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カテゴリ: 今週の重賞レース

1 ママコチャ
栗東CWで一杯に追われた前週は、以前より折り合いがつき、しまいもシャープ。最終追いは坂路でラスト1ハロン12.5秒と馬なりで微調整した。池江師は、ここ2週で十分な負荷をかけているので当週は整える程度、暑い季節は代謝が良く好調時と遜色ない状態、と評価する。前哨戦でも仕上がりは高水準とみていい。

2 クラスペディア
河嶋師は、間隔が詰まっているので精神面をケアしながら調整している、体調そのものは問題ない、と説明する。坂路でラスト1ハロン12.4秒で軽く動かし、最終追いは馬なりでまとめた。小崎騎手は、メンタルを優先した調整で順調、前半に飛ばし過ぎない形が理想、と話す。初阪神でも流れへの対応次第。

3 フリッカージャブ
坂路で4ハロン50.8秒、ラスト1ハロン12.1秒と一杯に追われ前週からスピード感十分。最終追いはラスト1ハロン12.2秒を馬なりでまとめ、負荷を抑えながら終いまでスムーズに伸びた。西園師は、前週はいつも通りよく動き当週も手応え良く伸びた、昨年より馬体も大きくなり充実している、と高評価。

4 ティニア
函館ウッドで軽く動かした後、栗東へ戻ってからの最終追いは坂路で4ハロン52.8秒、ラスト1ハロン12.1秒と一杯に追われた。池江師は、追い切りの動きは良く2度除外になった影響も特にない、と状態を評価する。調教過程に狂いはなく、しっかり負荷をかけられた。雨が降って時計を要する馬場も歓迎。

5 ダイヤモンドノット
坂路で4ハロン51.9秒と一杯に追われ、休み明けを意識して前週から強い負荷をかけた。福永師は、最後に脚が上がるくらいまでやりたかったのでいい負荷になった、春より動きの質も高い、と評価する。最終追いはラスト1ハロン12.3秒と強めに伸ばし、スプリントの速い流れを意識。古馬相手でも対応できる状態。

6 プロトポロス
栗東CWで前週はゆったり長めから乗られ、最終追いは亀田騎手を背に終いをしっかり伸ばした。山田真助手は、ラスト重点の調整だったが鞍上からも変わらずいい状態との感触を得ている、夏場に強いタイプ、と評価する。強い負荷を必要としないほど状態は安定。暑い時季の適性を生かし、得意の短距離で巻き返しを狙う。

7 メイショウヨゾラ
高柳瑞師は、以前より後肢の左右差が小さくなり馬自身が成熟してきた、気性的にも短距離が合うようになっている、と成長を評価する。美浦ウッドでは前週から軽快に動き、最終追いも馬なりで強めの併走馬に追いついて同入した。3勝クラスを勝ったばかりで相手は強くなるが、1200mへの適性を重賞で試す。

8 ファストネットワーク
今回初めての海外遠征で、アウェイの地での調整が最大の課題。しかし層の厚い香港短距離路線においてカーインライジングに次ぐ実力を有しており、昨年の香港スプリント3着やセンテナリースプリントC3着などの実績を有している。前走も不利な展開から4着まで浮上しており、実力で日本馬に劣ることはない。

9 ピューロマジック
安田師は、昨年より調整しやすく前走も余力ある勝ち方だったためダメージは少ない、今は充実期にある、と状態の良さを強調する。坂路で軽く整えた後、最終追いは栗東CWで馬の後ろに入れて我慢させる内容。師によれば、後ろから外へ出した際にも落ち着きを保って加速できた、と調教意図も達成。折り合い面の進歩が大きなプラス。

10 ヤブサメ
スタートに課題があるため、最終追いはEコースからゲートを出して実戦を意識した調整。石橋師は、発馬が鈍いところがあるので今回はゲートから出して刺激を入れた、1200mだけにスタートを決めたい、と課題を明確にする。また、雨が降って時計を要する馬場は歓迎。発馬を五分に出て流れに乗れれば、末脚は確実。

11 ヨシノイースター
坂路で4ハロン52.0秒、ラスト1ハロン12.4秒と一杯に追い、前週にしっかり気持ちを乗せた。最終追いもラスト1ハロン12.1秒と終いを強めに伸ばして好調を維持。中尾師は、夏場は緩みやすい馬だが一度使ったことで状態は上向いた、前走もトップハンデでよく走った、と評価する。今回も上位争い可能。

12 レッドモンレーヴ
美浦ウッドで大きく追走しながら一杯の併走馬を楽に退け、前週から動きは上々。最終追いは輸送を考慮して馬なりの併せ馬で同入した。蛯名正師は、休み明けで多少余裕はあるものの走れる状態に仕上がった、以前より調教でも集中して走れている、と評価する。開幕週の1200mは楽ではないが、本番へつながる内容を期待。

13 カルプスペルシュ
石坂師は、前走時はまだ本調子の一歩手前だったが今回は状態を上げる調整ができた、ブリンカーで前向きさを引き出したい、と期待する。坂路で併走同入とした後、週末にも刺激を入れ、最終追いは栗東CWで軽く整えた。師によれば、キーンランドC除外後も輸送の疲れはなく順調、との事。状態面の上積みはあり、馬具効果が出れば。

14 タマモブラックタイ
坂路でラスト1ハロン12.2秒を馬なりで併走同入とし、最終追いは栗東CWで一杯に追ってしっかり負荷を上乗せ。角田師は、もともと調教ではよく動くタイプ、前走は休み明けだったので今回は使った上積みがある、と評価する。状態面は上向きで、あとはレース運び。ロスなく先行できれば、前走以上の粘りが期待できる。

15 ビッグシーザー
デムーロ騎手を背に坂路で4ハロン50.8秒と一杯に動かし、前週から意欲的な負荷を消化。鞍上は、時計も出ており乗るごとに状態が上がっている、と評価する。最終追いはラスト1ハロン12.2秒と終いを強めに伸ばした。杉山晴師も、前走を使って良化しており重賞勝ち馬として能力差はない、と強調。

16 タマモイカロス
坂路で4ハロン51.4秒、ラスト1ハロン12.5秒と一杯に追って先着。最終追いは栗東CWで長めからびっしり動かして併走同入。仲田助手は、予定より速い時計にはなったが無理をしたわけではなく体調も変わらず良好、と説明する。調教量は豊富で、実戦へ向けた仕上がりに不足なし。阪神で勝利実績がある点も好材料。

1 ジワタネホ
坂路で4ハロン52.3秒と一杯に追って負荷をかけ、最終追いはラスト1ハロン12.5秒と馬なりで併走同入。寺河助手は、前走時より状態は良く中距離への適性も高そう、大きなストライドながら動きは軽い、と評価する。奥手タイプでまだ成長途上だが、在厩で順調に乗り込めている。力を発揮しやすい良馬場が理想。

2 サムシングスイート
坂路でラスト1ハロン12.1秒を馬なりでまとめて下地を作り、最終追いは美浦ウッドで追走同入。終始余裕を残しながら終いまでしっかり伸びた。伊藤大師は、中間に軽い外傷はあったがケアしながら順調に進められた、心身ともに以前より成長している、と評価する。トラブルの影響は大きくなさそう。

3 リアライズルミナス
橋口師は、前走は喉が鳴った影響もあったが舌を縛ることで息遣いが改善した、と対策の効果を強調する。栗東CWでは外を回りながら強めの併走馬を大きく突き放し、最終追いも坂路で4ハロン52.7秒で追走先着。ひと叩きしたことで馬体にもメリハリが出てきた。呼吸面の不安が解消されれば、前走以上を期待できる。

4 マスターソアラ
蛯名正師は、距離延長と初の右回りは課題だが道中でリラックスして走れれば能力は足りる、と見込む。美浦ウッドでは2週続けて馬なり中心で併せ馬を消化し、最終追いも長めからリズム良く動いた。師は、調整は順調で以前より落ち着いて走れるようになっている、と精神面の成長も評価。折り合いがつけば距離も対応可能。

5 ファムクラジューズ
黒岩師は、前週までは多少物足りなさがあったが調教を重ねて動きが上向いてきた、春より馬体も充実している、と評価する。美浦ウッドでは2週続けて追走同入と順調。ただし菊沢騎手は、動きはいいものの左へモタれるところがある、と話す。今回は右回りの中山だけにその点は軽減されそうで、初の右回りがプラスに。

6 アストリル
ミシェル騎手は、スピード感があり追い切りの印象は非常に良かった、と高評価。美浦ウッドでは前週に一杯の併走馬を馬なりで退け、最終追いも強めに促されて大きく先着した。鈴木慎師は、北海道を経験してもう一段成長し調教の質も上がっている、自在性も身についた、と上積みを強調する。一線級相手でも楽しみ。

7 ロングトールサリー
福永師は、前走時より動きが良くなり開幕週の2000mも合う条件、と評価する。栗東CWでは2週続けて長めから馬なりで調整し、最終追いは一杯の併走馬を大きく先行したまま先着。松岡助手も、ラストまでしっかり動きひと追いごとに良化している、と好感触。野元助手も走りの質の上昇を認めており、気配は上向き。

8 ナイスプレーアスク
坂路で4ハロン52.2秒、ラスト1ハロン12.1秒で一杯の併走馬を大きく追走して先着。最終追いもラスト1ハロン12.0秒と、軽く促されただけで鋭く反応した。寺河助手は、非常にいい動きで少し合図を出しただけで一気に加速した、器用さがあり中山も合いそう、と絶賛する。仕上がりの良さは目立つ。

9 ドリームコア
田中博師は、牝馬とは思えないパワーを持ちながら脚取りは軽く俊敏性や機動力も兼ね備えている、と高く評価する。美浦ウッドではヴァルキリーバースを相手に追走先着と好内容。最終追いは坂路ラスト1ハロン12.5秒で余力を残した。左右のバランスにはまだ修正余地があるものの、調教を重ねて改善されつつある。

10 ジッピーチューン
林師は、帰厩後は順調で以前より落ち着いて走れるようになった点に精神的な成長を感じる、と評価。美浦ウッドで前週にしっかり刺激を入れ、週末にも併せ馬を消化。最終追いは坂路でラスト1ハロン12.1秒と強めに伸ばした。師も、前週よりかなり素軽くなり桜花賞時と比べても遜色ない動き、と上昇を実感。

11 ベンヴェヌータ
美浦ウッドでは2週続けてファンダムと併せ、前週にしっかり動かした後、最終追いは余力を残して同入。辻師は、以前より動きに力強さが出てきた、馬体も少し成長したがテンションの高さはまだ課題として残る、と説明する。調教量は十分で、この馬なりに仕上がっている。レース当日に落ち着いて臨めるかが鍵。

1 クルゼイロドスル
中1週のため最終追いは坂路でラスト1ハロン12.5秒を馬なりでまとめ、鞍上に状態を確認してもらう程度。高橋義師は、前走は流れに乗れず力を出し切れなかった、間隔も短いので今回は感触を確かめる調整で十分、と説明する。状態を落とした様子はなく、条件がかみ合えば変わり身の余地はある。前走度外視で見直したい。

2 ミナデオロ
中2週でも坂路でラスト1ハロン12.4秒、最終追いは同12.2秒と馬なりで軽快。田代助手は、レースを使っていても元気いっぱい、道中の力みが取れてきたことで最後まで脚を使えるようになっている、と成長を評価する。速い時計への対応にも不安はない見立て。折り合い面の進歩を生かせれば、中山マイルでも。

3 ドロップオブライト
岩田康騎手を背に坂路でラスト1ハロン12.2秒と馬なりで動いた後、最終追いはラスト1ハロン11.9秒。全体を抑えながらラストだけ鋭く伸ばした。松岡助手は、動きは良く馬体も少し増えている、昨年2着の舞台だけに今年も期待したい、と好感触。使いながら状態を保てており、中山マイルで再度の好走を狙う。

4 フォルテアンジェロ
上原佑師は、器用さと機動力があるので一度マイルを試してみたい、と距離短縮に期待する。美浦ウッドでは前週に強めの相手と追走同入し、最終追いは馬なりで折り合いを確認。師によれば、前週に十分やれているので当週は折り合い重視だったが動きも良かった、との事。スタートを決めて好位で流れに乗れれば初距離でも。

5 サイルーン
函館芝では後方から大きく追走し、強めに動かして先着する好内容。美浦へ戻ってからの最終追いはウッドで4ハロンから馬なりと、前週の負荷を生かして調整程度にとどめた。今回は陣営コメントがないものの、前週にしっかり時計を出せており、当週の軽さは予定通りとみてよさそう。中山マイルで持ち前の機動力を生かしたい。

6 ファンダム
戸崎騎手は、軽い運動では硬さを感じたが追い切りに入れば動きは良かった、距離は短い方が合いそう、と評価する。美浦ウッドでは2週続けて併走同入で調整され、最終追いも馬なりで余裕を残した。辻師は、動き始めに少し鈍さはあるが時計自体は出せる、前走のように脚をためる形が理想、と説明。末脚は重賞レベル。

7 エコロブルーム
美浦ウッドで追走同入とした前週の動きが良く、最終追いは余力を残して先行同入。加藤征師は、前週に十分動けているので当週はセーブしたがそれでも動きには文句がない、58kgでも斤量に負ける馬ではない、と評価。強い負荷を早めに済ませ、当週は状態維持に専念できたのは好材料。実績上位らしい仕上がりで臨める。

8 ピコローズ
美浦ウッドでは一杯に追われる相手を追走して同入し、最終追いは馬なりで終い鋭く反応。伊藤大師は、調教でよく動く馬でここまでも順調、53kgは想定より軽く雨で時計を要する馬場も歓迎、と条件面を評価する。調教気配は引き続き良好で、軽ハンデも魅力。高速決着より多少時計がかかれば浮上の可能性は高まる。

9 レザベーション
栗東CWで長めから一杯に追って前週に必要な負荷をかけ、最終追いは坂路を馬なりで調整。松下師は、輸送を控えているので当週はラストを確認する程度、やるべき調整は済んでおり太め感もない、と説明する。中山重賞を勝った実績もあり、G1でも最後まで踏ん張った地力は評価できる。得意舞台で見直し。

10 ヴァルキリーバース
田中博師は、以前より力まず冷静に走れるようになり動きもスムーズ、落ち着いたぶん迫力には少し欠ける、と現状を分析する。美浦ウッドでは前週に一杯に負荷をかけ、最終追いは馬なりで追走同入。食欲も旺盛でコンディションは良好だ。前週より息遣いも整ってくればさらに上向きそうで、精神面の成長を実戦へつなげたい。

11 クランフォード
栗東CWで一杯に追って十分な刺激を入れた後、最終追いは坂路を馬なりで軽く調整。杉山晴師は、前走からそれほど間隔がないので当週は整える程度、馬体には張りがあり状態はいい、と評価する。中山へのコース替わりも特に不安視していない。使われている強みを生かし、スムーズなら重賞でも前進可能。

12 ディールメーカー
大和田師は前週時点で、まだ7~8分程度で体のこなしにも硬さが残るがいつもの仕上げ過程、と説明していたが、最終追い後は、先週より状態が上がり歩様も良化した、と上昇を実感。美浦ウッドでは併走馬に並びかける際に気持ちを乗せそのまま先着した。調教を重ねて狙い通り良化しており、当週の上昇度は評価できる。

13 メタルスピード
美浦ウッドで2週続けて併せ馬を消化し、前週は追走同入。最終追いは強めの相手を追いかけてわずかに先着。安定した動きを見せており、体調面に不安はない。斎藤誠師は、中山マイルは最も得意と言える条件、開幕週で雨が降り前が残る馬場になれば理想、と展開をポイントに挙げる。得意舞台で持続力を生かしたい。

14 リラボニート
坂路で4ハロン12.4秒と一杯に負荷をかけ、最終追いも同12.1秒と強めに動かして状態を維持。橋本助手は、疲れは見られず当週は坂路で軽く整えるイメージ、中山マイルは合うし54kgも魅力、と条件を歓迎する。調教量は十分で、レース間隔による疲労もなさそう。ロスなく立ち回れれば前進も。

15 テレサ
栗東CWで一杯に追って必要な負荷をかけ、最終追いは坂路でラスト1ハロン12.4秒を馬なりで整えた。杉山晴師は、ここまで順調、気持ちが入りやすい馬なので必要以上には攻めず体の締まりからも好調さが伝わってくる、と評価。強い調教を重ねなくても仕上がるタイプだけに、好状態を保って本番へ向かえる。

16 ラケマーダ
栗東CWで前週は長めから終いを促し、最終追いは4ハロンから強めに動かして鋭い反応を確認した。市丸助手は、調整過程はいつも通りで状態も変わらない、少し乗り難しい面はあるが持っている力をきちんと出せればこのクラスでも通用していい、と評価する。気性面の難しさを出さず、スムーズに運べるかがポイント。

1 テングカゼ
札幌ダートで軽く下地を作り、最終追いは芝で併走馬を後方から追いかけて先着。重い馬場でも最後まで脚取りを乱さず、実戦へ向けて順調に仕上げられた。的場騎手は、3頭併せの形でしっかり追えて動きも良かった、と好感触。派手な負荷ではないが、集団の中で走らせられた点は2歳馬として好材料。流れに乗れれば前進可能。

2 ショウナンガレオン
鮫島駿騎手は、初戦時より反応が良く平常心を保てれば結果につながる状態、と好感触。札幌芝では前週にタイトな併せ馬でしっかり負荷をかけ、最終追いは重い馬場を考慮して馬なりに抑えた。関本助手も馬込みを意識した調整を評価しており、馬体の迫力も十分。精神面を落ち着かせて臨めれば、能力を出し切れる態勢にある。

3 デザートスピリット
最終追いは札幌芝で併走同入。重い馬場の中でも馬なりでリズムを崩さず動き、状態維持を意識した調整となった。平岩師は、馬場悪化自体は歓迎材料ではない、馬の雰囲気は悪くなく状態はいい意味で変わらない、と説明する。大幅な上積みこそないものの、仕上がりは安定。当日の馬場が回復すれば、より力を出しやすい。

4 コスモハナミズキ
佐々木騎手は前週時点で、能力は高いが前脚に硬さがあり状態面には少し不満が残る、と慎重だったが、最終追い後は、先週より硬さが抜け本来の動きに戻ってきた、ダートより芝での反応もいい、と評価を上方修正。札幌芝では強めの相手を追走して同入し、ひと追いごとの良化は明確。週中からの上昇度は大きい。

5 ランダムナンバー
最終追いは重い札幌芝を単走で馬なり調整。全体をゆったり運びながら、終いはきっちり脚を伸ばし、馬場を苦にする様子は見せなかった。今回は陣営コメントがなく詳細な状態判断は難しいが、強い負荷を求めず実戦へ向かえる点から仕上がり自体は進んでいる印象。重賞で相手強化となる中、実戦での反応がポイント。

6 ハヤブサカツオー
札幌ダートで2週続けて併せ馬を消化し、いずれも馬なりで同入。前週は長めからゆったり動かし、最終追いも全体を抑えながら併走相手とリズムを合わせた。強く追わなくても予定したメニューを消化できており、状態維持を重視した印象。実戦でどこまでギアを上げられるかが鍵となりそうだ。

7 イドム
連闘となるため最終追いは強い負荷をかけず、軽めの調整にとどめた。前走から間隔がないだけに、上積みを求めるというよりコンディション維持を優先した仕上げ。新馬戦5着、未勝利2着とデビューから勝利がなく、現状は重賞で実力不足に映るのが正直なところ。連戦でも出走態勢を崩さないこともポイントとなる。

8 テンカタイヘイ
函館ウッドで追走同入とした後、札幌ではダートで併走。最終追いも馬なりのまま余裕を持って同入した。丹内騎手は、気持ちが落ち着き一度使ったことで状態も上向いている、扱いやすく荒れた馬場にも対応できそう、と評価。初戦を経験した効果が精神面にも表れており、パワーを要する札幌の馬場も問題なさそうだ。

9 ロゼハイスクール
連闘となるため、強い追い切りは行わず軽めの調整。短い間隔での出走だけに、新たな負荷を加えるより前走の状態を維持することを優先した。新馬戦、未勝利戦と2度ダートを使われ、前走が芝で3.1秒差の13着。今回は前走からの反動を最小限に抑えた状態で本番を迎えられるかが最大のポイントとなる。

●アストリル
 デビュー5戦目に初勝利。格上げ初戦はリステッド・スイートピーSを選択し、結果は5着でG1オークス出走権利を得ることはできなかった。自己条件に戻り、1勝クラス遊楽部特別は好位から抜け出し快勝。
 続く2勝クラスかもめ島特別は中団から脚を伸ばしたが、規格外の強さを見せたモンローウォークに歯が立たず、2着が精一杯だった。
 兄コパノサントスはオープン、テーオーダグラスは準オープンまで出世。妹も、まだまだ伸びしろが見込める。

●サムシングスイート
 デビュー5戦目の未勝利戦で勝ち上がり。続くG2フローラSは取り消すも大事なく、翌週のリステッド・スイートピーSに出走。結果は4着と敗れたが、同じく紫苑S出走予定のアストリルには先着している。
 この一戦後は休養を入れ、前走の1勝クラスはリステッド忘れな草賞2着ピカキウイ、G2フローラS4着エイシンウィスパーなどが出走した好メンバーの一戦。それらを差し切って2勝目を挙げている。
 2000mは【2・1・0・0】で、距離適性を味方に上位を目指す。

●ジッピーチューン
 新馬戦は2着も、2戦目の未勝利戦は4馬身差の楽勝。続くG3クイーンCは好位追走から一瞬は先頭に立つシーンも、内からドリームコアに交わされ2着。
 続くG1桜花賞は後方で脚を溜める形。直線は内に進路をとり、狭い間隙を衝いて上位に接近すると、勝ち馬スターアニスからは離されたものの、2着ギャラボーグに0.1秒差の3着に食い込んでいる。
 その後は骨折で休養し、G2紫苑Sが復帰戦。近2戦の内容から、力は上位の存在だ。

●ドリームコア
 今回のメンバーで唯一の重賞ウイナー。勝利したG3クイーンCは、内の狭いところに入り追い出しを待たされる不利も、進路がみつかった瞬間に抜け出し、ジッピーチューン以下に快勝。
 続くG1桜花賞は9着と崩れたが、G1オークスで巻き返し。勝ち馬ジュウリョクピエロにクビ差2着とG1制覇に近づいた。
 過去10年、前走オークス2着馬は【1・0・1・0】、キズナ産駒は【2・0・1・5】、母ノームコアは2018年の紫苑S勝ち馬と好材料のデータが並ぶ。

●ファムクラジューズ
 デビュー3戦目の未勝利戦を3馬身半差の楽勝。1勝クラス・フリージア賞は2番手追走から、逃げたジャスティンシカゴを捻じ伏せての勝利。東京芝2000mで1分58秒7の時計も評価できる。この内容からG2フローラSも期待されたが、10着に終わっている。
 今回は初の中山。右回りは走ってみないと分からないが、前で競馬ができるので直線が短くなる点はプラスのイメージ。
 管理する黒岩厩舎は過去10年の紫苑Sで【1・0・1・0】複勝率100%である。

●マスターソアラ
 今年のG1日本ダービーで2着に好走したパントルナイーフのいとこ。昨年11月の東京でデビュー。上がり2F10秒9-11秒0のレースを、後方から差し切る強い内容で勝ち上がっている。
 間隔を開け、2戦目に選択したのはG3クイーンC。かかり気味に中位を追走し、直線は大外から脚を伸ばして4着入線。内を通った3頭が上位独占の結果を考えると、着順以上に中身の濃い一戦だ。
 その後は左前脚球節部の腫れで休養し、ここが復帰戦。前走内容から、力は通用する。

●リアライズルミナス
 阪神芝1800mの未勝利戦を、1分45秒7の好タイムで勝ち上がり。G2フローラSも先行策から3着に粘っている。
 G1オークスは序盤こそ中団も、向正面で動き2番手まで進出。残り300mあたりで先頭に立ち一瞬勝利も見えたが、ゴール寸前に差し馬勢に交わされ4着。敗れたもののG1の大舞台で見せ場をつくり、評価を大きく上げた。
 前走の1勝クラス燕特別は3着に敗れたが、当然これが能力ではなく、一叩きされて迎える今回は狙い目だ。

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