▼コース図
08241800

▼勾配図
08241800ko

▼ラスト3F位置展開データ
08241800ken
赤系統が好走が多い部分、青系統が好走の少ない部分になります。

【概要】
直線の真ん中からのスタート。スタート直後は平坦で初めのコーナーまでの距離は短め。1・2コーナーは急カーブになっており、向正面に入ると僅かに下り坂になり3コーナーの丘へ上っていく。3コーナーから4コーナーにかけて急カーブと緩やかなカーブになっており坂を一気に下る。直線は329mの長さでほぼ平坦なレイアウトになっている。重賞競走はみやこSが行われる。以前は平安S,アンタレスSが行われていた。

【展開】
1コーナーまでの距離が300m程で思っている以上に短い。1・2コーナーが急カーブである為、枠順の不利がある。外枠に入った場合内へ上手く入れないと外へ振られるケースが目立ちコースロスとなる。その為内枠の逃げ馬の好走は多くなる。また逃げ馬を見ながら競馬の出来る先行馬も好走が多い。差し馬は3コーナー過ぎから下り坂を活かした馬の好走が多く、自ら押上げれる馬が狙い。

【ラップ】

未勝利:37.1 - 39.6 - 38.3 = 1:55.1
12.4 - 11.5 - 13.2 - 13.3 - 13.3 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 12.9
500万:36.8 - 38.7 - 37.6 = 1:53.1
12.4 - 11.5 - 13.0 - 12.9 - 13.0 - 12.8 - 12.5 - 12.3 - 12.7
1000万:36.3 - 38.3 - 37.3 = 1:51.9
12.2 - 11.3 - 12.8 - 12.9 - 12.9 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.7
1600万:36.4 - 38.2 - 36.8 = 1:51.3
12.3 - 11.3 - 12.8 - 12.8 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 12.0 - 12.6
オープン:35.6 - 37.8 - 37.3 = 1:50.7
12.1 - 11.0 - 12.5 - 12.4 - 12.7 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.7

京都競馬場のコースレイアウトで特徴的な点は、3コーナー付近にある約2ハロンに渡る高低差約2mの起伏。そして、この起伏を除くとほぼ平坦ということも重要。つまり、レース後半しか起伏がない競馬場ということになります。そして、このレース後半の一連の挙動を確認すると上りの起伏で息が入り、下りながら平坦な直線に向かうというレイアウトとなります。つまり、これは上がりが重要な要素となりやすいということ。実際、最もレース数が多い500万下をサンプルとすると、ダート1800mが行われる京都・阪神・中山・新潟競馬場では京都競馬場が抜けて上がりが速く、2位の新潟競馬場の38.1秒を0.5秒も上回る水準となっています。そのため、クラス間の高を決めるのはやはり上がり。オープンではメンバーの質からいきなり上がりかかる展開となっていますが、これは前半部分はほぼ平坦という起伏からオープンクラスの逃げ・先行馬だとある程度の流れを演出しやすいということ。とはいえ、未勝利から1600万下までは明示的に上がりが速くなっており、やはり上がりが重要となります。
この条件で行われる重賞はみやこステークス(アンタレスステークスは2012年から阪神競馬場、平安ステークスは2013年から1900mにそれぞれ変更)。ダート重賞でテンこそ35秒台とそれなりの水準が刻まれてはいますが、やはり同時に上がりも速い水準が求められており、09年以降で同条件で行われた良馬場の4レースで3着以内となった馬のうち上がり3位以下なのは2頭のみ。そしてその2頭も3着となっていることからも、この条件では速い上がりが問われるレースであることを表しています。


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