▼コース図
03172000

▼勾配図
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▼ラスト3F位置展開データ
03172000ken
赤系統が好走が多い部分、青系統が好走の少ない部分になります。

【概要】
4コーナー奥からのスタート。スタート後に緩やかな下り坂と上り坂がを走り1コーナーへ。1コーナーまでの距離は500m程。1コーナーは下りながらカーブを曲がり、2コーナーから緩やかに上るレイアウトとなる。向正面半ばで坂を上りきると3コーナーへ。4コーナーからジワジワと直線半ばまで下り最後は緩やかな上り坂でゴールへ向かう。直線距離はAコース使用時で292.0m。重賞競走はサマー2000シリーズに該当する七夕賞と福島記念が行われる。

【展開】
スタートから初めのコーナーまでの距離は長めだが、スタート後、緩やかな下り坂になっている為、前半の先行争いはやや激しい。また見た目以上にアップダウンが大きくスタミナを要するが、4コーナーにはスパイラルカーブが導入されておりスピードが落ちにくいため好位から抜け出しが決まりやすい。エクイターフが使用されているとはいえ、開催が進むにつれ外差しになるケースも多く、後方からの捲りが決まるケースも見られる。特殊なコース形態であるためコース実績のある馬の好走も目立つ。

【ラップ】

未勝利:35.2 - 50.7 - 36.2 = 2:02.1
12.4 - 11.3 - 11.6 - 12.6 - 13.0 - 12.8 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 12.3
500万:35.4 - 49.4 - 36.0 = 2:00.7
12.3 - 11.4 - 11.7 - 12.4 - 12.6 - 12.4 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 12.4
1000万:33.5 - 49.8 - 36.1 = 1:59.4
12.0 - 10.6 - 10.9 - 11.6 - 12.6 - 12.8 - 12.8 - 12.1 - 11.8 - 12.2
1600万:36.9 - 49.2 - 34.7 = 2:00.8
12.7 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.6 - 12.8 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 11.9
オープン:34.1 - 48.8 - 35.5 = 1:58.5
12.2 - 10.9 - 11.0 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 11.9

テンで下り、中盤となるバックストレッチで上りという起伏の福島競馬場芝2000m。まず、1000万、1600万は平均ラップの対象期間である2009年1月1日から2011年12月31日までで施行された回数が少なく指標としては微妙。一応オープンレベルでテンが34.1秒と速くなっていることからも、クラスが上がりメンバーの質が整うと下り坂を利してペースが上がりやすいということは類推されます。ただ、それよりも重要なのは、上り坂の中盤。レース数の多い未勝利、500万間で明確にラップに差が出ているのが中盤であることからも、この条件ではここに意味がありそう。やはりテンで下りながら中盤に向かうため、ハイペースを刻み続けるラップバランスになりやすいということでしょう。そのため、当然中盤の速いラップを受ける底力は重要な要素。ただし、クラスが上がるにつれてラスト1Fの減速も低下しているように、基本的には小回りで直線の起伏もわずかに下って上る程度のため誤魔化しが効く場面でもあり、その点は注意が必要となります。
この条件で行われる重賞は七夕賞と福島記念。真っ当なローカル小回りの競馬場のため、好走馬も基本的にはこの条件得意なローカル巧者。ただ、中盤で上るという独特の起伏を有しているので、その意味では同じく中盤で上る函館競馬場は問われる資質としても一定の指標として機能。例えば、08年に福島記念を勝利したマンハッタンスカイは函館記念でも3着と好走しています。


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