<注目ポイント>
G2スプリングSはG1皐月賞のトライアルだが、過去10年で当レースから皐月賞に臨んだ馬の成績は【1・0・1・33】複勝率5.7%、勝ち馬でも【0・0・1・7】複勝率12.5%と低調。勝ち馬にはウインブライト、ステルヴィオ、ベラジオオペラと後のG1馬が3頭名を連ねているが、それでも本番との関連は薄い。
配当を見ると、過去10年で3連単10万円超が1回のみだが、5万円台が2回、4万円台が1回、3万円台が2回出現。9年連続で6番人気以下の馬が馬券に絡んでいることから、人気馬が上位を独占する確率は低いと考えて良さそうだ。
特に6番人気が複勝率40%、5、7番人気が複勝率30%あることから、5~7番人気は抑えておきたい。
<注目馬>
●アウダーシア
母は、アーモンドアイが3冠を制した年のクラシックで桜花賞3着、オークス2着と活躍したリリーノーブル。2歳戦開幕週の新馬戦で2着に入り、後のG3京成杯勝ち馬グリーンエナジーに先着。約半年の休養明けとなった未勝利戦は2着に敗れたが、続く東京芝1800m戦は1分46秒8と、未勝利戦としては上々の時計で快勝。2、4着馬が次走で勝利し、レースレベルの高さを証明している。
血統、前走内容から、重賞でも期待は高い。
●アスクエジンバラ
10番人気だったG3京都2歳Sは、好位からしぶとく脚を伸ばし2着に入線。G1ホープフルSも9番人気に甘んじたが、レースでは残り100mあたりで先頭に立つ大きな見せ場。ゴール寸前に2頭に交わされ3着も、15番枠を考えると高く評価できる一戦だ。
ホープフルS(GI昇格後)からG2スプリングSに臨んだ馬は【1・1・1・3】複勝率50%。近2戦の内容からコーナー4つの中距離戦は合っており、2戦2勝の1800mも好材料だ。
●クレパスキュラー
デビューとなった昨夏の札幌芝1800mの新馬戦は、2着に5馬身、3着に9馬身の差をつけ、1分47秒2のレコードタイムで楽勝。その後は体調面、気性面を考慮し間隔を開け、年末の1勝クラス・ひいらぎ賞に出走。中山マイルを1分32秒9の好タイムで駆け抜けている。
口向きが難しく、コントロールに苦労している状況での2連勝は高い能力の証。もう少しスムーズに競馬を進めることができれば、クラシックへの道が開けてくる。
●サウンドムーヴ
祖母サウンドリアーナは1400mのG3ファンタジーS勝ち馬。一族も短距離で活躍している馬が多いのだが、この馬は中距離でデビューし、2戦目の京都芝1800m戦を1分46秒4の好時計で勝ち上がっている。前走のG3シンザン記念は、馬群の狭いところから抜け出し、サンダーストラックに接近。クビ差届かなかったが、16番枠を考えると内容は勝ち馬に負けていない。
2戦前の結果から1800mに戻ることは問題なく、再度好走に期待したい。
●サノノグレーター
東京マイルの新馬戦で豪快な差し切りを決め、続くG3新潟2歳Sは2番人気に支持されるも結果は6着。間隔を開け、復帰戦はマイルから距離を2000mに伸ばし、1勝クラス葉牡丹賞を選択。3~4コーナーから進出し残り1Fあたりで先頭に立つと、最後は抑える余裕の楽勝。1分58秒2のレコードタイムをマークしている。
前走のG3共同通信杯は見せ場なく6着。重賞2戦不発は気になるものの、強かった葉牡丹賞と同じ中山コースで見直したい。
●テルヒコウ
過去に多くの活躍馬がデビューしたG1菊花賞デーの新馬戦に出走。先手を取り、残り2~1Fで10秒8の高速タイムをマークすると、最後も11秒3で締め、後のG3きさらぎ賞2着馬エムズビギンを完封。前走のG2東京スポーツ杯2歳Sも積極策に出て直線も粘ったが、上位3頭全てが上がり3F32秒台の決め手勝負に対抗できず、4着に終わっている。
前走と同じ1800mでも、先行力を生かせる中山へのコース替わりは好材料だ。
●ラストスマイル
ダートのデビュー戦は大敗も、芝の未勝利戦で一変し、後のG2東京スポーツ杯2歳S勝ち馬パントルナイーフの2着。続く未勝利戦は2F10秒9-10秒9の高速上がりでまとめ勝ち上がり、東京スポーツ杯2歳Sも5着と好走。前走の1勝クラス・セントポーリア賞は2番手から抜け出し、ラスト2F10秒9-11秒2をマークし、差し馬勢を抑え2勝目を挙げている。
東京で2勝しているが脚質的に中山も合いそうで、走り慣れた1800mはプラスだ。