。3馬身離れた3着には7番モズカッチャン。

京介 クロコスミアは、この秋シーズン一番いいリズムで競馬できて、ポテンシャルを目一杯発揮し切った内容。それだけに差す馬がいたというのが驚きだったろうね。

京介 離れた3着争いも、手応えを見たらレッドジェノヴァは3着も十分奪えたし、脚を余しているのは明らか。後手、後手、後手でジリ…という競馬だった。

<結果を受けて…>

181111エリザベス女王杯結果

菊池 勝ち時計は2分13秒1。良馬場としては遅い時計の部類ですかね。ラップ構成は「スローの後半4ハロン勝負」という言葉がきれいにハマりますね。

京介 芝のG1でハロン12秒5が4回も刻まれているから、改めて見てゆったりしたペースだったね。そして、この流れで4F以上長く脚を使わせようとする馬がいなかった。みな、切れ味勝負どんとこいという競馬をしに行って、ホントにそれがあなたの持ち味なの?という競馬ぶりのまま脚色一緒になってしまったね。

京介 昨年このレースでワンツーした2頭が2着3着。そして、昨年は不本意な競馬だった4歳馬が、モレイラ騎手を得て逆転。ノームコアとモズカッチャンの追い比べを考えると、現段階ではまだ4歳牝馬の方が優勢だったかな?と思える決着だった。

菊池 では、上位馬を振り返りましょう。

リスグラシュー

菊池 さらに増えて462キロでした。前走が多少余裕のある仕上がりに見えたので、絞れてくるかと思いきや。

京介 激しいレースを使ってさらに増える、しかも生涯最高馬体重ということだからね。この馬は2歳からずっと一線級でレースを続けていたのに、まだまだピークに根詰めて仕上げたことがなかったということなんだろうね。ここまで生命力がある馬だとは。

京介 パドックはいい姿勢で歩けていたし、腹構えも全く問題なく、後肢の捌きもキレキレだったね。この気配で3走目がダメ、とは正直思わないんだけど…そうなのかなあ?

菊池 個人的にこの馬に本命を打てた最大の理由は、距離よりも2走目であることが重要だという主張のもと。そして、矢作厩舎もトライアンドエラーの末に、追い切りで攻めすぎない調整を施してきて、馬も完成の域に入り、諸々が噛み合ったと見ています。

京介 その通りだね、重要なのは「過去の出走パターンと違う工夫をしてきて、マンネリ出走ではなかった」ということ。府中牝馬Sの回顧でも、「大幅馬体増での好走でこのパフォーマンス、充実ぶりが違うぞ」と触れていたはずなのに、その部分を予想する時には軽視してしまった。

京介 でも栗東坂路の追い切りだけで克服できるものなのか…。あのピッチの速い追い切りを見ちゃうと、距離長いと思っちゃうんだけどなあ。

菊池 スローペースの上がり勝負で、この馬にはバッチリの展開になりましたね。モレイラ騎手も中団待機策で直線まで慌てずに進路を探り、この馬のキレに懸けるソツのない騎乗でした。

京介 流れは確かにそうだね。この馬が好走するには、隊列がギリギリまで動かず上がり3F勝負に他が付き合って、追い出しを待てる流れになれば、とはイメージできるんだけど、「いやスパートはやっぱり早いでしょう」と思っちゃうからなあ。

京介 モレイラ騎手も見事なタイミングで仕掛けていて、かなり勉強しているなと感じるけど、レース全体の流れが上手くかみ合ったよ。

菊池 あくまで2走目ならやれる説を提唱していたので、次走は出走しても軽視です。ただし、今回はこれまでより追い切りもセーブ気味だったので、次もやれてしまう可能性はあるかも?とも思っていますが。

京介 これまでは確かに、調子がいい時にガンガンいい時計を出していた傾向だからねえ。それであの華奢な馬体だし、2走目激走後に燃え尽きるのも分かる。今回はいくつか難点を克服できているし、体が変わっているから、好走できるんじゃないのかな?

クロコスミア

菊池 こちら僕の穴推奨馬でした。今回は上手いこと行きました。2番手でも上手く行くだろうと思っていましたが、逃げて(ほぼ)最高の結果。
181111エリザベス女王杯穴推奨

京介 実際、レースや仕掛けるポイントとしては、譲った昨年よりもはるかに良い形だったよね。

菊池 あまり調教は見せないタイプですが、仕上がりもこの馬なりに良かった、といったところでしょうか。

京介 いやあ、絶好調かどうかで言えば、昨年の方が良かったと思うよ。だけどこの馬は、ある程度坂路で動けていれば、相当見映えしない馬体でも激走した過去歴がある。馬体の体調よりも、レース当日の馬場状態や流れが大事なタイプでしょう。

京介 だからこそ、府中牝馬Sで「この形じゃだめだ」と反省したことが、今回の積極主張に繋がったし、府中牝馬Sをいい形で捨てることができた、という流れなのかな。

菊池 この後は、もしかしたら有馬記念に使うかも?ということのようですが…。

京介 まあ、体調はキープできるんじゃないかな。何度も触れるけど、この馬は馬場と流れ次第。それに最近、G1中長距離戦線からは、タフな先行を仕掛けて粘るタイプが全くいないからね。ただリードするだけでもいい目を見る可能性があるから。

モズカッチャン

菊池 府中牝馬Sを熱発で回避。今回はプラス6キロでした。

京介 そうなんだよなあ…、熱発騒動があった中で、それなりにまとめてきたという仕上がり。腰つきがあまり良くはなかったね。昨年秋華賞をステップにしてきた方が、充実ぶりは上だったのは間違いないと思う。

菊池 やはり、前走を使えていれば・・という面は拭えないんじゃないでしょうか。M.デムーロ騎手は位置取りと言い、問題ない騎乗だったと思いますが。あとは昨年ほどハービンジャーにドンピシャリの馬場でもなかったかな?

京介 馬場は確かにそうだね。昨年のハービンジャー旋風は凄すぎたから。今年はなんだか、それほどでもないよね。競馬ぶりは文句なしだと思う。

菊池 こちらも有馬記念に使う可能性があるようです。この馬は内枠を引いたら面白いんじゃないでしょうか。牡馬相手にも実績はありますし。

京介 有馬記念はスタートに注意したいね。ガシガシ追っ付けてでも好位を奪ってほしい。

その他

菊池 4着はレッドジェノヴァ。ジリジリとは伸びていましたが。

京介 いやーどうだろうなあ。レース直後は頭に来たし、冷静になったら違う考えも思い浮かぶかなと思ったら、細かく見ても文句しか出ないよ。いや消極的すぎたでしょ。

菊池 池添騎手には「来年が楽しみです」で片付けて欲しくはなかったですね…。今回でしょ!というのは同意です。

京介 だいたい最初の1コーナーでモズカッチャンに押し込まれていないし、自分から引いているし。3コーナーでノームコアの半馬身差に並ぶ「何か」をしたかった。直線でも狙う場所が、モズカッチャンとノームコアの間って、それ両方とも絶対バテない馬でしょ。そんなところ空かないって。

京介 父シンボリクリスエス産駒の仔を本命にするのが悪いとは思わないなあ。5番手辺りからクロコスミアを早めに捕まえに行く競馬をすればいいわけだし。陣営が京都大賞典の内容を見て、まだ池添騎手に拘ったが故の采配ミスだね。池添騎手じゃこの馬のパワーを扱い切れないんでしょ。

菊池 ノームコアは5着。3~4着とは僅差なので、健闘している部類だとは思いますが。

京介 あとから考えれば、全く競馬ぶりに問題はないし、あそこからもう一伸びできない馬が悪いということになるものね。天栄仕上げとルメール騎手の組み合わせで、過剰人気になりすぎて、しっかり馬比較をできなかった人たちが負けたという印象。

京介 それとハービンジャー産駒は、やっぱり鉄砲で結果を出すのが難しい方だと思う。G1級であればなおさら。タフな競馬で強い馬だと思うんだけども。それとこの馬、おそらく関東の日本人騎手ではパフォーマンスを大幅に落とすだろうから扱いに注意したい。

菊池 カンタービレは6着。個人的には、よくこれだけ頑張ったな、という気持ちです。思っていたより強いか?元の評価が低い人間からの言い分ですが。

京介 結果を見ても、不利を受けても耐えていたし、やっぱりそこそこ強いんじゃないかなあ。世代トップというわけではないけれども。

菊池 予想の割には儲けきれなかった。馬券の買い方は永遠のテーマですね…。
181111エリザベス女王杯予想

京介 今回は人気馬の下げ方がかなり難しかったよ。調子が悪そうだから外せると思った馬が3着にいるし、距離適性がどうなのか?休み明けでいきなり古馬相手にどうか?と思う馬に最有力騎手が乗っていて…。ケアすべき範囲が4頭5頭もいて、漫然と広くフォローしてしまう場面だった。その半分ぐらい、何か一つの根拠でバッサリ行ければ違ったんだけど。

<教訓まとめ>

・ペースが遅いからと言って、捲りに行けないのがこのエリザベス女王杯。適度に馬場が荒れている程度で渋ったわけでもないのなら、基本的に内有利となるし、当日の馬場傾向を見て騎手が内に殺到しがち。だからこそ、2200m走っても距離が持つ確信を持てる先行馬は、毎年いい目を見る。差し追い込み馬は取捨が本当に難しいレース。
・2200mのスローペースで、差して結果を残せるのは外国人騎手だけだと思った方がいい。日本人トップクラスは高齢化していて、追える騎手がそもそもいないし、ヘッドワークが悪くて能力3割減になる。日本人騎手で選ぶべきは前に行く馬だけ。
・やはりこのエリザベス女王杯はリピーターが強い。昨年通りの競馬をなぞれば距離は持つ、と確信できる安心感が、レース展開の中で非常に有利に働く。それを逆転する馬の方が、かなりの創意工夫と改善を求められるので。
・京都コースは、どの国の外国人騎手が来ても他の競馬場より成績が上向く妙なコースで、日本人騎手に対し追い比べで常に優位を取れるので天国モードになりやすい。このエリザベス女王杯ではルメール&デムーロ騎手が必ずレースで存在感を示しているが、WIN5対象レースや下級条件戦でも今年のような無双状態になったりするので注意を払いたい。


<次走巻き返し警戒馬>

<京介>
・レッドジェノヴァ
…レース回顧の通り。パドック気配は申し分なし、準備も万端だったはず。レースで7割ぐらいの力しか出せていない。次走どこに出るにしても、騎手が替われば。

<菊池>
・ノームコア
…現4歳は強い。初G1・初の関西遠征で3~4着と僅差の競馬が出来たのは立派で、今回は人気が先行しすぎただけ。馬はよく頑張っている。まだ伸びしろは十分。

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菊池 では、今回の回顧はここまでです。今週はマイルCSと東スポ杯2歳Sなので、どちらも京介さんと展望していきます。よろしくお願いします。