<注目ポイント>
2021年に3連単339万3960円のミリオン馬券。この時は阪神開催だったが、京都開催でも昨年の27万8100円をはじめ、2016、2017年にも10万円超の高配当が出るなど波乱傾向は強い。
京都開催で行われた過去10回(2020~2022年の阪神開催は除く)で、1番人気は【1・3・2・4】複勝率60%。これ以上に強いのが3番人気で【5・0・2・3】勝率50%、複勝率70%の高成績を残している。5番人気が複勝率40%、6番人気が複勝率30%で、ともに複回値も100を超えていることから、馬券は3番人気を中心に、5、6番人気も重視したい。
過去10回で外国人騎手が8勝、うち半分は短期免許で来日の騎手が勝っており、今年も該当馬はマークしておきたい。
<注目馬>
●エリカエクスプレス
G3フェアリーSを、レースレコードとなる1分32秒8のタイムで逃げ切り、評価は急上昇。G1桜花賞は1番人気に支持されたが、前でレースを進めた馬の多くが二桁着順に沈む展開で逃げ残るのは厳しく、結果は5着。その後の2戦は崩れたが、武豊騎手に乗り替わった前走のG1秋華賞で巻き返し。向正面でエンブロイダリーが競りかけてくる展開にも我慢し、2着に粘っている。
1F距離延長となるが、前走同様うまく折り合えれば、2200mも克服可能だ。
●カナテープ
今年2月の3勝クラス初音Sで、後の重賞勝ち馬アドマイヤマツリを破り、6歳にして待望のオープンクラス入り。格上げ初戦のG2府中牝馬S2着で早くも重賞級の力を誇示すると、G3関屋記念は後方から追い込みを決め、新潟マイル1分31秒0のレコードタイムで勝利。前走のG2アイルランドTも3着と好調を維持し、初のG1に挑む。
短期免許で来日した外国人騎手騎乗時は【2・3・1・0】。レーン騎手騎乗で期待度はMAXだ。
●ココナッツブラウン
3勝クラス錦Sは、上がり3F32秒8の強烈な末脚を駆使し豪快な差し切り。この内容が評価され、格上げ初戦ながら2番人気に支持されたG3クイーンSは、内から強襲し頭差2着。脚を余した感もあり、スムーズな競馬なら差し切っていた可能性もあるレースだった。
前走のG2札幌記念は、牡馬を相手に外から脚を伸ばして2着。近走3戦はいずれも好レースで、一戦毎に力をつけているイメージがあり、G1でも牝馬限定なら勝負になりそうだ。
●シンリョクカ
阪神JFでリバティアイランドの2着と、2歳時からG1で好結果。古馬となった昨年は、G3新潟記念で重賞初制覇を決めている。今年は未勝利だが、近2戦は好走。G1ヴィクトリアマイルは結果こそ6着も、勝ち馬から0.2秒差。前走のG3新潟記念は、次走G1で好走のシランケド、エネルジコ、次走G2勝ちのディープモンスターに続く4着に入っている。
G1エリザベス女王杯は2度出走し一昨年は9着も、昨年は4着と好走。近走内容から昨年以上の結果も望める。
●ステレンボッシュ
昨年はG1戦線で大活躍。G1桜花賞ではアスコリピチェーノを抑えて1冠目を制すると、G1オークスはチェルヴィニアの2着。G1秋華賞は3着に入り、牡馬相手のG1香港Cも3着と安定した成績を残した。更なる躍進を目指した今年は3戦して13、8、15着と不調。ただ2戦前のG1ヴィクトリアマイルは勝ち馬から0.3秒差と、大きく負けたわけではない。
近走不振でもルメール騎手騎乗から、まだまだ期待は高いはず。同世代のいとこレガレイラとの初対決も楽しみである。
●パラディレーヌ
2連勝と、脚を余したG3フラワーC2着の3戦は全てハイレベルな走りで、G1オークスも4着と上位入線。直線で前が壁になる不利があったG2ローズSは8着も、G1秋華賞は外から脚を伸ばして3着。大外の18番枠、そして4角2番手以内にいた2頭がワンツーする展開を差しての上位入線で、着順以上に評価できる。
京都開催の過去10回で、前走秋華賞3着馬は【1・0・1・1】複勝率66.7%。外回りに変わる今回は、前走以上に末脚が発揮できる。
●フェアエールング
格上げ初戦となった昨秋のG3福島記念で2着。続くG3小倉牝馬Sで初重賞勝ちをおさめ、以降もG3で2、3着に入り、4戦連続重賞で馬券圏内と安定。前走のG2オールカマーは馬券を外したが、中身はハイレベル。差し馬勢が台頭する展開を、3コーナーすぎに先頭に立つ積極策で、重賞3勝のヨーホーレイクとハナ差4着は評価できる。
2200mの距離は、好内容の前走と同じ。時計がかかるレースになれば、可能性は広がる。
●レガレイラ
一昨年にG1ホープフルS1着。昨春は牡馬クラシック路線に挑戦も馬券圏内に入れず、秋の牝馬路線もイマイチな結果。そんなモヤモヤしたムードを全て払拭したのがG1有馬記念。シャフリヤールとの一騎打ちをハナ差制し、グランプリホースに輝いている。今年はG1宝塚記念で大敗も、前走のG2オールカマーで差し切りを決め、健在をアピールした。
安定感に欠け、昨年のG1エリザベス女王杯1番人気5着の結果に不安も残るが、G1を2勝の実績から評価は落とせない。