<有力馬診断>

■[7]ジュエラー 1着

京都芝1800mの新馬戦を出遅れて後方からメンバー最速の34.0秒で差し切って2馬身半差で圧勝。レースのラスト3Fは11.8−11.7−11.3秒で尻上がり。こういうインパクトのある勝ち方をした馬はG1で勝ち負けすることが多い。シンザン記念はスタート後に挟まれて後方からメンバー最速の34.5秒で伸びてクビ差の2着。5番手以内につけた馬が上位を占める展開で後方から強烈な末脚を繰り出して2着を確保。スローペースしか経験していないキャリア1戦の牝馬が、牡馬を相手に前半3F34.8秒、5F58.1秒の流れで最速上がりを繰り出して2着に入ったことを評価したい。

前走チューリップ賞は中団の後ろからメンバー最速タイの33.0秒で伸びてハナ差の2着。直線で一旦前に出たが、最後にシンハライトに差し返された。道中シンハラント(池添騎手)とウインファビラス(松岡騎手)にマークされて外に出せず、直線でもスペースがなく追い出しが遅れるロスがあった。Mデムーロ騎手が重賞5連勝によってマークが厳しくなり、それが裏目に出た形。それでもシンザン記念よりも時計、上がりとも詰めており、確かな能力があることを示した。開催2週目で高速馬場になったが、これはディープインパクト産駒で軽い馬場が合うシンハライトに有利に働いている。

Bコースに変更された先週は前残り傾向が強かったが、今週は外からの差しも決まっている。引き続き高速馬場だが、メジャーエンブレムが飛ばせばチューリップ賞よりタフなレースになる。その点で芝1800mを勝ち、シンザン記念で厳しいレースを経験しているジュエラーの方がシンハライトよりも有利。藤岡健調教師は高松宮記念をビッグアーサーで勝ったことで自信を持って仕上げている。最終調教を見る限り、馬体が引き締まり、動き、気配とも良くなっている。Mデムーロ騎手が出遅れたらアウトだが、中団あたりで流れに乗れれば面白い。

<相馬眼予想>

阪神は晴れ、芝は良、ダートは稍重。今週もBコースで行われる。土曜は芝1600mの3歳500万条件が1分34秒0(稍重)、阪神牝馬Sが1分33秒1(良)。時計、上がりとも速いが、先週より外からの差しが決まるようになった。前に行った馬も残り、外差しも決まる有利不利の少ない馬場で実力が問われる。

次に展開だが、逃げるのはメジャーエンブレム。好位にアッラサルーテ、ビービーバーレル、キャンディバローズ、ソルヴェイグ、ラベンダーヴァレイ、中団にウインファビラス、シンハライト、ジュエラー、アットザシーサイド、ブランボヌール、後方からメイショウスイヅキ、デンコウアンジュ、レッドアヴァンセといった展開。

過去5年の前半5Fと連対馬の脚質は、58.5秒(追込−追込)、59.3秒(差し−先行)、58.9秒(差し−追込)、57.0秒(追込−追込)、62.5秒(逃げ−追込)。昨年はスローペースになったが、前半5F58〜59秒台で流れる傾向。直線の長い外回りコースで決め手のある差し追い込み馬が活躍している。

今年は前に行く馬が揃っており、強気にハナを切る馬がいてもおかしくない。その場合、メジャーエンブレムは阪神JFのように2番手に控える。誰も押して行かなければ、メジャーエンブレムがハナを切る。メジャーエンブレムが前に行けば、流れは速くなり、先行馬が追いかけると上がりは掛かりそうだ。

クイーンCの走りができれば、メジャーエンブレムがあっさり逃げ切ってもおかしくない。社台の馬が単勝1倍台の断然人気だけに騎手たちは絡んで行きにくい。阪神JFでラスト1Fのラップが落ちたが、今の高速馬場なら簡単には止まりそうにない。それでも速い流れを追走し、かつ切れる脚を使える馬に逆転のチャンスがある。

チューリップ賞は前半3F34.6秒、5F58.9秒だったが、中盤に12.2−12.1秒とラップが緩んだ。そこで息を入れたことで連対した2頭の上がりが33.0秒と速くなった。今回はメジャーエンブレムが逃げるとチューリップ賞よりも流れが速くなり、かつ道中の緩みがないとよりスタミナが問われる。

チューリップ賞で連対したシンハライト、ジュエラーの比較では、ジュエラーの方がスタミナがあり、流れが速くなって上がりが掛かると有利になる。ハイペースで想定より上がりが掛かる消耗戦になるとウインファビラス、逆に流れが緩んで上がり勝負に傾くとレッドアヴァンセにもチャンスがあるが、メジャーエンブレムがクイーンCのレースを踏襲すると最もマッチするのはジュエラーとみる。

メジャーエンブレムは強いが、強気にジュエラーを本命で狙ってみたい。出遅れたらアウトだが、中団で流れに乗ってメジャーエンブレムを射程圏に入れて進められれば、逆転の可能性があるとみたい。新馬戦を尻上がりラップでインパクトのある走りをした馬。Mデムーロ騎手で最後にひと押しがあれば一発がある。

メジャーエンブレムは絡まれて変なレースにならなければ、勝ち負けする可能性が最も高い。現時点でダイワスカーレットに近いレベルまで到達している。クイーンCのレースが再現でき、ラスト1Fをまとめられればあっさりもある。馬場の内側が少し荒れているため、直線で少し外に持ち出したときにフワフワしなければ。

シンハライトは紅梅Sで速い流れを経験しており、スピードの持続力も備えている。チューリップ賞でジュエラーを外からマークして直線で差し返して勝っただけに侮れない。想定より流れが緩んで上がりが速くなるとまたジュエラーに先着してもおかしくない。速い流れでスタミナが問われたときは真価が問われる。

穴はアットザシーサイド。阪神JFは0.6秒差の5着に負けたが、2戦連続馬体減、タフな馬場、三浦騎手だった。前走フィリーズレビューは2着に負けたが、メンバー最速の34.4秒で最後に鋭く伸びている。福永騎手はトライアルを勝とうとせず、本番に向けて少し余力を残したように見えた。

フィリーズレビュー組は桜花賞で不振だが、過去10年で唯一連対したレジネッタは浅見厩舎の管理馬。桜花賞で激走させるノウハウがあるのではないか。アットザシーサイドはエンジンの掛かりが遅いが、トップスピードに乗るとそれを持続できるタイプ。メジャーエンブレムを負かすためにジュエラー、シンハライトが早めに動くと漁夫の利がある。秋明菊賞はラスト3F尻上がりラップ。直線でひと呼吸置いて最後に伸びてくる。

本命ジュエラー、対抗メジャーエンブレム、準対抗シンハライト、穴アットザシーサイド。馬券は馬単・馬連◎→○▲を本線に馬連◎−△、○−▲△が押さえ。3連複は4頭ボックスの4点。3連単はフォーメーション◎○→◎○▲△→◎○▲△の12点。

◎ジュエラー
○メジャーエンブレム
▲シンハライト
△アットザシーサイド

<レース結果>
1着◎ジュエラー
2着▲シンハライト
3着△アットザシーサイド
4着○メジャーエンブレム

馬単1,950円的中!(2点)
馬連960円的中!(5点)
3連複5,650円的中!(4点)
3連単20,330円的中!(12点)

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