<注目ポイント>

 過去10年で、3連単10万円超の高配当が5回、特に近2年は60万馬券、81万馬券が飛び出し波乱傾向を強めている。実際、過去10年の1~2番人気は両方足しても1勝のみで、連対率はともに20%と不調。
 これに比べ3~5番人気は8勝し、連対率、複勝率は1、2番人気より上。また6番人気は勝利こそないものの【0・3・1・6】複勝率40%の好成績。これらの結果から、馬券の軸は3~6番人気がお薦めだ。

 馬番を見ると、過去10年で半分の5勝が1、2番。複勝率も2番が40%とトップで、次位は1、6番の30%から、内目の馬を優先に考えたい。

 逃げた馬が【3・1・1・5】で3年連続馬券圏内。昨年は16番人気のメイショウチタンが3着に残り、大波乱を演出している。今年も積極策を示唆している馬がいたらマークしておきたい。

<注目馬>

●ウォーターリヒト
 強烈な末脚を武器に、昨年のG3東京新聞杯は、直線でごぼう抜きの追い込みを決めている。続くG1安田記念で9着に敗れると、以降の2戦も7、9着。自身も上がり3F33秒台前半の脚を使っているが、前も止まらず、厳しいレースが続いた。
 そこで前走のマイルCSはいつもの後方待機策ではなく、中団に位置する競馬。すると、この位置からでも鋭い脚を繰り出し3着に入線している。脚質に幅が広がり、連覇へ視界良好だ。

●エルトンバローズ
 3歳時の2023年にG3ラジオNIKKEI賞、G2毎日王冠と重賞連勝。それ以来2年以上勝ち星から遠ざかっているが、2024年のG1マイルCSでは2着と好走。昨年は4戦し馬券圏内も無かったが、マイルCSは2番手から粘って5着、2着ガイアフォースとは0.1秒差に入っている。
 前走のG1有馬記念は大敗も、2500mの距離が長く度外視していいだろう。前有利だった先週の東京の馬場を考えると、先行力は大きな武器になる。

●オフトレイル
 一昨年は1800mのG3ラジオNIKKEI賞を勝ち、1400mのG2スワンS2着、G2阪神C3着と、短、中距離で幅広い活躍。昨年は序盤不調も夏以降に盛り返し、G3関屋記念はレコード決着のレースでクビ差2着、G2スワンSはレコード勝ちと、2戦連続高いレベルで好結果。前走のG1マイルCSも鋭い末脚を見せ4着と、初めてG1で上位入線している。
 昨年のG3東京新聞杯は着外に終わったが、力をつけた今年は大きく前進が見込める。

●サクラトゥジュール
 一昨年のG3東京新聞杯勝ち馬。昨年はG3京都金杯を制し、東京新聞杯で2連覇を目指したが、15着と見せ場なく散っている。続くG1安田記念は8着も、勝ち馬ジャンタルマンタルから0.5秒差なら着順ほど悪くない。
 気性的にコントロールが難しく成績も不安定だが、重賞2勝時鞍上のキング騎手が騎乗なら楽しみは大。近3回の1着時の前走成績は全て二桁着順で、近2戦15、8着の結果は気にしなくていい。

●トロヴァトーレ
 デビュー2戦は2000m戦を連勝し、クラシック候補に数えられた存在。しかし折り合い難から、その後の結果は芳しくなく、マイルに距離短縮して成績向上。昨年はG3ダービー卿CTで重賞初制覇を決めている。一時はダート路線を歩んだが、再度芝のマイルに戻したG3京都金杯では最速上がりで4着に入っている。
 一族にはソングライン、パンジャタワーと東京マイルのG1を制している馬がおり、同コースで2つ目の重賞勝ちを戴きたい。

●ブエナオンダ
 古馬となった昨年春から一気に力をつけ、2勝クラス、3勝クラスと連勝。オープンクラスの2戦は、勝ち馬から少差の2、3着と悔しいレースが続き、迎えたのはG3京都金杯。好位を追走し、直線に入って他馬の外に持ち出すと、粘り込みを図るファーヴェントをゴール寸前に捉え初重賞制覇。惜敗2戦後に、重賞で勝ち切れたことは大きな自信になったはずだ。
 オープン入り後3戦全てが馬券圏内の安定感から、今度も上位進出の期待は高い。

●マジックサンズ
 新馬、G3札幌2歳Sと連勝。G1ホープフルS16着後に軽い骨折が判明し、故障明けのG1皐月賞は後方から追い上げ6着。G1NHKマイルCも後方から追い込み2着と、力はG1でも通用する。昨秋は2戦着外も、8着のG1マイルCSは強豪相手に最速上がりをマークと内容は悪くない。
 2着だったNHKマイルCと同じ東京マイルはプラス材料。鞍上予定の武豊騎手は、過去10年の東京新聞杯で【1・1・1・2】複勝率60%の好成績を残している。