金子京介・菊池グリグリの重賞回顧トーク・エプソムC編

菊池 日曜には東京でエプソムCが行われました。こちらの回顧をしていきましょう。

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<当日の馬場状態について>

01_馬場状態


菊池 金曜に降った雨の影響で、土曜は道悪スタート。ただ、土曜の前半は思ったよりも気温が上がって馬場も回復しましたね。6Rの3歳未勝利(芝1600m)が1分33秒8。そして、その後すぐに芝は良発表に変更されました。

京介 土日ともに曇り空ではあったんだけどね。回復の度合いは結構早かったと考えた方が良さそう。

菊池 Cコース使用の3週目。乾いたらあっという間に速いタイムの出る馬場でしたが、逃げ・先行馬では内を避けて通る騎手が多く、直線で内を突いた馬はレースが進む毎にあまり好走できなくなっていきました。

京介 内ラチ沿いは4コーナー、直線ともに確かに蹄跡が多くて、騎手の目線からしてもだいぶ荒れているという印象が大きかったんだろうと思う。本当に乾燥していたのなら、おそらくその内ラチゾーンを通っても大丈夫だったんだろうけれど、かなり湿っていたのなら脚を取られる実感があったのかな、と。

菊池 しかし、府中市は日付が変わる頃から雨に。朝には止んでいましたが、朝は「芝=稍重」・「ダ=重」の発表。気温が低く、日曜は乾く気配がありませんでした。

京介 土→日に移る過程で降ったんだね。土曜日の競馬場帰りしなには場内が乾いていたはずなんだけど、日曜日の朝一開門時にはあちこちで水たまりができていた。

菊池 さらに、メイン前の10Rには返し馬が終わった頃でしたかね?雨が降り始めて、レース中はやや強い雨。そのままメインレースは雨の中で迎えることになりました。短時間で馬場が悪化したように見えましたね。

京介 そう!昼過ぎぐらいには、「傘を持ってきて失敗だったのかな~」なんて思っていたんだけど、メインレースを前にして急に強い雨が来た。ここ一番の本降りになってしまったんだよね。

京介 これは流石に迷ったよ。なんでこういう分かりにくい場面で雨が降ってしまうのかなあ~。重馬場向きのタイプを取るべきか、良馬場のままで判断するべきか。パドックでは重寄りの判断をしたんだけども。

02_馬場分析


京介 馬場傾向は、ここまで内さえ避けていれば先行馬も残るし、差し馬も流れ次第で間に合う。どうせ全馬直線で大外へ向かうし、あくまで、ペースがどうなるのか…が焦点の様子だった。

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<エプソムC・パドックについて>

菊池 フルゲートは埋まらず14頭立てでした。雨の中でのパドックでしたが、メンバー全体の印象はいかがでしたか?

京介 エプソムCにしては、意外と良かったと考えるよ。これまでずっと成績の悪い馬でも、結構良い歩様良い動きをしていた馬がいたね。馬体の上昇自体はないけれど、しっかり調整してきて張り艶自体は良くなったという感じ。また、近走好調をキープしていた馬がさらに良くなっていた気配は十分に感じた。ソーグリッタリングは本当に良かったよね。

菊池 上位人気5頭までが単勝オッズ10倍未満。下位人気3頭以外が25倍以下と人気は拮抗していましたね。

京介 軸をどれに取るか悩む場面だったのは確かだよね。先行馬不在のメンバーで、上位人気はみんな差し追い込み馬ばかりだったし。

菊池 直前の大雨も不確定要因となりましたが、この隊列読み、騎手がどういう挙動をするのか読めない部分も、今回大いに悩ませる要素でした。

京介 先行して好走した履歴の馬も、相当遅いペースでたまたま行けた…というタイプばかりだったものね。

<レース展開について>

京介 強い雨は返し馬になっても変わらず、結局ファンファーレが鳴る時も雨足は衰えないままだった。東京芝1800mスタートは2コーナー引き込み線にあり、この付近に待避所はあるし、ほとんど喧騒はなかったはず。ファンファーレが鳴りだした時には、もうみんなゲートに入る準備ができていたようだね。

京介 ファンファーレが鳴っている間から続々ゲート入りは始まる。あっという間に奇数番枠が入り、偶数でも暴れる馬ナシ。およそ40秒程度でのスタートになったね。

スタート

菊池 ある程度揃ったスタートでしたが、5番アップクォークが大出遅れ。3馬身強の出遅れかつ、態勢も悪くてあっという間に置かれてしまいました。

京介 アップクォークは最初にゲート入りしていた馬。ちょっと問題があるという報告があっての措置だったのかな。しばらくこの馬は深刻なゲート難があるものとして捉えたい。

京介 その他の馬はほぼみんな揃ったというぐらい綺麗に出た。毎回で遅れている馬が半馬身程度かそれ以下の遅れだったしね。

03_スタート


菊池 まずは各馬が様子を伺う中、驚いたのは6番サラキア。昨年はずっと出遅れの心配をしていたこの馬が、なんと先頭に!

京介 内枠各馬も行く様子が見られなかったし、態勢としては「なんだか…前に出ちゃうぞ…。」という感じだったよね。積極果敢に押して出たわけではなく、今回のメンバーだからこそ+たまたまもあって若干優勢になった。もちろんゲートをまともに出たことが前提だけれども。

2F目~4コーナー

菊池 そして、9番レイエンダも好スタートから先頭に並んで行き、外からは14番ダノンキングダム。内からは3番ストーンウェア。4番ソーグリッタリングまでが先団と言える位置かなという感じで。

04_1角前


京介 ダノンキングダムは大外枠から半馬身ほど出負けした様子だったけれども、他が急いでなかったのですぐ挽回が効いた。

京介 レイエンダは綺麗にゲートを出ていたね。ルメール騎手は最初手綱を扱いていたし、意図しての前付けだったように感じる。逆に内枠のストーンウェア、ソーグリッタリングは慎重。

菊池 その後ろの6番手が13番アンノートル、11番カラビナが並んで内に7番プロディガルサン。3F目にさしかかるあたりでこの3頭が中団あたり。

京介 うーん、アンノートルとカラビナは意外と前に行けなかった。スタートも遅れてないんだけど。外枠を引いた時点で慎重になってしまったか。

京介 プロディガルサンは、手応えからするともっと急がせないと前に行けない鈍さだね。それでも、近走から比べるとだいぶ前に行っている方。

菊池 その後ろの列に、内から2番ハクサンルドルフ・1番ショウナンバッハ・12番ブレスジャーニー・8番ミッキースワローと並んでいて、3~4馬身ほど離れた最後方に、徐々に差を詰めつつ5番アップクォーク。

京介 ここら辺の馬はみんな若干の出負けをしていたり、近走追い込みに近い競馬が続いていた馬。

菊池 実況が一通り全体の隊列を伝え終えた3コーナーあたりまでに、馬群は凝縮して10馬身強ほどの一団になっていましたね。6番サラキアが逃げていることでも明らかではありましたが、どう見てもスローペース。ただし、全体的にめちゃくちゃに掛かるような馬はいませんでしたね。このあたりは雨が適度に各馬の気を逸らしていたからでしょうか。

京介 確かに、掛かったり道中暴れたりするような馬はいなかった。みんな十分納得しながら進んでいるようではあったね。雨も影響したと思うけど、そもそもどの馬も追い込み可というタイプなので、とぼけやすい気性だから、という方が大きそうだけれども。

菊池 前半800m通過は51秒3程度、ペースは上がらないまま迎えた1000m通過が63秒9と出ました。これは馬場が悪化したにしても超が2つも3つも付くスローペースでしたね。

05_3コーナー


菊池 同日の2歳新馬が800m51秒9、1000m64秒9。そろっと乗る中距離の新馬戦ではこういうペースになることもままありますが、雨による馬場悪化があったにしても古馬重賞としては信じがたいスローペースでしたよね。新馬戦並の流れといっても過言ではないほどで。

京介 遅すぎるのは確かなんだけど、道中外からサッサと仕掛けて行けよと強気に言える馬もいなかったからなあ。ここまで遅くできたのは、みなが遅い流れに付き合える気質の馬だったため。また、これだけかなり遅くなってしまうと、もともとはみな差し馬なんだし、1列目でピタリ折り合えている馬の方が、がぜん有利になる。

05_1000mタイム


直線入口~ゴール

菊池 逃げている6番サラキアが内を大きく空けて馬場中央へ。9番レイエンダもスライドするようにその外を。12番ブレスジャーニーは空いている内を突いて差を詰めていきました。

京介 そう!これだけ遅いなら追い込み馬にはほぼノーチャンス。外を回ればロス大。追い込み馬が仕掛けるならここぐらいしかない。戸崎騎手の判断はかなり見事だったと思う。荒れている内とは言え、ここまでペースが遅すぎるなら負担ではないしね。

菊池 直線入り口では一団の馬群が鶴翼の陣と言いますか、戦闘機の編隊、分かりやすく言えば矢印みたいな感じ、ってことでいいでしょうか。6番サラキアを先頭に矢印のように広がりました。3~4コーナーで内を通って差を詰めた12番ブレスジャーニーも内を5~6頭分空けるように。

06_直線入り口


京介 先頭が馬場の真ん中を進み、ワンテンポ遅れるように内も外も仕掛けているからこういう隊列になったわけだね。しかしざっと見た感じ、反発して来るのは内の馬ばかりで、外を回った馬は完全に勢いに乗り損ねている。

菊池 あからさまな上がり勝負になって、6番サラキアが先頭で粘るところに、外から8番レイエンダ。内めを突いて7番プロディガルサンも接近する構え。内を突いた12番ブレスジャーニーも馬券圏内があるかの手応え。

京介 内を回った馬に頑張ってもらいたかったけれど、どう見ても逃げているサラキアに十分脚があるんだよなあ。レイエンダは、ほぼ同じペースを絶好ポジションで追走して、さらに直線も良いルートを通れているし。

菊池 残り200mを切ったあたりでは4頭が横一戦だったのが、内寄りを通った12番ブレスジャーニーと7番プロディガルサンが遅れ始め、勝負は9番レイエンダと6番サラキア。そして、その後ろの列から迫ってきた4番ソーグリッタリングが接近。

07_残り200m


京介 ソーグリッタリングは決して仕掛けミスではないんだけど、レイエンダの手応えが良すぎて追いつけない感じ。

菊池 最後は叩き合いを制して9番レイエンダが抜け、6番サラキアが粘るところに4番ソーグリッタリングがジリジリ接近しますが、こちらは届かず3着。

08_決勝線


京介 前残りだろうなと予感させる流れだったとはいえ、どの差し馬よりも逃げ馬と2番手がいいルートを通れて、しかもラストもきっちり脚を使えている。この流れに付き合って、先頭の馬よりもさらに良い脚を使える…と後ろの馬は果たして思っていたのだろうか?

<結果を受けて…>

09_結果


菊池 勝ち時計は1分49秒1。稍重発表ながら直前の雨で急激に含水率が高くなったとは思いますが、それにしても超スローで全体時計は物足りないもの。レース上がりの32秒9が示すように、究極の上がり勝負でしたね。

京介 凡戦と表現しても間違いないはず。大半の差し馬は、見せ場も作れないままで前行った馬に良いようにやられてしまった、ということ。

菊池 結果、2番手→逃げという決着ですが、上位2頭とも逃げ馬ではありませんし、前残りというよりは、超スローの上がり勝負で、速い上がりを使える2頭が前にいたから後続はどうにもならず…といったところでしょうか。逃げ馬不在にしても、ここまでなるかね?感…。

京介 確かにその通りだね。しかも、今回のように「重賞なのにこの展開?」というレースは過去にあったのに、未だにこの展開を覆すように動いて乗れる騎手がいないというのもふがいないと思う。そうなると、「騎手に技量がなさ過ぎて…」という話に移ってしまうのが悔しい所。こちらとしてもそんな話はしたくないのに…。

菊池 では、上位馬を振り返りましょう。

レイエンダ

菊池 前走から増減なしの486キロでした。状態はどう映りましたか?

京介 この馬自身は、前走も良かったし、今回も引き続き良い仕上がりだったよ。脚は短いけれど腰の支えが良くて、機敏に歩けていた。一時期心配したごつごつした歩様でもなかった。ただ、右前脚の蹄には灰色のエクイロックスをしていたようだね。

菊池 スタートを決めると、ルメール騎手は予め先行意識があったような動きでしたね。すんなり2番手で折り合いもついていました。チークピーシズも効いたようですね。

京介 そう。チークピーシズは今回からのもの。ただ、それでもここまで積極策がピタリハマるとはビックリ。あまりもキレイに決まったからなおさらだよ。

菊池 上がり最速の32秒7を記録した馬に言うのも何ですが、道悪になったのもプラスだったでしょうか。

京介 今回は直前に大雨が降ったとはいえ、返し馬の様子を見ているとズブズブの重馬場に急変するほどではなかったんじゃないか…と思っているよ。クッション性が失われる馬場ではなかったと思う。ただ、この馬自身は渋った馬場になるのは非常にうまそうだね。

京介 この馬は雨が降ったことでマイナスになる要素が少なく、他の馬の方に滑る馬場になったことで不利な状況が多数生まれた…と解釈した方が良さそう。

菊池 これで重賞初制覇。秋への展望としては…うーん、まだこの一戦では何とも?2着に走ったセントライト記念もそうですが、今回もIDMは低そうですよね。

京介 あまりタフさが必要ではないレースの方がいいだろうし、非根幹距離で他馬を出し抜く競馬の方が上手なのではないか、と思うよ。妙な相手関係になった時に、ルメール騎手が騎乗してチョイと良い脚を使う、というイメージかな。

サラキア

菊池 こちら、僕の穴推奨でした。久々に来てくれました!

190609エプソムC穴推奨

京介 これは菊池くんお見事!良い馬ではあるのに、不利続きの内容だったから、広い東京コースに替わるタイミングでピックアップするのは上手かったと思う。

菊池 6キロプラスで448キロでした。状態はいかがでしたか?

京介 どちらかというと良い方に見えたね。お尻も斜尻ではなく丸く見えるのは牝馬だと良い材料。この馬は後肢の捌きが窮屈で、後肢を深く踏めないタイプ。本当のズブズブの重馬場だとダメだったんじゃないか、と今でも思う。鞍上がいろいろ気遣って、思い切った策に出たことが好走因だとも言える。

菊池 繰り返しになりますが、昨年はずっとずっと出遅れの心配をしていたこの馬がまさか逃げるとは…。もうスタートの心配はしなくていいですかね。丸山元気騎手もスタートを決めて、行こうという意識が見られました。

京介 実は今回のゲートも、細かく見たら微妙に遅れている感じ。ただ、主張して好走したことが大事だと思う。関係者も意識を改善するし、先行馬として鍛えるようにもなるから。

京介 2016年東京新聞杯で唐突に逃げたら勝ってしまった、スマートレイアーを思い出すよね。あの馬も後方からじゃないとダメだという固定観念が陣営にあったと思うんだけど、あの唐突な逃げを成功させたことで、ゲート難解消+好位差し可能というキャラに急に生まれ変わった。すぐに重賞を連勝したし、2017年の後半までずっと好調が続いていたよね。

菊池 今回は展開もそうですし、何よりマーメイドSではなくコチラを選んだ陣営(オーナーサイド)の判断が良かったですね。

京介 まあ、この馬は2000m長そうだったし…。マーメイドSだったら前付けする競馬なんて思いもしなかっただろうし良かったと思う。

菊池 この後はどこで好走できるでしょうね。今回のような再現性の低そうな競馬はさておき、ようやくスタートが改善して引き続き先行できれば関屋記念あたりでも良い結果を望めそうな気もしますが。どちらかというと新潟記念ですかね?

京介 難しいなあ。この馬は結構すぐに距離の限界が来そうなタイプだからなあ。重賞を勝つとしたらマイルじゃないかと思うんだけど。

ソーグリッタリング

菊池 4キロ減で484キロでした。最終的には3.8倍で、割れている中の1番人気。状態はどう見えましたか?

京介 ステイゴールド産駒なのにどっしりとした腹構えで、トモの厚みも良く、後肢の捌きもしっかりできていたね。いや良い仕上がりだったと思う。我慢比べや消耗戦の1800mだったら、この馬が勝っていたと思うよ。

菊池 好位から何とか食らい付いて3着を確保。直線での進路取りが良かった分での浮上だったかなという感じでしょうか。

京介 結果からすると、前に主張しなかった分、「この馬の日」ではなかったということになってしまう。枠と隊列で良いところにつけられただけ…ということになってしまうね。今回の流れは、この馬の力が出る流れじゃなかったから。

菊池 このクラスでは常に勝ち負け級まで成長してきました。夏はサマーマイルシリーズか?今後は休養か。中京記念あたりだとイメージしやすい印象ですが。

京介 サマー2000シリーズに出ても全く問題ないタイプだと思うけどねえ。陣営はこの馬の距離適性をどのように見込んでいるんだろう。

その他

菊池 4着はショウナンバッハ。この馬だけが後方から追い込んで来ました。上がり勝負ならまだ稼げますね。

京介 ただ、レースを見ればわかる通り、4コーナーが終わって直線に合流する位置でも、まだ後方にいた。勝つための競馬は全くしていなかったね。いいデキをキープしていて、いいルートを通れば走れる…ぐらいの状態にはある。

菊池 5着はブレスジャーニー。直線は遅れましたが、コーナー区間で内から追い上げたことで着順は上がりましたね。

京介 それでも、戸崎圭太騎手が勝ちに行ったからこそ良かったと思おう。そのまま馬群の外をずっとついて回るだけだったら、おそらく脚色一緒になっていたと思う。3着が欲しかったけれども…。

京介 ブレスジャーニーはパドックで後肢の捌きが左右で違う。右後肢はびっこを引くような歩き方をしている。片足だけしか上手く捌けない状態だから、左回りがいいということなのかな、と。馬体のメリハリはいいんだけど、まだベストの状態ではないんだろうね。

菊池 プロディガルサンは6着でした。通った位置が悪かったとは思いますが、道中の超スローを見ていたら、この馬には展開が向いた方かと思いましたが案外でした。

京介 超スローであれば、あのルートも別段悪くないと思う。ただ勝ち負けした2頭がとっとと良いルートを奪ってしまい、一歩遅れた位置にいる馬はそれより若干悪いルートしか通れない…ということになってしまったね。まあ今回は流れが良くなかったよ。

京介 追い込みで続けて好走している馬だからこそ、今回の流れになって強引に道中動かしきれなかった、というのはあると思う。

菊池 ミッキースワローは10着。主な敗因は展開だと思いますが、馬場の影響はどう見ますか?

京介 距離不足は間違いなくあったと思うよ。道中ある程度急かして乗ることができない、というのも今回の流れで合わない理由だと思う。雨自体は気にしていないように見えたなあ。

京介 まあ、この馬は1800mがダメすぎるし、サマー2000シリーズで一つ二つ上手くハマれば…。という方針に切り替えられる。自分は今回この馬をだいぶ下げていたから、こんなもんでしょうという感じ。

<教訓まとめ>


・さすがに今回のペースは驚いた。ただし、逃げ馬不在で隊列不明という場合は、「近走差して追い込んで好走を続けていた馬」はなかなか積極主張を促すのは難しい。「近走差して追い込んでダメなレース続き」の馬の方が、心機一転思い切った策を講じる可能性が高くなる。レイエンダのチークピーシズ装着+ルメール騎手騎乗というのは、脚質一変を予想しても良かったか。

・安田記念に挑戦できる(しかし除外)実績がある4歳馬だからこそエプソムCで強いと思っていたが、レイエンダやサラキアはどちらも降級制度があれば準オープンクラスに降りていたはずの馬。それでも好走できるとは…。重賞2着が一度あるぐらいの馬でも、4歳馬は「若いために巻き返しが容易」という意味で重視すべきということだろう。

・サラキアもレイエンダも、「非根幹距離の重賞」で好走していた。底力は実際必要ないレース、反応の良さで勝ち負けに絡める。


<次走巻き返し警戒馬>

<京介>
・アンノートル
…準オープンからの格上げ挑戦が通用しにくいレースとは言え、パドックでも良く見せたし返し馬では抜群に動いた。柴田大知騎手が上手く導けなかっただけだと思う。マイル路線似て巻き返しを期待したい。乗り替わって欲しいが…。

<菊池>
・ミッキースワロー
…さすがに1800mは忙しかったし、連チャンの利かないこの馬にとってレース間隔も短かったかもしれません。距離延長+休み明けを積極的に狙いたいですね。

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菊池 では、今回の回顧はここまでです。次の週末はユニコーンSと函館スプリントSをともに京介さんと展望します。よろしくお願いします。