<注目ポイント>

 過去10回で、3連単10万円超の配当が4回飛び出すなど波乱傾向が強いG1チャンピオンズC。一昨年には190万2720円のミリオン馬券も飛び出している。

 人気別成績は、1番人気が【4・3・0・3】連対率70%、3番人気が【1・3・2・4】複勝率60%と好調も、2番人気は連対率、複勝率ともに20%と不調。波乱傾向の高さを証明するように、8番人気以下の馬が10頭馬券に絡んでいる。

 年齢別では、3歳馬が【2・2・2・12】複勝率33.3%の好成績。近3年では9、4、6番人気の馬が馬券に絡んでいるほどで、ナルカミ、ルクソールカフェは要注目の存在だ。

 馬番では、2番が【2・2・1・5】複勝率50%。14番より外は26頭中1頭しか馬券に絡んでいない。

<注目馬>

●アウトレンジ
 昨秋のJpn2浦和記念で初重賞勝ち。今年はG3平安Sを勝利し、続くJpn1帝王賞はキャリアハイの内容。ゴール前でミッキーファイトを追いつめるも、クビ差届かず惜しい2着。その勝ち馬は次走Jpn1JBCクラシックも制しており、高く評価できる一戦だった。前走のG3みやこSは7着だが、平安S勝利前も6着に敗れており心配は無い。
 半兄ハピが2022年のG1チャンピオンズCで3着と好走しており、帝王賞の内容から、弟にも期待がかかる。

●ウィルソンテソーロ
 2年連続でG1チャンピオンズCは2着。一昨年は勝ち馬レモンポップと0.2秒差だったが、昨年は同じくレモンポップをハナ差まで追い詰めるレース。最後の脚色は勝っており、悔しい一戦だった。その後も好調で、2戦前にはJpn1南部杯を4馬身差の楽勝。前走のJpn1JBCクラシックは5着に敗れたが、2年前もJBCクラシック5着→チャンピオンズC2着の流れがあり、評価を落とす必要は無い。
 天敵レモンポップ不在の今年は、待望の1着を獲るチャンスだ。

●サンライズジパング
 一昨年のG1ホープフルSでレガレイラ、シンエンペラーに続く3着と芝の実績もあるのだが、昨秋のJpn2不来方賞勝利後はダートに専念。今年のG1フェブラリーSでは、メンバー最速上がりで後方から追い上げ、コスタノヴァの2着に入線。直後のJpn1川崎記念でも少差の3着と、大舞台で好戦している。
 近2戦は崩れているが、2100mを2戦した後のマイル戦と超ハイペースのレースに戸惑った感もある。スムーズに追走し、持ち前の末脚が発揮できれば、ここでも通用する。

●シックスペンス
 無傷の3連勝で臨んだ昨年のG1日本ダービーは9着。その後、毎日王冠、中山記念とG2を連勝も、G1大阪杯7着、G1宝塚記念12着。こうしてG2では3戦3勝も、G1は3戦して着外と大舞台に弱いイメージがついてしまった。ここで矛先を変えダートのJpn1南部杯に出走すると2着に入線し、G1級のレースで初めて上位に進出した。
 南部杯からのローテーションは過去10年【4・2・1・9】複勝率43.8%の好成績。慣れが見込める2度目のダートで、楽しみは増している。

●ダブルハードボンド
 左膝の不安もあってデビューが遅れ、初戦は3歳8月の未勝利戦。既走馬相手に6馬身差の楽勝を決めると、2戦目の1勝クラスは2着に1.9秒の大差勝ち。2戦続けての圧勝で注目を浴び、オープン三宮Sまで5連勝の快進撃。Jpn3ブリーダーズゴールドC2着で連勝はストップしたものの勢いは止まらず、前走のG3みやこSは、京都ダート1800m1分47秒5の時計でレコード勝ちしている。
 デビューから3連勝時の走り慣れた中京ダート1800mなら、G1でもやれそうだ。

●ナルカミ
 デビュー戦を驚異的な時計で大差勝ち。イレ込みが酷かった2戦目こそ崩れたが、3戦目以降は高いレベルで安定し、2戦前のJpn2不来方賞で初重賞勝ち。ダート3冠最後のJpn1ジャパンダートクラシックは速いペースで飛ばすと、後続は勝負処から脱落。3冠制覇を目指すナチュラルライズも力尽き、最強のライバルに3馬身差をつけ、メジャータイトルを手にしている。
 管理する田中博厩舎はレモンポップに続き、G1チャンピオンズC3連覇が目前に迫る。

●メイショウハリオ
 半弟テーオーロイヤルは昨年G1天皇賞・春を勝利。兄はこれより2年早く、2022年のJpn1帝王賞でG1級のタイトルを獲得。この帝王賞を含め、ここまでJpn1 を4勝。今年も2月のJpn1 川崎記念を制し、前走のJpn1 JBCクラシックはミッキーファイトの2着に入り、3着には5馬身差。間もなく9歳になるが、全く衰えを感じさせない。
 昨秋以降のG1クラス+中距離の条件では2、1、2着と全て連対。JRAのG1初制覇も見えてきている。

●ルクソールカフェ
 デビュー3戦目に初勝利を挙げると、オープン伏竜Sまで4連勝。アメリカ3冠の一つであるG1ケンタッキーダービー挑戦は12着に終わったが、帰国初戦のJpn1ジャパンダートクラシックは上位から離されたものの3着に入線。そして前走のG3武蔵野Sは好位から楽々抜け出し、今年のG1フェブラリーS勝ち馬コスタノヴァに3馬身半差つけて勝利している。
 全兄カフェファラオはG1フェブラリーSを2勝も、G1チャンピオンズCは6、11着。兄の無念を弟が晴らしたい。