タケ坊@馬なり単走の馬バカ日誌

2015年に念願の一口馬主デビュー。全ては“競馬”という巨大な産業の無限大に広がる可能性にロマンを感じてしまったが故です。
2015年~2022年まで個人馬主さんのエージェント的な役回りも経験させて頂きました。2020年からは乗馬のレッスンに参加。
当ブログでは、一口愛馬の近況をはじめ、競馬に関することを中心に綴っています。

タグ:西村真幸厩舎

第71回G1阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600㍍)が幕を閉じました。
優勝したレシステンシアがマークした勝ち時計1分32秒7は、ウオッカのレコード記録を0.4秒更新するもの。
前が残る馬場状態だったとはいえ、流石にあのスピードで押し切られてしまうと…。恐れ入りました。
母マラコスタムブラダはアルゼンチンのG1ヒルベルトレレナ大賞(芝2200㍍)の勝ち馬。
父ダイワメジャーとの配合がハマったのは勿論、2歳時に愛G2レイルウェイS(芝1200㍍)を制した母父リザードアイランドの存在を感じずにはいられません。きっと誕生した産駒の特徴をチェックしながら、いろんな種牡馬を試されているのでは…。
そして、総合牧場の強みを生かしつつ、緊密な連携によって潜在能力が引き出されていったのではないかと想像しております。

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8着に敗れたクリスティ[牝2・杉山晴厩舎]。これだけ速い流れを追走するのは初めてだっただけに、経験の差が出たところもあるのかなと思いながらレースを振り返っていました。リアアメリアが6着に留まっている以上、レースの質そのものを一考する余地はありそうです。
成長途上でキャリアの浅い牝馬同士。テンションとの兼ね合いだったり、改めて難しさを実感しました…。
ただ、パドックで落ち着いて周回できていましたし、個人的にそれほど悲観する内容ではなかったと捉えています。
この日は晴れ舞台ということで、生産者である荻伏三好ファームの三好さんも阪神競馬場へ駆けつけて下さいました。
「生産に携わった仔がG1の舞台に立つことができて誇りに思います。」(三好さん)
気持ちを新たに再出発!今後は桜が舞い散る夢舞台に思いを馳せながら、成長を見守っていきたいです。

同日、中京11Rの飛騨S(芝1400㍍)にワンアフター[牡6・西村真厩舎]が臨み、大外から鋭い末脚を披露して見事に優勝しました。
近走は芝6F戦でのレースぶりが案外だった分、距離延長も良い方向に出たのではないでしょうか。
体質的にメンテナンスに時間を要した経緯のある仔でして、念願のオープン入りを果たすことができて嬉しい限りです。
G2阪神カップ(芝1400㍍)を目指す予定と発表され、年末の楽しみが一つ増えました。

その後の中京12R・栄特別(芝2000㍍)にはリバプールタウン[牡4・石橋守厩舎]が出走。結果は残念ながら14着に終わりました。
約4か月ぶりの競馬。いつもの走りが見られなかったのは、栗東トレセン滞在時より体重が減っていた影響もあるようです。不完全燃焼。
次走については、状態を確かめた上で、園田在籍時に圧勝続きだったダートを使うプランも視野に入れながら続戦する方針です。

本日、3歳上500万下(新潟・ダ千八㍍)に出走したマッカートニー[牡5・梅田智厩舎]が2着に好走しました。
千㍍通過タイムが65秒3という、ゆったりとした流れの中、好位3番手のラチ沿いを追走することができましたし、勝負所での手応えが他馬よりも楽に映りましたので、これはハマったかなと思っていたのですが、僅かにアタマ差届かず…。惜しい内容でした。
ただ、無理なくスムーズに進められたのは勿論、休み明け初戦から良いリズムで走り終えることができたのは頼もしい限りです。
引き続き、現級の上位勢力として安定した取り口を披露してくれれば、またチャンスが巡ってくるのではないでしょうか。

OneAfter20181021

先週、桂川S(京都・芝千二㍍)で4着だったワンアフター[牡5・西村真厩舎]は、レース後に右トモの筋肉痛を発症した為、名張ホースランドパークへ放牧に出されました。最後の直線、M・デムーロ騎手が右へモタれる同馬を立て直しながら追っていた姿が思い出されます。
やはりレースへ行ってトップギアで走り続けていると、少しずつ弱いところに影響が出てくるのでしょうね…。
ケアして貰ってケアして貰って、やっとこさここまで辿り着いた。ワンアフターに対してはそういった印象が強いです。
今期は精彩を欠く内容が続き、力を出し切れなかったものの、準OPで善戦している実績の持ち主だけに、カムバックを楽しみにしています。

明日は2歳未勝利(新潟・芝千四㍍)にインスタントカーマ[牡2・武市康厩舎]が登場。
前走は残念ながらタイムオーバー負けとなりましたが、「あそこまで負けるような馬ではない筈です」と、この中間は武市先生自ら3本も調教に跨って感触を掴んでくださっています。
まだトモの状態がアンバランスでブレていたり、気を抜くようなところも見られたりする現状。
正直なところ、大きな上積みを求めるのは酷かもしれません。それでも調教の動きは水準を満たしていると言って良いもの…。
今回は距離の短縮と、ダートから芝に戻すことでどこまで前進することができるかが焦点に。ブリンカーの効果にも期待したいですね。

昨日はセプテンバーS(中山・芝千二㍍)のワンアフター[牡5・西村真厩舎]が1番人気、2歳未勝利(阪神・ダ千八㍍)のヒッチコック[牡2・中竹和厩舎]が3番人気に支持され、どちらも調教で動いていただけに善戦できるのではないかと期待しておりました。しかし…
競馬は難しいですね…。ワンアフターは好位直後の馬群をリズム良く追走していたものの、勝負所から包まれて10着に敗退。
早いこと隊列が決まり、それほど厳しい展開にならなかった分、最後まで抜け出すスペースを得られなかったようです。
ここ2走は展開に泣いていますが、まだキャリア15戦と、年齢の割に若い印象もありますので、いずれきっとリベンジを果たしてくれるでしょう!

Hitchcock180922c

そして、デビュー2戦目を迎えたヒッチコック。栗東TCに入厩後、坂路コースで好時計をマークした為、今回はダートを使ってみようということになりました。この中間、想定外の除外だったり、地震で本州行きのフェリーが延期になったり、度重なるイレギュラー対応を求められながらも、大きく体調を崩すことなく、まずはこうして無事に経験を積むことができて何よりだと思います。
ハロンタイム 12.7 - 11.0 - 12.3 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 13.0 - 13.4
序盤から積極的にポジションを取りに行き、先行集団の外めを追走する形になりましたが、3角で徐々に手応えが怪しくなると、そのまま後退して9着に完敗。前半のペースが速かったとはいえ、何とかもう少し粘ってくれていれば…。

Hitchcock180922a

引き上げてきた直後の馬の様子は、完全にバテてしまったという印象ではなかったそうで、跨った小崎騎手によると、レース中に馬場を気にするようなところがあったとのことでした。
一夜明け、不可解な失速に首を傾げていた中竹先生から、「今朝になって左前にソエの症状が出ました」との連絡が入り、なるほど下を気にしながら走っていたのは脚元が関係していたのだと知って一同納得。この後は一旦、大山ヒルズへ放牧に出される予定です。
乗り味の良さ、調教の動き、昨日のレースで見せた行き脚等、少しずつ素質の片鱗を見せてくれていますので、立て直しての巻き返しに期待がかかります。

第1回中京競馬6回目。
4歳上500万下(中京・ダ千八㍍)に出走したマッカートニー[牡5・梅田智厩舎]は半馬身差の2着に惜敗。
豪州武者修行から一時帰国している坂井瑠星騎手(この二日間で4勝をマーク)を背に、好位から抜け出しを図りましたが、あと一歩のところでカフジキングに勝利をさらわれてしまいました。流石は1000万下で好走し続けていた力の持ち主。強いです。
ただ、近走はダ千七~千八㍍でも安定した走りを見せてくれていますし、粘りが増してきたように思いますので、そろそろ順番が回ってくるのではないでしょうか。

長篠S(中京・芝千二㍍)に出走したワンアフター[牡5・西村真厩舎]は勝ち馬からコンマ4秒差の6着。
昇級初戦。OPに手が届きそうなメンツが集まっていただけに、まずは力試しという感覚でモニターを眺めていました。
直線でアドマイヤナイトと叩き合いになり、内へ押し寄せられたものの、そこから渋太く食い下がって半馬身ほど先着。
能力的に準OPでも通用するものを感じていましたが、5か月の休み明けでしたし、今後に向けてメドの立つ競馬ができて良かったと思います。
ロンドンタウンに続き、OP入りを果たしてくれたら嬉しい限りです。

LiverpoolTown180128

第2回京都競馬2日目。
3歳未勝利(京都・芝外二二㍍)に出走したリバプールタウン[牡3・石橋守厩舎]は、11人気ながら7着と健闘しました。
体重が12㌔落ちていたのは、この中間に攻め馬でしっかり負荷をかけ、敢えて仕上げて臨んだ末の数字。
前走の失速を念頭に置いたレース運びで、最後まで頑張って脚を伸ばしてくれたと思います。上がり3Fはメンバー中3番目に速い記録。
以前から感じていたのですが、右手前の方がスピードの乗りが良いように映ります。トモが緩いので、利き脚に頼る割合が高くなるところがあるのかもしれません(※個人の感想です)。
晩成傾向が強い配合、冬場における毛ヅヤの印象を踏まえると、春以降にグンと成長する可能性を秘めていますので、キャリアを積み重ねながら勝ち上がりのチャンスを掴み取って欲しいです。

OneAfter170827

本日、別府特別(小倉・芝千二㍍)に出走したワンアフター[牡4・西村真厩舎]が優勝しました!
500万下→1000万下と連勝し、これで準オープンに昇格です。
大外枠を引きましたが、道中は無理せず先行集団を見る形で中団外めにつけ、勝負所からジワジワと進出を開始。
直線では温存していた末脚を駆使し、昇級初戦とは思えない豪快な差し切り勝ちを決めてくれました。
前走より2㌔軽い斤量。前半3F33秒0-後半3F34秒8の展開もハマったとはいえ、勝ち時計1分7秒8は自己ベストを更新する記録。
小倉コースとの相性の良さは勿論、ちょっと力む面があるので、上のクラスの方が却って競馬し易いのかもしれません。
秋も楽しみです。

※上記の画像はひろさんのご厚意により、転載許可を頂いています。無断で2次使用されるとご迷惑をおかけしますので、複製や転載はご遠慮ください。

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