<注目ポイント>
G1フェブラリーSは過去10年で、3連単が万馬券に届かない4桁配当が3度、1万円台が2度と落ち着いた結果の多いレースだが、一昨年は153万500円の大波乱も出現。
ダートのトップクラスの馬は近年、同時期に行われるサウジCに向かうケースが増え、以前に比べるとG1フェブラリーSのメンバーは低下気味。この影響で波乱傾向がますます強まる可能性はある。
過去10年の勝ち馬は1、2番人気がともに4頭ずつで、頭は堅いイメージ。特に1番人気は【4・2・2・2】複勝率80%と堅実な結果を残している。馬券的には1着こそないものの、2着4回で連対率40%の5番人気が妙味。
1枠が【0・0・0・19】と不振。連対率、複勝率ともに4、5枠がトップで、枠、馬番は中を優先に考えたい。
<注目馬>
●ウィルソンテソーロ
JBCクラシック、南部杯とJpn1を2勝、G1、Jpn1の2着は合わせて6回あり、長年に渡ってダートのトップクラスで活躍。2023年秋以降JRAの出走は4戦のみだが、そのうち3戦はG1チャンピオンズCで全て2着。特に近2年はレモンポップ、ダブルハートボンドを相手にハナ差2着と接戦を演じている。
主戦場は中距離だが、マイルも3戦前に南部杯を楽勝しており問題なし。フェブラリーSは一昨年に8着だが、当時より臨戦過程の良い今回は期待大だ。
●コスタノヴァ
昨年のG1フェブラリーS勝ち馬。好位追走から直線半ばで抜け出すと、サンライズジパングの急追を抑え、G1の栄冠を手にしている。続くJpn1かしわ記念は勝負処でバランスを崩し、立て直して追い込むも3着。Jpn1さきたま杯は大きく出遅れ11着。前走のG3武蔵野Sも出遅れて後方からの競馬。直線でこの馬らしい末脚を見せてくれたものの、2着が精一杯だった。
東京コースは【6・1・0・0】で、能力的にも連覇は可能だが、それにはスタートが鍵になる。
●シックスペンス
G2スプリングSまで3連勝も、G1日本ダービーは9着。その後は休養を挟みながらG2毎日王冠、G2中山記念と2連勝。成績を6戦5勝としG1に臨むも、大阪杯、安田記念ともに上位人気を裏切る結果に。そこで矛先をダート戦に向けると、いきなりJpn1南部杯で2着と好走。ただ前走のG1チャンピオンズCは、積極的に行き過ぎたか大敗に終わっている。
落ち着いて走れれば、巻き返しは可能な馬。名門・国枝厩舎のラストG1を、勝利で飾りたい。
●ダブルハートボンド
膝の不安もありデビュー戦は3歳8月と遅かったが、ここから怒涛の5連勝。コースが合わなかったか門別のJpn3ブリーダーズゴールドCは2着と初めて土がつくも、G3みやこSをレコード勝ちし、再度進撃開始。G1チャンピオンズCは、先行馬の多くが崩れる展開を3番手から粘り込み、ダートの頂点に就いている。
JRAでは7戦全勝。マイルは初めてだが、速いペースのみやこSを前で進めたスピードから対応は可能。G1連勝へ視界良好だ。
●ペプチドナイル
一昨年のG1フェブラリーS勝ち馬。当時は11番人気と支持が低く、3連単153万馬券を演出している。人気薄の勝利でも決してフロックではなく、続くJpn1かしわ記念は3着、Jpn1南部杯はレモンポップと0.1秒差の2着に入っている。
ただ昨年は5戦して未勝利。唯一馬券圏内の南部杯も勝ち馬から1.3秒離され、近2戦は着外。8歳という年齢から衰えも気になるが、フェブラリーSは近2年で1、4着と好走しており、まだまだ見限れない。
●ラムジェット
一昨年のJpn1東京ダービーを6馬身差の大勝。同年のJpn1東京大賞典は、フォーエバーヤングから0.3秒差の3着に来ている。古馬となり更に躍進を期待された昨年は序盤こそ不調も、秋になって復調気配を見せ、迎えたG1チャンピオンズC。直線で外に持ち出されると、しっかり脚を伸ばし3着に入線している。
これまでのキャリアでマイルは一戦のみだが、フェブラリーSと同コースのヒヤシンスSを楽勝している。東京なら、前走以上に末脚を発揮できる。
●ロードクロンヌ
芝では5戦して勝ち上がれず、ダートにシフトすると大変身の4連勝で一気にオープンクラスへ。重賞戦線では2、3着を重ねるもなかなか勝てなかったが、前走のG2プロキオンSで待望の重賞初勝利。3番手追走から、逃げ切りを図るサンデーファンデーをゴール前で捉えている。
ダートのマイルは初めてだが、前でレースを進められる機動力から、大きなマイナスにはなるまい。ダート【5・2・2・0】の安定感の高さで、G1でも上位を狙う。