■有力馬診断

■[7]ロードカナロア(1位評価)

芝1200mは[9−3−1−0]で複勝率100%。芝1200mのG1は[3−0−1−0]でスプリンターズS、香港スプリント、高松宮記念を制している。まさに世界レベルのスプリンター。今年は安田記念を制し、さらにパフォーマンスを引き上げている。前走セントウルSは3番手からメンバー最速の33.4秒で上がってクビ差の2着。ハクサンムーンに逃げ切られたが、休み明け、斤量2キロ差を考えると上々の内容。昨年のセントウルSよりレベルの高い走りをしている。ひと叩きされて動き、気配は良くなり、陣営の思惑通り調子を上げている。以前より馬体にボリュームがあるのは、5歳秋を迎えたからなのだろう。テイエムオペラオーは4歳の天皇賞(春)から5歳の天皇賞(春)までG1を6連勝したが、その後は宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンCとも2着に終わった。スプリンターはスピードが問われるため、ピークを保つのが難しい。ロードカナロアは前走の走りから衰えたとは思わないが、5歳秋を迎えたことを少し考慮したい。

ハクサンムーンに2戦連続で逃げ切られたら岩田騎手に非難が集中するため、今回もハクサンムーンをマークして先行する可能性が高い。ロードカナロアは国内の芝1200mで道中4番手以内につけたときは[2−3−1−0]で高松宮記念3着、函館スプリントS2着、セントウルS2着、セントウルS2着で現在4連敗中。逆に芝1200mで中団から差したときは[4−0−0−0]でスプリンターズS、高松宮記念を制している。前走セントウルSで3番手から最速上がりを繰り出したこと、香港スプリントで4番手から差し切ったことからクリアする下地はあるが、前半3F32秒台のハイペースで先行すると取りこぼす可能性がある。岩田騎手が流れを読んで、ハイペースなら中団から差すレースに徹すれば勝つ可能性が高い。流れが緩むとセントウルSと同様にガチガチの決着もありえる。ロードカナロアがハイペースで先行して失速する展開になると前に行った馬はみな止まる可能性が高い。大波乱があるとすれば、直線一気タイプの強襲とみる。

■[6+]マヤノリュウジン(2位評価)

芝1200mは[3−1−1−2]で500万条件5着は最後方からの追い込み、セントウルS7着は馬体22キロ増で太め残りだった。まともに走ったときはまだ3着以内を外していない。3走前の心斎橋S(阪神芝1400m)は前半3F33.8秒のハイペースで中団から34.7秒で抜け出し最後抑える余裕があった。勝ちタイム1分20秒9は、ロードカナロアが勝った阪急杯とサンカルロが勝った昨年の阪神カップより0.1秒速い。阪神芝1200〜1400mをインパクトのある走りで圧勝した馬はその後本格化してG1で通用する馬になることが多い。淀屋橋Sを圧勝したビリーヴ、心斎橋Sを圧勝したパドトロワは同年のスプリンターズSで連対した。さらにスプリンターズSはハイペースでタフなレースになるため、阪神芝1400mの実績が問われる。近年のスプリンターズSで連対した馬では、ロードカナロア・阪急杯1着、カレンチャン・阪神牝馬S1着、パドトロワ・心斎橋S1着、キンシャサノキセキ・阪神カップ1着、ローレルゲレイロ・阪急杯1着、ビービーガルダン・阪急杯1着があった。

マヤノリュウジンは心斎橋Sで最後まで追えば、もっと速いタイムで圧勝していた。重賞級レベルの走りだったのではないか。前走セントウルSは3番手から伸び切れず、0.8秒差の7着に終わったが、3着ドリームバレンチノとは0.2秒差。休み明け、馬体22キロ増、重賞初挑戦で大きく崩れなかった。今回は叩き2戦目で馬体が絞れており、上積みが見込める。良馬場の芝1200mで10番手以下に控えたときは3戦とも上がりは全てメンバー最速。最近は先行しているが、中団より後ろでタメた方が持ち味を生かせる。今の中山は外からの差しが決まりやすく、今回は前が飛ばしてハイペースになる可能性がある。過去10年のスプリンターズSで池添騎手は[2−3−0−3]で5連対。デュランダルで直線一気の決め方を心得ている。陣営は一発の可能性を追求して池添騎手を乗せてきたのだろう。ハイペースでロードカナロアが先行して勝つのに苦しむような展開になると最も大きなストライドで走れるマヤノリュウジンが飛んでくる。昨年より少し時計が掛かるタフな馬場も大型馬のマヤノリュウジンにはプラスに働くはずだ。

■調教診断

■[7/]ロードカナロア(1位評価)1着

栗坂で2頭併せで軽く仕掛けられて先着。ラスト1F楽々と11秒台。落ち着きがあり、動き、気配とも目立つ。ひと叩きされて若干良化。

■[7−]ハクサンムーン(2位評価)2着

栗坂で軽く仕掛けられた。切れのある脚捌きで最後までしっかり伸びた。前走同様に集中力と勢いがある。デキは高いレベルで安定。

■[7−]マジンプロスパー(3位評価)4着

栗坂で馬なり調教。軽快なフットワークで最後まで確かな脚色。気合乗りが良く、最後まで集中して走っていた。きっちり仕上がる。

■[6+/]マヤノリュウジン(5位評価)3着

栗坂で一杯に追われた。豪快なフットワークで最後までしっかり伸びた。力強い脚捌きで活気がある。叩いて馬体、気配とも良化。

■相馬眼予想(抜粋)

中山は晴れ、芝ダートとも良馬場。最終週で今週もCコースで行われる。例年通り最終週でも馬場はそれほど荒れていないが、超高速馬場だった昨年よりも時計、上がりとも少し掛かっている。内も外も伸びており、内外の差はないが、今開催は外差しが決まりやすい状態が続いている。決め手のある馬の突っ込みに注意したい。

次に展開だが、逃げるのはハクサンムーン、フォーエバーマーク、パドトロワ。好位にロードカナロア、マジンプロスパー、サクラゴスペル、中団にドリームバレンチノ、グランプリボス、サンカルロ、アドマイヤセプター、後方からサドンストーム、マヤノリュウジン、スギノエンデバー、シルクフォーチュンといった展開。

過去5年の前半3Fと連対馬の脚質は、33.6秒(好位−差し)、32.9秒(逃げ−先行)、33.3秒(逃げ−差し)、33.0秒(差し−逃げ)、32.7秒(差し−好位)。33秒前後で流れることが多いが、過去10年道中5番手以内につけた馬が必ず連対している。高速馬場で前に行った馬が残りやすい。

過去10年で10番手以下からの追い込みを決めたのはデュランダル(3回)のみ。最近5年の連対馬10頭のうち9頭が道中7番手以内、残る2頭は8、9番手。逃げ、2番手につけた馬が粘るか、中団より前につけた馬が切れる脚を使って抜け出すのがパターン。後方からメンバー最速の上がりを繰り出しても届いていない。

高松宮記念はハクサンムーンが前半3F34.3秒で逃げたが、酒井騎手はメモリアルイヤー陣営から控えると教えてもらっていたようだ。前に行く馬はみな関西馬で事前調整があったのではないか。今回は関東馬のフォーエバーマークが何が何でもハナを切ると逃げ宣言。フォーエバーマークはスタートダッシュが速い。

フォーエバーマークはオーシャンSでハクサンムーンにハナを譲って10着に終わり、アイビスSDでもハクサンムーンに同調して2着に終わっている。1枠2番なら強気に飛ばすのだろう。ハクサンムーンはスタートは速くないが二の脚が速い。フォーエバーマークが最初からガツンと飛ばすようなら2番手に控えるか。

パドトロワは前2年のスプリンターズSで前半3F33.0秒、32.7秒で飛ばしている。ハイペースで後続に脚を使わせて粘り込むのが持ち味。社台はサンカルロも出走させており、サンカルロはハイペースで上がりが掛かるのが理想。パドトロワはサンカルロのアシストでフォーエバーマークに絡んで行く可能性がある。

今年は前半3F32秒台のハイペースになる可能性が高い。ロードカナロアはハクサンムーンをマークして好位につけるか、それとも自分の競馬に徹して中団の前から差すレースか。今年は例年より外差しが決まりやすい。デュランダル以来、直線一気の連対はないが、今年はハイペース、外差し馬場で直線一気がありえる。

能力、コース適性、底力、脚質、調子などを総合的に判断して狙いたいのはロードカナロア。スプリント能力は抜けているが、前半3F32秒台のハイペースでハクサンムーンをマークして先行したときに取りこぼす可能性がある。岩田騎手がスタート後に流れを察知して位置取りをマッチさせられれば勝つ可能性が高い。

想定より流れが緩んでハクサンムーンが直線まで追い出しを待つ展開になるとセントウルSで3着を引き離した2頭で決着する可能性が高まる。ロードカナロアがハイペースで先行すると前に行った馬で残れるのは、ロードカナロアしかいないのではないか。波乱があるとすればそこ。パワー&決め手のある馬にチャンスがある。

穴はマヤノリュウジン。切れる脚を使える馬は他にもいるが、馬格&パワーがあり、ストライドが大きく、スピードの持続性能が高いマヤノリュウジンに直線一気のチャンスがあると考えた。重賞実績はないが、相馬眼的に重賞で通用するレベルにある。ハイペースで外差し馬場。デュランダルの池添騎手が外から持ってくる。

ハクサンムーンは前半3F32.5秒で飛ばして北九州短距離Sで0.1秒差の4着がある。直線で手前を替えずに止まったが、今は当時より地力が強化されている。使い込まれているが、坂路ではいかにも調子が良さそうな動きを見せた。スピードの絶対能力が高いため、ハイペースでも粘り込む可能性はなしとはしない。

◎ロードカナロア 1着
穴○マヤノリュウジン 3着
▲ハクサンムーン 2着

馬単530円的中!
馬連400円的中!
ワイド230円的中!
ワイド1,780円的中!
3連複13,070円的中!
3連単28,020円的中!

*レース展望で封印させていただいた超穴馬はマヤノリュウジン(15番人気)でした。

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