▼コース図
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▼勾配図
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▼ラスト3F位置展開データ
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赤系統が好走が多い部分、青系統が好走の少ない部分になります。

【概要】
2コーナー奥からのスタート。ダートコースだが芝スタートとなる。スタートから最後の直線半ばまで一気に下るレイアウトが特徴。3・4コーナーは急カーブで緩やかな下り坂となっている。直線は308mと短いが高低差2.4mの上り坂が待ち受けている。重賞競走はカペラステークスが行われる。

【展開】
芝スタートに加え終始下り坂であることから前半が非常に速い。このスピードについていけるかどうかが展開として重要となってくる。外枠の場合、芝を走る部分が僅かに長い為、芝スタートが得意な馬にとって有利な条件となる。ただしスピードだけではなく最後の坂での粘りも重要になる。基本は逃げ~先行馬が好位を取り、直線で底力を発揮し粘るケースが多い。馬場状態が悪くなると差し~追込みが決まるケースが目立つ。

【ラップ】

未勝利:34.5 - 38.5 = 1:12.9
12.1 - 10.8 - 11.6 - 12.4 - 12.6 - 13.4
500万:34.2 - 37.7 = 1:11.9
12.1 - 10.7 - 11.4 - 12.2 - 12.4 - 13.1
1000万:34.1 - 37.3 = 1:11.3
12.0 - 10.6 - 11.4 - 12.2 - 12.2 - 12.9
1600万:33.5 - 37.0 = 1:10.5
11.9 - 10.5 - 11.1 - 11.9 - 12.1 - 12.9
オープン:33.4 - 36.4 = 1:09.7
11.9 - 10.3 - 11.1 - 12.0 - 11.8 - 12.5

起伏が激しいことで知られる中山競馬場で行われる短距離ダート戦。前後半で大雑把に分けると前半は下り坂で後半は上り坂となり、4m下って2m上り最大高低差は4mに及びます。このように前後半それぞれで大きな起伏を有する競馬場のため、この起伏がラップに与える影響は非常に大きいものとなります。まず、下り坂の前半は同時に芝スタートというスピードを促進する要素を持っており、レース数が多く比較しやすい500万で見ると34.2秒は2位の新潟競馬場より0.2秒速く最速の水準。特に一気に下る2F目が速く、オープンクラスでは10.3秒という芝の短距離戦並みのラップが記録されます。そのため、テンが非常に速くなりやすいのでスピードが重要。そして、上り坂の後半は同じく500万で比較すると2位の阪神競馬場より0.3秒遅く最遅となります。特に一気に上るラスト1Fはタフで、未勝利戦では13.4秒も掛かっています。そのため、上がりが非常に遅くなりやすいので底力が重要。そしてつまり、以上からダート1200mとしては最もテンが速く上がりが遅い条件であり、究極のスピードと底力が問われるレースとなります。
この条件で行われる重賞はカペラステークス。馬場が渋る条件で行われていることが多いものの、08年にはテン32.7秒、前身のガーネットステークスも含めると過去10年のうち4年がテン32秒台で09年と11年を除く8年で33秒台前半のラップが刻まれています。そして、上記の説明のようにダート1200mとしては最速と最遅が入り混じる再現性が少ないラップデザインのため、テイアップワイルドやスリーアベニューなど連続して好走するリピーターが多く、この条件巧者得意なタイプが好走しやすいのも特徴。


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