1 ダマスク
最終追いは函館ウッドで併走馬を追走し、馬なりのままわずかに先着した。伊藤圭調教師は、前走後の大きな反動はなく余裕のあった体つきも引き締まってきた、使った分の上積みは見込める、と状態面を評価する。派手さはないものの、実戦を経験した効果は感じられる。流れに乗れれば粘り込みも可能だ。
2 ダイシンドラゴン
不良馬場での軽めの追い切りを挟み、最終追いは丹内騎手を背に函館ウッドで余力を残した。高橋一調教師は、鞍上からは操縦性や口向きに背中の感触まで高く評価してもらった、使ってきた馬だが動きは良く状態面に不安はない、と説明。派手な上積みこそなくても、扱いやすさとレースセンスは重賞でも武器になる。
3 セタキト
美浦ウッドで長めから動かした後、函館での最終追いは後方から追走してきっちり先着。伊坂調教師は、新馬戦ではスピードと競馬センスを見せた、追ってからも脚を使えることを確認できた、と能力を評価する。齋藤助手も、前走時より攻められており使った上積みがある、再輸送も心配ない、と前向き。完成度の高さを生かす。
4 アルテクィーン
最終追い切りは鮫島駿騎手を背に函館ウッドで負荷をかけ、実戦を意識した内容を消化した。鞍上は、少し気持ちが入り過ぎている印象だった、2戦を経験している点を生かしたい、と課題を挙げる。動ける態勢にはあるが、当日のテンションと力みを抑えられるかがポイント。未勝利の身ではあるがキャリア2戦の経験値は強み。
5 フェリチタ
1週前に函館ウッドで一杯に追われ、最終追いは横山和騎手を背に芝で併入した。鞍上は、癖がなく扱いやすい馬、ただ現状ではもう少し力強さが欲しい、と率直な感触を伝える。必要な負荷はかけられており、仕上がり自体は悪くないが、重賞の速い流れでどこまで対応できるか。今後につながる走りを期待。
6 ウンスイ
美浦で負荷をかけてから函館へ移動し、最終追いはウッドで馬なり調整。横山琉騎手は、歩様に少し硬さがあり時間がたった馬場も走りづらそうだった、動き自体は水準程度、と振り返る。輸送後も調教はこなせているが、気配面で強く推せる材料は乏しい。転入初戦で厳しい戦いも、実戦での変わり身に期待したい。
7 ショウナンカノア
中1週を考慮し、最終追いは函館ウッドで馬なりのまま体調を整えた。吉田光助手は、すでに体はできているので今回は調整程度、前走を使ったことで馬体がしっかりしてきた、と良化を伝える。強い負荷はかけていないが、間隔の短さを踏まえれば予定通り。実戦経験を上積みに変えられれば前進可能だろう。
8 クロリス
栗東坂路で4ハロン52.5秒、ラスト1ハロン12.6秒。函館では岩田康騎手を背に反応を確認した。高橋一調教師は、在厩調整でも落ち着きがあり芝では軽快に走れている、鞍上も反応の良さとピッチ走法を評価していた、と話す。併せ馬ではわずかに遅れたものの手応えは悪くなく、荒れた最終週の馬場もこなせそう。
9 イモージェン
佐々木騎手を背にした芝での最終追いは、直線で鋭く反応して併走馬を大きく突き放した。ブリンカーの効果も感じられる内容で、池添調教師は、前走を使って前向きさも増している、今回は速い馬を見ながら運びやすそう、と説明。佐々木騎手も、馬具を着けると集中力と反応が良くなった、実戦でさらに良さが出る、と好感触。
10 ノリヤンモーニン
浜中騎手を背にした1週前の芝追いで軽快な動きを見せ、最終追いは暑さを考慮して函館ウッドで軽めに整えた。鞍上は、芝での動きは好感触だった、もともと軽い走りをするので芝適性はありそう、状態も変わらず維持できている、と話す。負荷は前週に済ませており当週は予定通り。芝替わりでスピードを発揮できれば面白い。
11 シグレ
中間は余裕を持たせながら調整され、最終追いでは先行した併走馬を最後まで封じた。武英調教師は、手綱を緩めればさらに伸びそうな余力があり折り合いも問題なかった、後肢にも厚みが出て前走からの上積みは大きい、と高く評価する。新馬戦後の疲れも見られず、自在性も備える。好位から抜け出しを狙える好仕上がり。
12 ダイメイビッグボス
美浦で好時計を記録した後、函館芝での最終追いは終いを促されて併走馬にわずかに遅れた。舟山騎手は、少し反応が甘かったため最後は気合をつけた、この追い切りでさらに上向いてほしい、とコメント。武井調教師は、手前を替えなかった影響で状態そのものは心配していない、と補足する。本番での反応改善が鍵。
13 ロンドンガーズ
栗東坂路で我慢を教えた後、函館芝では馬の後ろで折り合いをつけ、直線で外へ出して軽快に先着した。北村友騎手は、口の強さと気持ちの先走る面はあるが壁を作ればリズム良く走れた、動きも良く体調は整っている、と評価。前川調教師も、筋肉のラインが目立つようになり前走からの上積みはある、と期待する。