▼コース図
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▼勾配図
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▼ラスト3F位置展開データ
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赤系統が好走が多い部分、青系統が好走の少ない部分になります。

【概要】
スタンドから4コーナーよりのスタート。スタート後は下り坂であるが、すぐに直線の上り坂になる。1~2コーナーは急カーブであるためスパイラルカーブが導入されている。向正面は比較的平坦なレイアウト。若干上り坂があるがそれほど大きな影響は無い。3~4コーナーは緩やかで大きなカーブ。4コーナーの中間から残200m程まで下り坂になり、そこから高低差1.8mの上り坂になる。直線距離は西日本最長の473.6m(Aコース使用時)が特徴的。重賞競走は菊花賞トライアルの神戸新聞杯が行われる。

【展開】
スタート後下り坂だがすぐに上り坂が来ることや1~2コーナーが急であること、最後の直線を意識して前半のペースは速くならず、スローペースになりやすい。向正面も僅かに坂があるものの比較的平坦で坦々とした流れになる。4コーナーの中間から残200m程まで下り坂である為、決め手のある馬が一気にスパートをかけやすく、坂もそのままの勢いで上ってしまう。その為差し、追込馬の好走が多くなりやすい。逃げ馬はよほどの力が無い限り、他のコースと比べて大きく勝率が下がる。枠順の有利不利はあまりない。

【ラップ】
未勝利:36.6 - 75.1 - 36.2 = 2:27.8
12.6 - 11.3 - 12.7 - 12.6 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 12.4
500万:37.0 - 75.8 - 35.5 = 2:28.2
12.7 - 11.4 - 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.7 - 12.3 - 11.8 - 11.5 - 12.2
1000万:38.0 - 76.9 - 34.7 = 2:29.6
12.9 - 11.9 - 13.1 - 13.1 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 12.9 - 12.3 - 11.5 - 11.1 - 12.1
1600万:36.4 - 74.6 - 36.0 = 2:26.9
12.6 - 11.4 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.3 - 12.7 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 11.7 - 12.7
オープン:36.9 - 74.9 - 34.1 = 2:25.9
12.8 - 11.4 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.7 - 12.3 - 11.9 - 11.2 - 11.0 - 11.8

芝2400mは外回り。そして外回りといえば西日本では最長の473.6mの直線を有しており、やはりここがラップを紐解く上で重要なポイント。そして、同時にコースの起伏を確認すると、4コーナー中間からゴール板の1F手前で2m下って1Fで2m上るという、「レース上後半3Fに該当する区間」を除いてほぼ平坦であるということ。そのため、テン・中盤といった道中となる区間は起伏のない影響(厳密にはテンでゴール前の起伏を通過しますが、2400mという長距離戦でゆったり入ることを考えると影響は少ないのでこのような表現としています)で明確にラップを規定する要素がないということなります。こうしてコース形態を確認したうえで上記クラス別基準ラップを見ると、500万→1000万で中盤が1.2秒遅くなる、1600万は全体を通して最も道中のラップが速いなどバラツキが散見されます。ただし、この道中のバラツキを受けても変わらないのは上がりのラップの落差。やはり唯一とも言える起伏の影響を受けるこの区間はラップが明記できる場所であり、下り坂となるラスト3・2Fは前クラスを通して大きな加速が成されています。特に「平坦→下り」となるラスト4F-3Fでは(1000万→1600万でわずかな逆転があるものの道中の大きなブレを踏まえると小さなブレ)クラス間で明示的に速くなっています。つまり、この条件で問われるのは大きな加速に置いていかれない瞬発力。
この条件で行われるのは3歳限定戦の神戸新聞杯。直線が長く上がり3Fでの瞬発力が問われる、これはダービーと非常に似た状況。実際、神戸新聞杯が2400m戦となった07年以降、ダービー最先着馬が(2.3.0.0)という成績となっています。また、同時にダービー好走馬も適性が同じということで当然ここも好走が可能で、同じく07年以降でダービー未出走のイコピコを除いた連対馬はダービーで5着以内となっています。


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