<注目ポイント>

 昨年のG1ジャパンCは、3年前のダービー馬ドウデュースが勝利。そして今年は、近3年のダービー馬クロワデュノール、ダノンデサイル、タスティエーラが集結。更に海外から、ヨーロッパ最強の呼び声高いカランダガンが来日し、豪華メンバーが顔を揃えた。
 昨年の3連単は2万2390円だが、その前は4年連続4桁配当で、うち3回は1000円台とガチガチの堅い決着。強い馬が強いレースを見せている証で、実際に1番人気は【6・1・2・1】勝率60%、複勝率90%と信頼度は抜群である。
 枠を見ると過去10年、1~3枠が9勝。特に1枠は【5・3・1・7】で勝率31.3%、連対率50%。逆に8枠は【0・0・2・24】と連対ゼロ、複勝率は7.7%。このように極端な内有利の結果となっている。

<注目馬>

〇 カランダガン
 今年のG1ドバイシーマクラシックでダノンデサイルの2着。フランスのサンクルー大賞で初のG1タイトルを手にすると、ここからイギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、イギリスチャンピオンSとG1で3連勝を決めている。
「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の世界1位、そして今年の欧州年度代表馬に選出されたように、格はナンバー1の存在。時計の出る日本の馬場をこなせれば、20年ぶりの外国馬の勝利も見えてくる。

〇 クロワデュノール
 G1ホープフルSまで無傷の3連勝も、G1皐月賞2着で初黒星。G1日本ダービーは、マスカレードボールの追撃を抑え、3歳牡馬の頂点の座に就いている。その後は海外遠征を敢行。G3プランスドランジュ賞を勝利し、目標のG1凱旋門賞は、大外枠と降雨による馬場悪化の影響もあり14着に終わっている。
 昨年のシンエンペラーが凱旋門賞12着→G1ジャパンC2着から、前走大敗でも巻き返しは可能。勝ったダービーと同じコースは有利だ。

〇 ジャスティンパレス
 2年前のG1天皇賞・春勝ち馬。その天皇賞を含め以降13戦は全てG1レースに出走。今年は序盤の2戦が着外だが、どちらもスムーズな競馬では無かった。道中しっかり脚を溜められた2戦前のG1宝塚記念は、後方から追い込んで3着に入線。前走のG1天皇賞・秋は、馬群の間隙を衝いて3着に押し上げている。
 馬券圏内は2年前の4歳時以来、それが2戦続いたようにデキはピーク時に近く、Cデムーロ騎手騎乗で再度好戦可能だ。

〇 シンエンペラー
 昨年のG1ジャパンCは、デビュー以来初めてとなる逃げ戦法。向正面で番手を下げ脚を溜めると、直線で盛り返しドウデュース、ドゥレッツァに接近。結果はクビ差競り負けたが、最後まで脚色は負けていなかった。
 今年は3戦全て海外のレースに出走し、サウジのG2ネオムターフCに勝利。以降はG1で7、6着に敗れているが、昨年もG1凱旋門賞大敗後に巻き返しており心配なし。JC2着以外にG1日本ダービー3着もあり、東京芝2400mは合っている。

〇 タスティエーラ
 一昨年のG1日本ダービー勝ち馬。G1菊花賞2着以降は成績を落としていたが、昨年のG1天皇賞・秋で2着に入り復調。G1香港Cではロマンチックウォリアー、リバティアイランドに続く3着。そして今春のG1クイーンエリザベス2世Cでは見事な差し切りを決め、2つ目のG1勝ちを決めている。
 前走のG1天皇賞・秋はプラス10キロで太目感もあり、最後は失速しての8着。この一戦を叩いて良化を見込めるだけに、ダービーを勝ったコースで改めて期待したい。

〇 ダノンデサイル
 昨年のG1日本ダービーは9番人気と支持こそ低かったものの、G1皐月賞馬ジャスティンミラノを抑えて栄冠を手にしている。昨秋は期待ほど走れなかったが、今年はG2アメリカJCCを制し好スタートを切ると、G1ドバイシーマクラシックでは、カランダガンを抑え価値ある勝利を得ている。
 前走のイギリスG1インターナショナルSは、レース前から気が入り過ぎていた感もあり結果は5着。落ち着いて走れれば、前走のようなことは無いだろう。

〇 ドゥレッツァ
 デビュー2戦目の未勝利戦からG1菊花賞まで5連勝も、古馬になった途端、今度は7連敗。ただ昨年のG1ジャパンCではドウデュースと叩き合いの末クビ差2着。今春のG1ドバイシーマクラシックではダノンデサイル、カランダガンに続く3着と、トップクラス相手に好走の実績もある。
 近2戦は9、8着と崩れているが、昨年のジャパンCも前2戦15、5着から2着と巻き返しており、今年も大一番でパフォーマンスを上げてきても不思議ない。

〇 マスカレードボール
 精神面の幼さが残っていた2歳時はG1ホープフルSで11着大敗も喫したが、3歳を迎えて大きく成長。右回り不安説もあったG1皐月賞で3着、左回りのG1日本ダービーは2着で、ともにクロワデュノールに迫る内容の濃いレース。そして前走の天皇賞・秋は、究極の切れ味勝負を制し、初G1勝ちを決めている。
 過去10回の前走天皇賞・秋1着馬は【3・0・2・0】勝率60%で、全て馬券圏内。近走内容から、今度も好勝負必至だ。