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金子京介・菊池グリグリの重賞展望トーク・有馬記念
※金曜昼の展望トークです
※競馬チェックの展望トークは2020年内で終了します。長年のご愛読ありがとうございました。
菊池 日曜の中山では有馬記念が行われる予定です。こちらをメインで展望していきましょう。
有馬記念展望
<中山競馬場の天候について>
菊池 関西に雨予報があるので何かの弾みで降ったりしないかいくらか心配はありますが、高確率で晴れ・良馬場での開催でしょうね。
京介 今週末は夜中も氷点下に至らないようだし、一気の冷え込みがなさそう。まずまず暖かい一日となりそうだし、日曜日は快晴らしいね。10℃を超えるかもしれない。いつぞやの暖冬に近いムードで行えそう。
<中山競馬場の馬場について>
菊池 中山競馬場は4週目を迎えます。この12月は競馬開催日のみならず平日にも全然雨が降っておらず、芝そのものは良好な状態を維持していますね。
京介 内ラチ沿い3頭分ほどは、大分掘れてきていて土煙も上がるし、見た目には結構悪くなっていると感じる。騎手も3~4コーナーで大外へ張りだすことが多くなってきた。だけども、ペースが遅かったりすると内を通った方がむしろ最後伸びたりするし、見た目よりも外を回って勢いがつきにくい。案外大外を回る出し抜けは起きていないよね。
菊池 時計が掛かるのが印象的で、先週行われたディセンバーSを比較すると1800mで行われた17~19年の3回(1分47秒8、1分48秒1、1分47秒3)と比べて今年は1分49秒2。ダントツで時計が掛かっていますよね。
京介 そうそう。JRAの馬場発表だと馬場の質はだいぶ硬めに分類される状況らしいんだけど、全然スピードが出ないし上がりがかなり掛かる。かといって、先行馬が止まる馬場でもないのが特徴で、外を回った馬が伸びるかどうかは、結局展開次第のところがある。
菊池 外を通ったガロアクリークが差せず3着、後方からイン突きを狙ったホウオウピースフル(大野拓弥騎手)がこれにハナ差の4着まで迫りました。土曜のターコイズSでもシーズンズギフト(津村騎手)が似た競馬をして、4角15番手から3着と半馬身差の4着に追い込んでいます。
京介 確かに、一発大きな挽回がありえるのは、レースをつぶさに見ていると最内追い込みしか見かけてないなあ。外を回って伸びるのは、そもそも指数上位だったり人気評価されていたりと、資質上位の馬ばかりだよね。今のところ、騎乗の妙でワンチャンスがあるのは、そもそも内を回って良いポジションを得られた馬か、一旦序盤最後尾に下げて向正面からラチ沿いに潜り込もうと動いた馬だけだと思う。
菊池 恐らく、芝が剥げて軽くなっている内からなら差し脚を伸ばせる状態。一方で外差しはだいぶキツそうだなと…そんなふうに見えました。これがこの土日で変化が見られるかどうか?というのはポイントになりそうですね。
京介 雨が降って馬場の質がそもそも変わらないと、この傾向は急に切り替わらないんじゃないかと思うんだよなあ。中山は今週もAコースのままだし。
<有馬記念のレース傾向について>
◎前走が1~3着の1番人気馬
→[5・2・0・1]、1番人気が滅法強く、好調の保証があれば鉄板!
前走1~3着の2番人気[2・1・1・5]、安定感劣る。
〇単勝オッズ10倍以下の3歳馬
→[5・1・1・3]。更に関西馬だと[4・1・1・2]で複勝率75%にも!
単勝10倍以下かつ前走が菊花賞だと[4・0・1・1]。
▲前走が4コーナー3番手以内かつ3着以内
→[5・1・1・14]、8番人気1着や14番人気3着もあり注目!
前走が2400m以上なら[5・1・0・7]、東京&京都が◎。
×5番人気以下のディープインパクト産駒
→[0・0・0・20]。好走は1~4番人気[2・0・1・0]のみ。3頭ともGⅠ馬。
ハーツクライ産駒[1・1・2・12]も人気の割にイマイチで。
?前走がGⅠ以外の2200m以上
→[1・0・0・16]、前走GⅠ以外の好走例は2000m以下が中心。
中でも前走がステイヤーズSだと[0・0・0・9]。
?前走が1~3番人気で5着以下
→[0・2・1・13]、前走で人気を裏切ると巻き返しの可能性も下がる。
好走例は前走15・16・6着。極端な大敗の方がマシ。
(菊池グリグリ『競馬大予言・重賞別「激走」&「凡走」のツボ』掲載データより抜粋)
京介 まずは、年間の中でも1番人気が強力なG1だということがポイント。前走も1番人気でまともに好走している馬が今回が1番人気ならまず崩れない。直前までトップの人気争いをしていて、発走寸前締め切り前に1番人気に替わった馬が、ほぼ勝ち負けする。当日の判断で「万人受けする良い馬」と評価された馬は確実に走っているね。昨年のアーモンドアイはマークが厳しすぎたけれども、結局2~4番人気が上位に並んだわけだし、世間の評価は大幅には間違えていなかった。
京介 パワーがある馬も有利だというのは指摘したい。トモ量+背の高さ、大柄に分類される体型だということ。牝馬で活躍できているのはサンデー系のみ。サンデーサイレンス系を除いた集計だと、4歳以内で490kg以上の馬体重でないと勝負になっていない。
<例年と比較して気になるポイント、展開予想など>
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