<直前情報>

1 コスモキュランダ
加藤士師は、本当に調子がいい、相手は強いしコース形態的には分からないけれど自信持って出せるデキ、動きが全然違っていてらしさが戻ってきている、と絶賛している。師は、スタートしてすぐコーナーだから真ん中あたりの枠だとごちゃつくかも、ジッと我慢して展開が向いてくれれば、とレースをイメージする。

2 アーバンシック
昨年の菊花賞馬。近走はタフな条件を中心に走ってきた。今回はスピード、瞬発力が生きる舞台なので、レース内容がガラリと変わる可能性も。武井師は、この距離は位置取りがポイントで後ろからは厳しい、ゲートは遅いけど今なら出して行っても大丈夫そう、と話しており、ある程度ポジションを取ってきそうだ。

3 ジャスティンパレス
このレースは過去2着、4着。杉山晴師は、いい状態がずっと続いているし変動が少ないので比較的やりやすい、と順調な調整であることをアピールする。追い切りの内容については、走りのバランスは若干休み明け感があるものの去年も一昨年もそれで走っているから、実戦に行ったら問題ないと思う、と話していた。

4 ソールオリエンス
古馬になってからは馬場が渋ったときに結果を出しているので、高速馬場での末脚比べでは見劣るかも。とはいえ、昨年の天皇賞秋は勝ち馬から0.4秒差の7着。手塚久師が、初めて坂路で最終追い切りをやるという新しい試みになった、時計的には十分動いている、素晴らしかったと思う、と話しているなら一変があってもいい。

5 タスティエーラ
堀師は、一番いいときに比べれば特に終いの400mに入ってから自分から行くような感じではないし少しシャープさが足りないなという印象、と語る。100%の状態ではないかもしれないが、レーン騎手は、前走の香港はダービーよりも落ち着いていたし馬体面でも成長を感じた、今回は香港と大きく変わらない、と合格点を与えた。

6 ブレイディヴェーグ
宮田師は、ジョッキーもいい感触をつかんでくれたようだし思惑どおりの調教ができた、本来のいいフットワークで走れていたし準備はしっかりできた、と復活Vを予感させるコメントを出している。師は、終いに懸けようとジョッキーと話しているのでそのような形になれば、と差し、追い込みでの競馬を考えているようだ。

7 マスカレードボール
手塚久師は、東京2000mは一番の舞台かなと思う、走り方自体もストライドが大きいので合っているのではないか、と適性面について言及。状態について師は、2週前はちょっと重苦しさはあったが先週、今週とよくなっているのは感じる、息遣いとか雰囲気を見るとしっかりできている、とジャッジした。

8 ホウオウビスケッツ
岩田康騎手は、すごくいい感じだと伝えてもらった、去年よりも状態がいいと感じているし何とかいいレースができればと思う、と好感触。この馬の特徴と戦術については、バテないし止まらない馬なのでそれだけを考えながらレースをしたい、絶対逃げるとは考えていないが行ければ行きたい、と話してくれている。

9 ミュージアムマイル
高柳大師は、これまでの競馬を見ていて叩いたあとの方がパフォーマンスが上がっている、今回もそうだと思う、とセントライト記念を使った意図を説明。師は、ダービーの時は距離もあったし流れもよくなかった、本当にいい状態で送り出せるし改めて東京競馬場でいい競馬をしてほしい、と府中攻略に自信をのぞかせた。

10 エコロヴァルツ
近2走はマイルを使われていた馬。高橋助手は、大外じゃなくてよかった、ゲートはおとなしいしこの距離なら置かれることはない、とコメントしているので、前々での競馬をイメージしているようだ。牧浦師は、レコード決着が続いて状態が回復し切れていないなかでの一戦だった前走より明らかにいい状態、と自信あり。

11 シランケド
2走前のヴィクトリアマイルでは3着。前走・新潟記念では後の菊花賞馬エネルジコに先着と、G1級のパフォーマンスが続いている。牧浦師は、前走とはよくも悪くも変わらない状態、と体調を伝えていて、位置について師は、そのときの流れによってどこからでも競馬ができるがある程度末脚を生かすような形で、と語る。

12 セイウンハーデス
今回は5月以来となる実戦。それでも、山手助手は、前後左右がかみ合っていたし前走のデキと遜色はない、としていて、千野助手も、全て予定どおりにきている、体は前走と同じような感じになると思う、と伝えているのでコンディション面は問題なし。屈腱炎を克服した馬で6歳馬ながらレース数は多くなく、良化の余地がある。

13 メイショウタバル
武豊騎手は、状態の方はよさそうだがまだ掴みどころがないというか難しい面がある、逆に宝塚記念のようにこちらが思っている以上のパフォーマンスを出してくれるときもある、とコメント。難しさがいい方向に働けば楽しみだ。石橋師は、夏を過ごして幅は出た、ひと回りくらい増えている、と成長を口にしていた。

14 クイーンズウォーク
8枠14番について福永助手は、与えられた枠で全力を尽くすだけ、と意気込む。新潟記念では発馬前にテンションが上がって放馬するアクシデントがあった。今回はメンタル面が気になるが、同助手は、帰厩後はその影響なく調整を進められている、いつもどおりで順調、あとはレース当日のテンションがどうか、と話していた。