≪直前情報≫

1 テーオードレフォン
オープン特別を中心に活躍しているが、4走前にはエルムSでも3着。重賞レベルにある事は証明済み。その前走はクビ差届かず2着に惜敗となったが、梅田師は、前走がプラス10kgだったので使った上積みを感じる、とコメント。前走オープン特別組は複勝回収率が100%を超えており、馬券的にも注目だ。

2 スレイマン
母ドナブリーニで姉にジェンティルドンナがいる良血馬。その血統に反して早くからダートにシフトすると、昨年はアンタレスS2着やプロキオンS2着など重賞でも活躍している。しかし、昨年下半期からの3戦は凡戦続き。前走G3で10着以下だった馬は過去10年で(0.1.0.15)と苦戦を強いられている。

3 メイクアリープ
2023年のチャンピオンズカップでも7着に善戦している実力馬。その後は長期休養を挟み、復帰戦だったポルックスSも競走中止。前走も休養以前より20kg近く重い馬体重で出走しており、本調子ではないのは明らか。大根田師も、馬体は絞りたい、と語っており、当日馬体重が減っていれば一考の余地あり。

4 メイショウハリオ
今年で8歳となるが前走で川崎記念を制覇するなど実力は健在。不振の時期もあったが、近走で完全復活を果たしている。2021年のみやこS以降、すべてのレースに騎乗している浜中騎手は、いい状態で京都も問題ない、とコメント。前走がG1だった馬は(2.2.1.4)で単勝、複勝回収率ともに100%を超える。

5 ルクスフロンティア
3歳時のレパードSでは今回も出走するライオットガール相手に3着。その後はオープン特別でも好走を続け、今回がレパードS以来の重賞挑戦。松永幹師は、前めで流れに乗りたい、2走前のようにうまく内の方を走れれば、とコメント。内を立ち回る事に定評のある岩田康誠騎手への乗り替わりは心強い。

6 ロードクロンヌ
ダートに路線を変更すると4連勝でオープン入り。そしていきなり重賞挑戦となった前走のマーチSも3着に好走しており、敗れはしたものの改めて素質の高さを感じる内容だった。安部厩務員は、最近は調教も動くようになっていてまだ4歳で伸びしろもありますし今回も楽しみ、と大きな期待を寄せている。

7 アウトレンジ
昨年みやこSで2着に好走すると、次走の浦和記念で重賞初制覇。その後の活躍が期待されたが、名古屋大賞典7着とダイオライト記念6着と近2走は結果が出ていない。引き続きこの中間の追い切りは良く、大久保師も、時計が出る馬だし変わりなく来ている、とコメント。スムーズな競馬ができれば巻き返しも。

8 ブライアンセンス
デビュー時から注目を集めていた馬で、3歳時にはユニコーンSで3着など素質の片鱗を見せていたが、4歳以降なかなか結果が出ていなかった。しかし、2走前のアルデバランSを勝利すると、前走のマーチSも制して重賞初制覇。斎藤誠師も、状態は万全だし早く競馬に向かいたいくらい、と手応えを感じている。

9 カンピオーネ
5走前の報知杯大雪Hを制してオープンに昇格。その後はシリウスSで4着に善戦するなど見せ場を作ったが、近走はオープン特別で掲示板にも乗れず。数少ない中央のダート戦だけにメンバーレベルが高く、前走オープン特別で6着以下は(1.1.0.15)。ブリンカーを着用する今回、集中して走れるようになれば。

10 ペプチドソレイユ
オープンまでは5戦4勝で底を見せずに勝ち上がってきたが、オープン昇格後は前走の8着が最高。現状はオープンクラスの壁に跳ね返されている。ただ、武英師曰く、前走はまともに走っていない感じ、今は左回りよりも右回りの方がいい、真面目に走ってくれれば、との事でどこかで穴を開ける可能性はありそう。

11 マーブルロック
3走前に3勝クラスを制し、2走前にはオープン特別も勝利。近走の勢いは本物で、前走のアンタレスSに関しては西園正師も、ハイペースで厳しかった、と語るようにペースが敗因。同師が、鞍上とも手が合うのでいいイメージを持っている、と語るように2走前に手綱を取った武豊騎手に替わる点も好感が持てる。

12 レヴォントゥレット
新馬戦こそ7着に敗れたものの、次走から4連勝で一気にオープン入り。素質の片鱗は見せているが、前走はリステッド競走のブリリアントSに出走して4着。3着馬にも0.6秒差と完敗で、オープンクラスの壁を感じる結果だった。前走オープン特別で4着以下は(1.1.1.17)と好走例が少なく、再度人気なら妙味は低い。

13 ジンセイ
3歳時には芝ですみれS4着の実績。4走前には2勝クラスで3着もあったが、ダートに路線を変更して3戦2勝2着1回と活躍。庄野師も、まだまだ伸びしろはある、と語っているように底を見せておらず、今回が試金石の一戦。過去10年で昇級初戦の馬は(0.0.0.12)と苦戦を強いられているが、陣営の期待は大きい。

14 ライオットガール
2023年レパードS1着以降、地方の牝馬限定重賞に参戦。中央はおよそ2年ぶりのレースとなる。クイーン賞を取り消したことにより、前走の兵庫女王盃は久しぶりのレース。中村師も、1回使って良くなっている、と語るように使った上積みは大きそうだ。レパードSではオメガギネスを降しただけに、牡馬相手でも。

15 タイトニット
3勝クラスを制して挑んだ前走のアンタレスS。ハイペースで展開が向いた面はあったが、後方からの伸びが秀逸で、10番人気の低評価ながら2着に好走を果たした。今野師が、緩さが取れて体がしっかりしてきた、と語るように、大型馬が近走絞れてきて本格化。前走の激走をフロック視するのは禁物だろう。

16 バハルダール
池江師曰く、前回は距離が長くペースも速かった、との事。近走は2000m以上を使われており距離が短くなる点はプラスだろう。ただし同師は、具合は引き続き良く力のいる馬場の方がいい、とコメントしているが、週末は雨予報。馬場が渋る可能性は高く、時計勝負になった際の不安は残るだろう。