金子京介・菊池グリグリの重賞展望トーク・神戸新聞杯編

※金曜昼の展望トークです

菊池　日曜の中京では神戸新聞杯が行われる予定です。こちらをメインで展望していきましょう。

京成杯AHはボンセルヴィーソ（13番人気３着）を穴推奨！

笠倉出版社

2020-09-10

神戸新聞杯展望

＜中京競馬場の天候について＞

菊池　中京は木曜から金曜が雨予報で、土曜は道悪で始まる可能性もありそうですが、中山に比べると気温が上がる予報。日曜は良馬場になっていそうですね。

京介　天気予報自体は不安定な想定なのに、予想より当日は降ってない、雨足が弱いことが最近多いよね。高気圧が強いのもあるのかな？天気図を見ても、天候急変はおそらくないんじゃないかな。

＜中京競馬場の馬場について＞

菊池　野芝100％で行われているこの中京開催。こちらも５日を終えて今週日曜が７日目になりますが、まだ外差しが決まりにくい状況ですね。

京介　そうそう。馬場の大外に向かうような追い込みが全然決まらない。芝は見た目に結構波打っているようなんだけど、芝自体は均一的に良好な様子。時計のレベルも全然落ちないし、勝つのは父サンデー、キンカメ系ばかりだよ。

菊池　土曜が道悪の競馬だった場合、少し変わってきそうな印象はあります。

京介　中京は雨が降ってしまうと、ガラッと性質が変わってしまうので心配になるのはわかる。でも今は日曜日になると晴れるという予報だし、回復も早いんじゃないか。路盤が緩むのでなくて芝が湿っている程度なら、先行勢は最内インベタをちょっと避ければいいだけだからね。現状では１日だけで大幅な綻びが出るようには思えないなあ。

＜神戸新聞杯のレース傾向について＞

○前走がダービー５着以内
→[9･5･0･3]、１着馬は[4･1･0･0]、２着でも[3･1･0･1]。
　　今年は中京施行だが通用する傾向のはず。

〇皐月賞・ダービーともに５着以内
→ほぼ１番人気だが[8･3･0･2]！世代上位の馬を素直に信頼。
コントレイルが順調に出走なら逆らえない。

▲前走が芝2000ｍ以下の２勝クラスで１着
→[0･3･1･7]、ダービー上位組の出走が少ない年には要注意。
　　前走が2400ｍ以上だと[0･0･0･7]、穴人気でも×。

？前走がダービー６着以下
→[0･1･2･21]、全消しは無理だが人気を裏切る馬の主流。
傾向を覆した２着好走馬は菊花賞でも連対した。

×前走が１勝クラス出走or２勝クラスで３着以下
→[0･0･0･34]。セ記念とは異なり前走１勝クラス出走は全消し。
前走２勝クラス１～２着[0･3･3･20]だけ押さえ。

×前走が芝2600ｍ
→[0･0･0･17]、菊花賞では好走あるが神戸新聞杯では×。
併せて芝2200ｍ［0･0･1･3］もイマイチ。

（菊池グリグリ『競馬大予言・重賞別「激走」＆「凡走」のツボ』掲載データより抜粋）

京介　芝の2400m、大回りコースという条件だからこそ、ダービーの結果と直結性がある条件だと思っていたから、果たして中京芝2200mできちんとハマるのかな？とは思っているんだよね。東京芝2400mと阪神芝外2400mは完全に瞬発力特化の条件だけれども、中京芝2200mだともっとパワーが必要だと思う。非根幹距離というのもあるし。

京介　ダービーで６着以下に敗れた馬はセントライト記念で巻き返し狙い、ダービー上位馬は神戸新聞杯へ…という流れがこれまでの主だったけれども、ダービーでハマらなかった馬の巻き返しがあるんじゃないかな？

＜例年と比較して気になるポイント、展開予想など＞

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