≪直前情報≫
1 エキサイトバイオ
母は秋華賞2着や阪神JF2着があるアニメイトバイオ。デビュー戦は8着と大敗を喫するも、使われつつ徐々に良化。2走前に未勝利戦を突破すると、前走のあずさ賞も2着に好走している。今野師も、前走は勝ってもおかしくないくらいの内容であまり力差はない、と期待を寄せており今の勢いを評価したい。
2 フクノブルーレイク
新馬戦はレコード決着で7着に敗れたが、上がりは2位と存在感を見せた。その後はスプリングS2着など安定して上位争いをしている。前走の皐月賞は16着も、早くから照準をここに合わせて調整。実績馬で斤量57kgは楽ではないが、松岡騎手は、重賞を勝つにふさわしい馬になってきた、と期待は大きい。
3 スナークピカソ
初勝利に6戦を要した遅先咲きのタイプ。ただ、初勝利後に挑んだスプリングSでは6着に善戦するなど徐々に力をつけている印象。前走の白百合Sも6着だが高橋一師は、苦しい競馬でも最後まで踏ん張って成長を感じた、と語る。斤量53kgの馬は過去10年で(1.4.4.27)。複勝回収率は100%を超えている。
4 レーヴブリリアント
重賞はシンザン記念12着、スプリングS7着と結果は出ていない。また、これまでルメール騎手騎乗が多かった馬だが、今回は1勝クラス時に勝利しているものの自厩舎所属の船山騎手が騎乗。田中博師も、うまく立ち回れば一発あってもいい仕上がり、というスタンスであくまで挑戦者の立場。
5 センツブラッド
大きく崩れたのは京成杯の8着だけで、同レースはハイペースを先行する競馬。度外視可能な一戦だった。前走の白百合Sは2着に好走しており、リステッド競走好走歴は今回のメンバーでも格上の実績だろう。斉藤崇師も、スッと自分で取りたいポジションを取れるのは強み、と語り今回も大崩れはなさそうだ。
6 ビーオンザカバー
2走前の水仙賞は9着に敗れているが、これは超スローペースの前残り戦。中団待機の同馬には厳しい形で度外視可能だろう。このレースを除けば大崩れはなく、前走の山藤賞を制して2勝目をあげている実力馬。伊藤圭師も、折り合い面の心配もなく楽しみ、と期待を寄せており、今回も注目の存在だろう。
7 インパクトシー
前走はプリンシパルSに挑むも10着に大敗している。父が晩成傾向の強いフィエールマン。勝ち上がりに3戦目を要したように、まだ本格化は先だろう。また、この中間は大竹師曰く、先週使う予定を蹄が痛くなって延ばした、との事で、状態面も心配。同師曰く、今は問題ない、との事だが一頓挫あったことは覚えておきたい。
8 エーオーキング
デビューから4戦2勝と好成績で、敗れた2戦も掲示板内と堅実。ただ、前走は超スローペースを逃げる恩恵が大きかった面はあった。久保田師は、春先に比べると稽古はこの馬なりに動けるようになった、ただ1週前追い切りはもう1~2本欲しいくらいの動き、と語っており使われて良くなるタイプ。
9 モティスフォント
デビューから全て馬券内と安定感は今回のメンバーでも随一。田村師は、帰厩して10日での競馬ですが終いの動きは良かったし体調もいい、とコメント。前走に引き続きルメール騎手を確保しており、陣営の期待も大きい。アンビシャスで制した2015年以来の当レース参戦だけに、ここも好勝負必至。
10 アタラシイカドデニ
上原博師は、しっかりしてきて力をつけた印象で前走以上の状態、と語る。門別でのデビュー時は488kgだった馬体重が、前走では506kgまで成長。確実に力をつけている。近走は前で競馬をしているが、同師は、今回は抑える競馬を試してみたい、との事。開幕週で前が有利なレースではあるが、新境地を見せられれば。
11 トレサフィール
新馬戦こそ7着に敗れたが、その後は2→1→1着と優秀。稲垣師も、前走も逃げる形になりましたが未勝利のときよりもパフォーマンスが良かった、と語るように、2戦目から逃げる競馬で一気に変わり身を見せた。逃げた馬は過去10年で(1.2.3.4)と複勝率は高い。同型との兼ね合いはあるが、先手を取れれば。
12 バズアップビート
デビュー前から注目度の高かった評判馬で、新馬戦はジョバンニ相手に2着。その後はなかなか勝ち切れなかったが、3走前に未勝利を突破すると、前走の白百合Sも3着としている。友道師曰く、体に幅が出てしっかりしてきた、との事。馬体重もデビュー時から10kg以上増えており、素質馬がようやく才能開花。
13 チョングク
既にデビューから13戦も使われており、豊富なキャリアが魅力である一方、3歳馬ながら上積みを見込みづらいのがネック。1勝クラスでの好走歴は一度あるが、前走のニュージーランドトロフィーは11着に大敗している。南田師曰く、稽古は思った以上に動いていた、との事で斤量含めポジティブな要素もあるが…。
14 ショウナンマクベス
新馬戦を制すると、その後はレベルの高いレースへ出走。オープンクラスでは馬券内こそないものの、前走のプリンシパルSは4着で百日草特別1着もある。武市師は、回りで変に力まずリズム良く走るならハナが理想、とコメント。逃げた馬は過去10年で(1.2.3.4)と勝ち切れないが複勝率は高い。