▼コース図

▼勾配図

【概要】
直線の上り坂の途中からのスタート。スタート直後は上り坂で向正面の半ばまで続く。初めのコーナーまでの距離は300m程。コーナーは全部で4つ。すべて急カーブとなる。3・4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。向正面半ばから直線まで下り坂が続く。直線は412.5mの長さ。高低差2mの上り坂を上る。重賞競走は金鯱賞、愛知杯、中日新聞杯が行われる。
【展開】
スタートから向正面半ばで上り坂である為ペースは落ち着きやすい。その為1頭で大逃げをしている場合最後まで粘りきってしまうケースが見られる。相手関係の把握はしっかりみたい。基本は差し馬だが速い上がりを使える馬なら先行馬でも好走可能。下り坂とスパイラルカーブを利用したレースが重要になってくる。
【ラップ】
新中京競馬場(2012年~)
未勝利:36.3 - 50.9 - 35.6 = 2:02.9
12.6 - 11.0 - 12.7 - 13.0 - 12.9 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.6 - 12.0
500万:36.8 - 51.0 - 36.0 = 2:03.9
12.8 - 11.3 - 12.7 - 12.9 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 12.0 - 11.7 - 12.3
1000万:37.5 - 50.6 - 35.7 = 2:03.8
12.9 - 11.6 - 13.0 - 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 11.9 - 11.3 - 12.5
旧中京競馬場(2009年~2010年)
未勝利:35.0 - 51.0 - 36.5 = 2:02.4
12.3 - 10.9 - 11.7 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 12.0 - 12.2
500万:35.0 - 49.8 - 36.4 = 2:01.2
12.3 - 11.0 - 11.7 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 12.1
1000万:34.5 - 50.4 - 35.2 = 2:00.1
12.2 - 10.7 - 11.7 - 12.9 - 12.9 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.8
オープン:34.6 - 49.3 - 34.5 = 1:58.4
12.3 - 11.0 - 11.3 - 12.7 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 11.2 - 11.6
2012年から装い新たに開催された中京競馬場。そのため、ここでは以前の中京競馬場と比較した上で考察していきましょう。今回、比較対象とするのは施行回数の多い500万条件。まず目に付くのは、テン・中盤という道中の部分で遅くなっているということ。これは旧中京競馬場のコース形態が「スタート後下り、その後3コーナー付近まではほぼ平坦」という起伏を有していたことが影響しており、実際テン35.0秒という水準は芝2000mの500万条件では最速となっていた。しかし新中京競馬場では「スタートから上向正面中間まで上る」起伏のため速くなりにくく、この起伏の差が道中のラップの差を生んでいます。道中が遅くなるなら上がりが速くなるのは常。実際、500万条件では旧中京競馬場が上がり36.4秒に対し、新中京競馬場は36.0秒と速くなっていますが、その差はわずか0.4秒と小さく、1000万条件ではむしろ旧中京競馬場のほうが速いという現象が起きています。やはりこれも起伏が関係しており、新中京競馬場では直線に約2mの坂が設置されたということで上がりが掛かっていることが理解できます。つまり、道中のラップこそ遅くなったものの上がりも掛かるラップとなっており、スピードの持続力で押し切る競馬場からタフで底力問われる競馬場へと変貌したことがわかります。
この条件で行われる重賞は金鯱賞、中日新聞杯、愛知杯の3つ。急坂で上がり掛かる条件とはいえ、重賞クラスとなると道中のラップの緩さが過度の底力を問わない状況を生んでいるのか、意外と底力偏重のタイプが好走していない傾向。今年はまだ金鯱賞と中日新聞杯の2レースしか行われていないのでなんともいえませんが、勝ったオーシャンブルーとスマートギアは急坂の中山競馬場や阪神競馬場で好走するタイプというよりは京都競馬場や小倉競馬場で持続力発揮するタイプ。金鯱賞では上がり35.2秒となっており、もちろん旧中京競馬場のほうがさらに上がり速いレースが出現していたので以前との比較では底力問われる割合は高まっていると考えられるものの、上級条件では特に底力タイプよりは持続力タイプに寄せて考えるほうがよさそう。

▼勾配図

【概要】
直線の上り坂の途中からのスタート。スタート直後は上り坂で向正面の半ばまで続く。初めのコーナーまでの距離は300m程。コーナーは全部で4つ。すべて急カーブとなる。3・4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。向正面半ばから直線まで下り坂が続く。直線は412.5mの長さ。高低差2mの上り坂を上る。重賞競走は金鯱賞、愛知杯、中日新聞杯が行われる。
【展開】
スタートから向正面半ばで上り坂である為ペースは落ち着きやすい。その為1頭で大逃げをしている場合最後まで粘りきってしまうケースが見られる。相手関係の把握はしっかりみたい。基本は差し馬だが速い上がりを使える馬なら先行馬でも好走可能。下り坂とスパイラルカーブを利用したレースが重要になってくる。
【ラップ】
新中京競馬場(2012年~)
未勝利:36.3 - 50.9 - 35.6 = 2:02.9
12.6 - 11.0 - 12.7 - 13.0 - 12.9 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.6 - 12.0
500万:36.8 - 51.0 - 36.0 = 2:03.9
12.8 - 11.3 - 12.7 - 12.9 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 12.0 - 11.7 - 12.3
1000万:37.5 - 50.6 - 35.7 = 2:03.8
12.9 - 11.6 - 13.0 - 12.9 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 11.9 - 11.3 - 12.5
旧中京競馬場(2009年~2010年)
未勝利:35.0 - 51.0 - 36.5 = 2:02.4
12.3 - 10.9 - 11.7 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 12.0 - 12.2
500万:35.0 - 49.8 - 36.4 = 2:01.2
12.3 - 11.0 - 11.7 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 12.1
1000万:34.5 - 50.4 - 35.2 = 2:00.1
12.2 - 10.7 - 11.7 - 12.9 - 12.9 - 12.3 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.8
オープン:34.6 - 49.3 - 34.5 = 1:58.4
12.3 - 11.0 - 11.3 - 12.7 - 12.3 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 11.2 - 11.6
2012年から装い新たに開催された中京競馬場。そのため、ここでは以前の中京競馬場と比較した上で考察していきましょう。今回、比較対象とするのは施行回数の多い500万条件。まず目に付くのは、テン・中盤という道中の部分で遅くなっているということ。これは旧中京競馬場のコース形態が「スタート後下り、その後3コーナー付近まではほぼ平坦」という起伏を有していたことが影響しており、実際テン35.0秒という水準は芝2000mの500万条件では最速となっていた。しかし新中京競馬場では「スタートから上向正面中間まで上る」起伏のため速くなりにくく、この起伏の差が道中のラップの差を生んでいます。道中が遅くなるなら上がりが速くなるのは常。実際、500万条件では旧中京競馬場が上がり36.4秒に対し、新中京競馬場は36.0秒と速くなっていますが、その差はわずか0.4秒と小さく、1000万条件ではむしろ旧中京競馬場のほうが速いという現象が起きています。やはりこれも起伏が関係しており、新中京競馬場では直線に約2mの坂が設置されたということで上がりが掛かっていることが理解できます。つまり、道中のラップこそ遅くなったものの上がりも掛かるラップとなっており、スピードの持続力で押し切る競馬場からタフで底力問われる競馬場へと変貌したことがわかります。
この条件で行われる重賞は金鯱賞、中日新聞杯、愛知杯の3つ。急坂で上がり掛かる条件とはいえ、重賞クラスとなると道中のラップの緩さが過度の底力を問わない状況を生んでいるのか、意外と底力偏重のタイプが好走していない傾向。今年はまだ金鯱賞と中日新聞杯の2レースしか行われていないのでなんともいえませんが、勝ったオーシャンブルーとスマートギアは急坂の中山競馬場や阪神競馬場で好走するタイプというよりは京都競馬場や小倉競馬場で持続力発揮するタイプ。金鯱賞では上がり35.2秒となっており、もちろん旧中京競馬場のほうがさらに上がり速いレースが出現していたので以前との比較では底力問われる割合は高まっていると考えられるものの、上級条件では特に底力タイプよりは持続力タイプに寄せて考えるほうがよさそう。

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