≪直前情報≫

1 ジューンブレア
大倉助手は、デビュー前から期待していた馬で、1200mを使うようになってから期待通りですしいいスピードがある、とコメント。芝1200mでは4戦4勝と底を見せていない点は魅力だろう。前走が3勝クラスからの参戦は過去10年で(1.1.1.9)。当日1~5番人気だと(1.0.1.1)と好成績。

2 カルチャーデイ
デビューから2連勝でファンタジーSを制した素質馬。その後は結果が出ていなかったが、前走の米子城Sで待望の3勝目をあげた。山本助手曰く、3歳時より大人になって攻め馬でも指示を待てるしバランスも良くなってしっかりしてきた、との事。気性の成長が実戦に結びつくようになったのは強調できる。

3 インビンシブルパパ
デビュー以降、主にダート1200mを逃げの手で勝ち上がってきた快速馬。今回はキャリア初の芝戦。伊藤大師は、初めての芝ですが近親にファインニードルがいるし楽しみ、と語り、血統的な魅力がある点は否定できない。開幕週で行われるだけに、先手を取れれば逃げ切りがあってもおかしくないだろう。

4 カピリナ
デビューから馬券内を外したのは2回だけ。また、その2回も4着と非常に安定している。近走は重賞でも4、3着と結果を出しており、ダートから芝に替わってもパフォーマンスが落ちていない点も評価できる。実川助手は、輸送はクリアしてくれた、洋芝は悪くないので頑張ってほしい、と期待を寄せている。

5 ドンアミティエ
デビューからダートを使われ、現在オープン特別3連勝。今回初の芝への挑戦という事が課題だが、騎乗する丹内騎手は、洋芝は合いそう、とコメント。また今野師も、夏はあまり良くない馬だけどこちらは涼しいので非常にいい状態、と語る。前走がダートだった馬は過去10年で(0.1.0.12)。

6 ウイングレイテスト
松岡騎手曰く、ここ最近は体調が安定しなくて一旦放牧に出した、との事。今回は高松宮記念以来少し間隔が開いての一戦となるが、中間にも騎乗して、緩い感じがするし馬体の張りは昨年の方が良かったかな、とコメント。今年で8歳となるだけに年齢的な衰えも否めない。昨年より斤量は1kg軽くなるが…。

7 ナムラクレア
前走の高松宮記念2着など短距離路線のトップホース。例年はキーンランドカップを使うケースが多いが、今年は函館スプリントSに参戦。中間は1週前に栗東坂路で好時計を記録して函館へ。長谷川師も、予定通り、と語る。開幕週+直線の短い函館競馬場で斤量57kgと簡単ではないが、ここは実績が違うだけに。

8 ミリアッドラヴ
全日本2歳優駿、エーデルワイス賞と重賞2勝を含むデビューからダートで3連勝。前走のサウジダービーは7着に敗戦も、国内では底を見せていない。松田助手も、初めての芝でスピードがどこまで通用するか、という点は気になるが、3歳牝馬は斤量52kgと有利。過去10年で(3.0.0.7)と好走が多い。

9 フィオライア
2走前の巌流島Sで3勝クラスを突破。小沢騎手が、力のいる馬場は良さそう、と語るように、巌流島Sは重馬場で勝利。札幌、函館競馬場でもそれぞれ好走歴があり、力の要る洋芝はプラスになりそうだ。3走前の南総Sでカピリナと0.5秒差なら重賞でも通用していいし、先行力がある点も同舞台向きの資質。

10 ジョーメッドヴィン
4歳馬ながら豊富なキャリア。2~3走前に連勝でオープンに昇級すると、前走はリステッド競走の春雷Sで6着に善戦している。押田助手は、ここ目標にやって元気はいい、とコメント。過去10年で逃げた馬は(3.1.0.6)で、開幕週+直線の短い函館競馬場で開催のため前が残る。前走で逃げた事はプラスに。

11 ペアポルックス
前走の高松宮記念は18着に大敗。しかし2走前のオーシャンSはママコチャ相手に0.1秒差で、タイムも1分7秒2と優秀。梅田師も、まともにスタートを出れば力を出せる状態にはある、と語るように、自身のペースで競馬が出来れば重賞でも通用する。4コーナー2番手内の馬が(5.2.0.14)と優秀なレース。

12 ステークホルダー
3走前に3勝クラスを突破してオープンに昇級。しかし近走は重賞のオーシャンS10着、リステッド競走の春雷S12着と結果が出ていない。クラスが上がるにつれて徐々にポジション取りが低下しており、スピード不足を露呈。4コーナー7番手以下の馬は過去10年で(2.2.5.70)と苦戦している点がネックだ。

13 プルパレイ
昨年の鞍馬Sで2着に好走すると、しらかばS3着やUHB賞1着など活躍。しかしその後はまた不振の時期が続いており、夏に調子を上げる可能性が高い。この中間も早めに函館へ入厩して調整。岩田康騎手も、やっぱりオープン馬なので動く、洋芝は合っている、とコメント。前走も着差は悪くない。

14 レイベリング
2歳時には朝日杯FSでも3着に好走した素質馬。その後は1500m以下で結果を出しており、5走前にはリステッド競走の信越Sを制している。鹿戸師は、折り合い面を考えれば距離が短くなるのは歓迎、とコメント。1200mは過去に一度しかチャレンジしていないが(5着)、今ならむしろ合いそうだ。

15 モリノドリーム
佐々木騎手が、洋芝はいいと思う、と語るように、全5勝を函館競馬場と札幌競馬場であげている。昨年のキーンランドカップは4着に善戦しており、洋芝なら重賞でも勝ち負け可能。開幕週で行われるだけに差し脚質である点はネックだが、前に行きたい馬が多いメンバー構成で展開が嵌ればチャンスあり。

16 ゾンニッヒ
今年で7歳になるが、前走のダービー卿CTは5着に善戦。昨年はオープン特別のしらかばSを制するなど活躍を見せている。また、昨年の函館スプリントSも6着に善戦。1400~1600mもこなせる馬だけに、1200mならやや時計を要する洋芝の方が得意。浜中騎手も、順調に追い切りができている、と好感触。