<注目ポイント>
1番人気が11連敗中で、この間に二桁人気の馬が3勝とレースは荒れ模様。実際、過去10年で3連単10万円超の大波乱が5回出現し、特に最近5年は10万円超が4回、3年前には51万7430円の高額配当が出ている。
連敗中の1番人気は、過去10年で2着が2回のみ、2番人気は2勝も他は全て馬券圏外で、複勝率はそれぞれ20%と上位人気とは思えぬ成績。それに比べ7番人気は【0・2・4・4】で複勝率60%。これに続くのが3、5、6番人気の複勝率40%。馬券の軸は配当的に5~7番人気を狙うのが美味しそうだ。
馬体重別成績では、過去10年で480~499キロが【5・3・2・15】で連対率32%、複勝率40%と、3歳牝馬としては大型の馬が有利。
馬番では、内枠有利の中山マイル戦らしく1番が【2・0・3・5】複勝率50%の好成績を挙げている。
<注目馬>
●ヴィスコンデッサ
デビュー戦こそ3着に敗れたが、前走の京都芝1800mの未勝利戦で一変。序盤は後方追走も、3コーナー過ぎから一番外を回って進出し、4コーナー過ぎに早くも先頭に立つと、内から迫るストームゲイルを抑え込み1着ゴール。着差はクビだが、通ったコースを考えると着差以上に強い一戦だった。
半兄にG1ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ、伯父に有馬記念などG1を2勝したサトノダイヤモンドがいる良血馬。血統背景から伸びしろは大きいと見込める。
●ギリーズボール
母はG1オークスで5着のフロアクラフト、叔母に重賞3勝、オークス3着のバウンスシャッセ、重賞3勝のコントラチェック、叔父にG2京王杯SC勝ち馬ムーンクエイクと活躍馬が並ぶ良血馬。そんな血統背景もあり、9月の中山芝1600mの新馬戦は単勝1.6倍の断然人気に支持され、レースも快勝。上がり2F11秒8-10秒8と加速ラップのレースで差し切りを決めたのだから、内容の濃い一戦だ。
クラシックで母や叔母以上の結果を狙うためにも、G3で苦戦しているわけにはいかない。
●サンアントワーヌ
6月の東京芝1400mの新馬戦は4馬身差の快勝。続く新潟2歳Sは、勝ち馬リアライズシリウスから5馬身離された4着。ただ2着タイセイボーグはG1阪神JF3着、3着フェスティバルヒルがG3ファンタジーS1着、6着サノノグレーターは1勝クラス葉牡丹賞をレコード勝ちとメンバーは後に活躍した実力馬揃い。自身も続く1勝クラスを快勝したように、新潟2歳Sの4着は好評価できる。
今回のメンバーを考えると、新潟2歳Sだけ走れば上位濃厚だ。
●トワニ
2戦目の未勝利戦で差し切りを決めるも、格上げ初戦の1勝クラス・サフラン賞は8頭立ての5着。この成績から、G2京王杯2歳Sは単勝67.4倍の12番人気に甘んじた。レースは出遅れて後方を追走。直線で馬群の一番外に持ち出されると、メンバー1位となる上がり3F33秒0の末脚で上位に接近。勝ち馬ダイヤモンドノットには離されたものの、2着馬とはクビ差の3着に入っている。
半姉アネゴハダはG2フィリーズレビューで3着。妹もクラシック前に重賞で上位を狙う。
●ノーザンタイタン
10月の東京芝1600mの新馬戦でデビュー。レースは逃げ馬から離れた2、3番手を追走。直線に入り残り2Fあたりで手前を変えると、じわじわと後続を引き離し先頭。外から差してきたピエドゥラパンの追撃をクビ差抑えている。その2着馬は次戦を勝利、4着バルボアパークも2戦後に勝ち上がっており、新馬戦勝ちの中身は評価できる。
半兄ブエナオンダは、先日のG3京都金杯で見事な勝利。今度は妹が勝利を決め、2週連続きょうだい重賞制覇といきたい。
●ピエドゥラパン
10月の東京芝1600mの新馬戦は、後方から迫るもノーザンタイタンにクビ差届かず2着。ただゴール前の勢いから、勝ち馬以上の印象を残していた。続く未勝利戦は残り300mあたりで先頭に立ち、バルボアパークに2馬身半差をつけて快勝。2、5着馬が次走を勝っていることから、メンバーレベルも高かった。
東京で2戦しているが、母のトロワゼトワルは中山芝1600mの京成杯AHでレコード勝ちを含む2勝しており、コース変わりがプラスに働く可能性もある。
●ビッグカレンルーフ
北海道地方競馬所属で、門別では【1・1・1・0】の成績を残し、JRAのオープンすずらん賞に挑戦。3コーナーでは前方馬群と差があり、この時点では芝のペースについていけないようにも思えた。しかし勝負処から手応え良く進出し、直線で外に持ち出されると、JRA勢を圧倒する末脚で差し切りを決めている。
続く門別の2戦を敗れると、芝のレースを求め、JRAの美浦・堀内厩舎に移籍。すずらん賞で見せた末脚から、今度もマークは必要だ。
●ブラックチャリス
函館芝1200mの新馬戦は、1分8秒2のレコードタイムで勝利。同日の古馬1勝クラス下北半島特別のタイムが1分8秒4だから、この時計は価値がある。この結果からG3函館2歳Sは1番人気。ただ逃げたエイシンディードを最後まで捉えることができず2着に終わっている。続くG3ファンタジーSは内から先頭に立ち一瞬勝利も見えたが、ゴール寸前に差し馬勢に交わされ4着。それでも勝ち馬からクビ、ハナ、クビ差の接戦であり、評価を下げる必要はない。
マイルは少々長い気もするが、近2戦の結果から能力は足りる。