1 ウイングレイテスト
松岡騎手を背にした美浦坂路ではラスト1ハロン11.7秒と、馬なりでも終い鋭く反応。馬体回復を優先した後、最終追いは美浦ウッドでしっかり負荷をかけ、切れのある動きを見せた。畠山師は、函館の頃より後肢の緩さが解消され使った上積みを感じる、と説明。年齢を感じさせないスピードで、千直でも存在感を示せる。

2 デュガ
栗東坂路で4ハロン54.7秒で下地を整え、最終追いはラスト1ハロン11.9秒。全体を抑えてラスト3ハロンだけ伸ばす形でも、終いは鋭く反応した。森秀師は、疲れが出やすい馬なので今回は間隔を十分に取った、前走時より雰囲気はいい、昨年は進路が塞がって力を出せなかった、と振り返る。千直で改めて注目。

3 ミカッテヨンデイイ
美浦ウッドで強めに負荷をかけた後、最終追いは小林脩騎手を背に追走先着。馬なりのまま反応良く伸び、体調の良さを感じさせた。室井師は、終いの反応を確かめる程度だったが動きは良かった、もともとスピードを持ちまだ能力を出せる余地も感じている、と評価する。初勝利を挙げた短距離で一変の可能性。

4 カウスリップ
美浦ウッドで長めから追走先着を決めた動きが軽快で、最終追いも馬なりのまま併走馬と並んで余力十分。中舘師は、追い切りの内容は良かった、以前から直線競馬への適性を感じていた、前走で3着に来たことで期待はさらに高まった、と評価する。前走で千直への対応力を示しており、今回はその経験も生きる。

5 ベルギューン
1週前はゆったり立ち上げ、最終追いも栗東坂路でラスト1ハロン13.0秒と馬なりで軽く調整。初芝を控え、無理に時計を求めずコンディションを整えた。牧浦師は、今回は芝への初挑戦だがスピード面への刺激にもなるはず、当週は無理をさせない範囲でサッと動かした、状態は良く暑さも問題ない、と説明する。

6 ピューロマジック
栗東坂路で4ハロン51.9秒、ラスト1ハロン12.2秒としっかり負荷。最終追いは栗東CWで前に馬を置きながら折り合いを確認。最後まで頑張らせ過ぎず、気持ちをコントロールすることを重視した。安田師は、以前なら前へ行きたがっていたが今は馬の後ろで我慢し途中で息を入れることを覚えてきた、と成長を評価。

7 バグラダス
美浦ウッドで長めから併走同入と、気負わず安定した動き。最終追いも単走で軽く整えながら、前週より体を大きく使えていた。嘉藤師は、ここまで特に問題なく状態は安定している、直線競馬がうまくはまればいい脚を使える可能性があるので試してみたい、と期待する。条件替わりで新味が出れば差し込みも。

8 シュラフ
早めに放牧から戻してじっくり乗り込まれ、美浦ウッドで併走馬を追いかけながら終いまでしっかり同入。最終追いは美浦坂路でで調整した。佐藤吉師は、前週までに息はできているため当週は状態を整える程度、十分な時間をかけて乗り込み仕上がりはいい、と評価する。得意の新潟千直で、重賞の相手にどこまで迫れるか。

9 カウンターセブン
美浦ポリトラックを中心にリズム良く調整され、最終追いは三浦騎手を背に後方から追走同入。反応は素早く、心肺機能や息遣いにも良化が感じられる。村田師は、前半に力んだ2走前と違い今は馬具の効果で走りやすくなっている、途中でひと息入れられれば、と見込む。リズムを守れれば、直線で粘り込みも可能。

10 エコロレジーナ
美浦坂路で1週前に4ハロン52.6秒、最終追いも4ハロン53.1秒と強めに負荷をかけて上々の動き。菊沢師は、前走後は放牧を挟みここまで順調、今は直線競馬が最も合っている印象、昨年と違って疲れもなく状態はいい、と手応えを示す。ゲート練習の効果が続けば、得意舞台で連勝も視野に入る。

11 ロードトレイル
中1週と輸送を考慮し、最終追いは栗東坂路でラスト1ハロン12.7秒。終いだけ一杯に伸ばし、併走馬には遅れたものの動き自体は悪くなかった。仲田助手は、間隔が詰まっているため今回はラストの反応を確かめる程度、状態は安定しており調教の動きにも問題はない、と説明する。自分の形なら見せ場もある。

12 クムシラコ
美浦ウッドで追走先着を決めた前週から気配は上々。最終追いは美浦坂路で4ハロン52.9秒、ラスト1ハロン12.3秒で強めの併走馬に追いつき、状態の良さを維持している。千葉師は、深めのブリンカーが効き前走では自ら位置を押し上げる競馬ができた、その積極性が直線競馬でも生きてほしい、と期待。

13 テイエムスパーダ
馬場入りをためらったため前週は予定を変更し、Bコースで調整。最終追いは栗東坂路を馬なりでまとめたが、手応えには物足りなさが残った。小椋師は、時計自体はこの程度で問題ないもののもっと楽な手応えで走ってほしかった、いい時と比べると自ら進もうとする気持ちが弱い、と率直に話す。前進気勢の回復が最大の鍵。

14 ブーケファロス
美浦坂路で一杯に追われた前週は併走馬に遅れたが、最終追いではラスト1ハロン12.3秒。後方から追いかけ、最後は力強く抜け出して先着した。清水英師は、実戦では最後が甘くなることがあるので今回は終いの反応を重視した、動きは良かったと思う、と評価する。調教通りの伸びなら浮上もあり得る。

15 アタリダイキチ
美浦坂路で4ハロン54.8秒でゆったり下地を整え、最終追いもラスト1ハロン12.3秒と馬なりで終いの反応を確認。速い時計を求めるより、直線競馬へ向けて前向きさを引き出す調整が施された。西田師は、時計の数字より馬自身が走る気持ちを見せることを重視した、千直へ向けて予定通り仕上げられた、と説明する。

16 アメリカンステージ
函館から戻った後も脚取りは軽く、栗東坂路で4ハロン52.7秒。ラスト1ハロンも12.1秒でジュタを追走先着。最終追いも重い馬場の中でラスト1ハロン12.2秒を馬なりでまとめ、手前もスムーズに替えていた。渋田助手は、近走は斤量差が響いたが千直の条件は合いそう、と期待する。先行力を生かせれば好勝負。

17 ビッグシーザー
1週前に栗東坂路で軽く動かした後、最終追いはブリンカーを着けて4ハロン51.8秒と一杯に追われた。重い馬場を考えれば時計は優秀で、持ち前のスピードと迫力を十分に示している。杉山晴師は、この馬場で51秒台なら上々、ブリンカーを着用して千直へ向かうことで新たな一面が出てほしい、と期待する。