<注目ポイント>
G3北九州記念は小倉芝1200mという条件こそ変わらないものの、レースの時期が変更。2023年までは8月中旬~下旬に行われ、G1スプリンターズSへの前哨戦の一つだった。実際、2023年2着のママコチャが、続くG1スプリンターズSを制している。
しかし2024年から夏の開催が小倉→中京の順番に変わったことで、重賞レースの位置も変更。6月末~7月頭に行われていたG3CBC賞と入れ替わる形で、今の時期に移動している。
8月に行われていた頃も波乱は多かったが、時期が変わっても傾向は変わらず、3連単の配当は2024年が79万8750円、2025年が6万7370円と穴馬券が連発している。
8月開催時代も含め、7~9番人気の馬が絡むことが多いので、ヒモには入れておきたい。
<注目馬>
●アンクルクロス
使いながら徐々に力をつけ、昨秋の3勝クラス醍醐Sでサウスバンクをハナ差制し、待望のオープンクラス入り。格上げ初戦のリステッド淀短距離Sはヤブサメのクビ差2着と接戦を演じ、オープンでも力が通用することを示した。
前走のオープン鞍馬Sも、フリッカージャブがレコード勝ちしたハイレベルな一戦。先行勢が残る展開を、上がり3F32秒7の末脚で2着に食い込み、更に上昇を感じさせている。
近2戦の内容から、G3でも期待は持てる。
●サウンドモリアーナ
デビューから8戦目までダートを主戦場としていたが、初めて芝のレースに出走した2勝クラス札幌スポニチ賞を勝利すると、以降は芝にシフト。3勝クラスは、格上げ3戦目の船橋Sで卒業。積極策から、見事な逃げ切りを決めている。
前走のオープン・モルガナイトSは、先手をナナオに譲って2、3番手を追走。残り1Fあたりで逃げ馬を交わし先頭に立つと、差し馬勢の追撃を抑えて2連勝を決めている。
番手で抑えて勝った前走の価値は高く、タイトな流れになっても対応は可能だ。
●デアヴェローチェ
1400m以上の距離でもG2フィリーズレビュー4着と好走しているが、1200mに距離短縮して更に成績は向上。1勝クラスを勝利し、向かったのはG3葵S。直線半ばで先頭に立つと、外から追い上げてきたヒシアイラをクビ差抑え、初重賞タイトルを手にしている。
小倉は初めてだが、母のミニーアイルは全2勝を小倉芝1200mで挙げており、血統的には適性あり。開催時期が変わった近2年、前走G3葵S勝ち馬は【1・0・1・0】複勝率100%と臨戦過程も申し分ない。
●フリッカージャブ
昨年7月の1勝クラスを6馬身差の楽勝。小倉芝1200mの勝ちタイム1分7秒5は、翌日のG3北九記念を0.3秒上回り、評価は急上昇。期待に応えるように、その後は条件戦を2連勝。
初重賞挑戦となったG3オーシャンSは6着に敗れたが、前走のオープン鞍馬Sは京都芝1200mを1分6秒4のレコードで勝利をおさめている。
芝1200mは6戦4勝、特に小倉芝1200mは好タイムで2戦2勝とコース適性は高い。前走のような時計勝負になれば、勝機は高まる。
●ヤマニンアルリフラ
6度出走した未勝利戦で勝ち上がれず、2階級上の2勝クラス・ジングルベル賞で初勝利。ここから勢いづき、2戦後の2勝クラス伊良湖特別、3勝クラス淀Sと連勝し、昨年のG3北九州記念に出走。ヨシノイースターの追撃を抑え1着ゴールを決めている。
以降3戦は崩れたものの、今年に入って復調。近3戦は、G1高松宮記念こそ大敗も、G3シルクロードS、Jpn3東京スプリントでともに3着と調子を上げている。
昨年勝ったレースを迎え、久々の勝利も望める。
●ヨシノイースター
一昨年のG3北九州記念はピューロマジックの半馬身差2着、昨年はヤマニンアルリフラの半馬身差2着。その後は7戦して3着が最高だが、G1スプリンターズSは0.4秒差の5着で、短距離G1の常連ナムラクレア、サトノレーヴと少差。
今年はG1高松宮記念は12着大敗も、G3オーシャンS、リステッド安土城Sは勝ち馬から0.2秒差と好走している。
小倉芝1200mは北九州記念2年連続2着のほか、オープン北九州短距離Sも勝つなど得意なコース。今年も上位を期待できる。
●ランフォーヴァウ
2年前にG2デイリー杯2歳Sを勝利。続くG1阪神JFで11着と崩れると、3歳時の4戦も全て二桁着順と不調に陥った。
しかし古馬となって初戦のリステッド・ニューイヤーSで、初めて積極策を試みると、勝ち馬から0.2秒差の4着と久々の好走。そして前走のリステッド谷川岳Sは好位から抜け出し、1年6か月ぶりの勝利を掴んでいる。
1200mは初めてだが、3勝中2勝は1400mで挙げており対応は可能だろう。G2勝ちの実績から、復調なった今なら重賞でもやれる。