<直前情報>
1 ジャスティンパレス
23年の天皇賞春以降は勝ち星から遠ざかっている。とはいえ、2走前は宝塚記念3着、前走は天皇賞秋3着だから復調気配を漂わせている。追い切りに騎乗した泉谷騎手は、この秋は初戦からいい状態だったが前走を叩いてさらによくなっている、と好感触。杉山晴師も、距離が延びるのはこの馬にはプラス、と前向きだった。
2 クロワデュノール
気になるのは凱旋門賞(14着)のダメージ。直前まで出否が明言されていなかったのは気になるものの、出てくるなら走れる状態にはあるか。斉藤崇師は出走を決めた理由について、4コーナーを回ってくるときの雰囲気や間を割って抜け出してくるときの反応等どれも上向いていることが確認できた、コメントしている。
3 コスモキュランダ
加藤士師は、理想は3枠よりも外がよかったけれどスタートさえ決まれば競馬はしやすい、むしろ一発を狙うなら経済コースを通れる分いいのかもしれない、と内枠も歓迎していた。最終追い切りは美浦坂路での併せ馬。丹内騎手は、いい動き、いい反応、言うことなし、と絶賛しており、走る態勢は整っている。
4 ディープモンスター
エフフォーリア、シャフリヤール、タイトルホルダーと同世代のベテラン馬が、前走・京都大賞典で初重賞制覇を成し遂げた。7歳という馬齢を理由に減点するのはNGだ。池江師は、前走はジョッキーの好騎乗もあったがハミを替えた効果もあったかな、背腰も安定して芯が入ってきた感じ、と本馬の充実ぶりに目を細めていた。
5 サンライズアース
今年の阪神大賞典を圧勝するなど、体力面には絶対の自信がある。金折助手は、涼しくなって京都大賞典より明らかに元気、パワフルさも戻っているのでいいなと感じる、と好調をアピール。同助手は、隣(ホウオウビスケッツ)との兼ね合い、ジョッキーがどう考えるか、と話していて、逃げるか控えるかは他馬次第となる。
6 ホウオウビスケッツ
前走・天皇賞秋では2番手追走から13着に後退。この馬自身、上がり3ハロン33.5秒の末脚を使っていたので、瞬発力性能で劣っただけと判断していい。岩田康騎手は、前回は不完全燃焼、今回は悔いのないよう自分で競馬を作るつもり、距離はそんなに気にはしていない、とスローペースに落とすことはなさようだ。
7 ダノンベルーガ
今回は昨年の天皇賞秋(14着)以来となるブリンカーを着用する。それだけに、近走は他馬を気にして集中力を欠いていたのだろう。堀師は、調教は常に前進気勢がもうひとつで促しながらになるが、20日はフルカップ(のブリンカー)よりさらに深いヴァイザーを着用、馬具の助けを借りて反応は出てきている、と説明している。
8 カランダガン
馬主を代表して会見に臨んだルース氏は、馬の状態も大変よく適性もあると考えている、特に2400mは適正な距離で速い馬場と左回りも得意、年内にもう1つ国際レースで勝利を挙げたいと考えていた、と参戦理由についてコメント。グラファール師は、輸送もうまくいったし馬体重も維持できている、と順調ぶりを伝える。
9 セイウンハーデス
騎乗予定だった幸騎手が負傷のため、津村騎手が鞍上を務めている。管理する橋口師は、今朝は馬なりで54秒くらいの予定、ほぼそのとおりの追い切りだった、変わりなく順調だし前走はこの馬が一番苦手な展開でも最後まで伸びていた、あとは距離がどうかだが展開の助けがあれば、枠は外めが欲しい、とコメントしていた。
10 シュトルーヴェ
2500mの重賞を2勝。堀師は、前走(アルゼンチン共和国杯5着)を使った後は疲れも取れてよくなっていたが、中2週になるので馬の様子を慎重に見極めてから出走を決めた、と伝えている。今回のコンディションについては、上積みこそないがよかった前走と遜色ない印象、とのことでこの馬の力を出せる状態にはある。
11 アドマイヤテラ
最終追い切りでは僚馬ヨーホーレイクと併せて遅れた。ただし、強く動かした調教でもないので遅れ自体は問題ない。友道師は最終追い切りについて、ラスト1ハロンを併せて気合いを乗せるような形、太め感なく動きもいい、と合格点を与えている。また師は、コーナリングが左回りの方がスムーズ、と舞台替わりにも言及した。
12 ヨーホーレイク
今年は京都記念1着→大阪杯3着と活躍。宝塚記念では17着と崩れたものの、オールカマーでは3着に巻き返している。大江助手は、周りに影響されてゲートで態勢不十分の時があるので後入れの偶数と隣にアドマイヤテラがいるのもいい、と枠順を高く評価する。ピリッとした気性なのでまだ馬も若い、とのことだ。
13 ブレイディヴェーグ
所属クラブの発表では、古馬の王道路線を歩むにあたり目一杯の仕上げが続いている、ジャパンC後の疲労を考えると今回が本馬の引退レースとなる可能性が高い、とされている。最終追い切り後に宮田師は、いいリズムのなかでしっかり走れていた、予定どおりの最終調整を行えた、満足している、と好調を伝えている。
14 ダノンデサイル
安田師によると、消耗が少なく帰国した後は立ち上げがスムーズだった、とのこと。戸崎騎手は自らが騎乗した1週前追い切りについて、気性の部分というか追い切りでは少し遊びながら走っていた、と感じたそうで、時計面は気にしなくていい。同騎手は、ポジション取りは難しくない、と操縦性に自信を持っていた。
15 マスカレードボール
天皇賞秋後は山元トレセンへ短期放牧に出て11月13日に帰厩。中3週とこれまでのキャリアのなかで最も間隔が詰まることになるが、手塚久師が、肌ツヤは前走よりよくなっているので精神面がどうかだ、と話していることからも疲れはなさそう。岡田助手は、人気馬を見ながら行けるので悪くはない、と枠順をジャッジする。
16 シンエンペラー
荒木助手は8枠16番について、厳しい枠に入ったと思う、と正直に伝える。それでも、同助手は先週、先々週と追い切りでは動けていたし具合はよさそう、東京は合う、と手応えあり。一方で吉田助手は、動きは悪くないがよくなるのにはもう少し時間が必要か、とコメント。昨年ほどの状態にはないのかもしれない。
17 ドゥレッツァ
昨年の当レース2着馬。ドバイシーマクラシックでも3着と好走しており、左回りコースに替わるのはプラスといえる。尾関師は、1度使って型どおりに良化している、としつつも、ただ欲を言えば今回うなるような感じで直線も来てほしかった、2週続けての併せ馬で気が入ってくれれば、と気配には納得がいっていない様子だった。
18 タスティエーラ
堀師は天皇賞秋の敗因を、坂のあるコースで最も速いラップの区間で仕掛けて脚を使ったこと、と分析。レーン騎手によると、天皇賞前の調教と今日の調教を比べると今日の調教の方が非常によい動きを見せてくれた、とのことで良化は確実。落ち着いていてリラックスしている、という師の発言からも心身は充実している。