セコム

2021年06月12日

停電、セコム出勤せず稚魚10万匹が全滅 賠償求め提訴

2021/6/12朝日新聞デジタル

長崎県漁業公社が、警備大手セコム(本社・東京)に対し、災害時の同社警備員の不手際によって養殖の稚魚が死滅したとして、764万円の損害賠償を求める訴えを長崎地裁佐世保支部に起こしたことがわかった。

提訴は5月21日付。訴状によると、2010年9月2日夜、佐世保市の矢岳事業所で台風による停電が起きた。
セコムの警備員は自宅にいた所長に電話で「停電で異常警報が出ているのでリセットする」と伝えた。
所長は、警備員が事業所に駆けつけたと思っていたが、実際は出動していなかった。その後の連絡もなかったため、停電も復旧したと誤信した。だが停電は続き、4時間しかもたない非常用電源の燃料も補充できなかった。3日朝に出勤すると、ヒラメなど養殖の稚魚10万5千匹が酸欠で死滅していたという。

公社側は「警備員が現場に駆けつけて停電が続いていることを所長に伝えていれば、所長は非常用電源の燃料補充などの対応ができた」と主張。ヒラメの死滅分の損害を求めている。
これに対し、セコムは「係争中なのでコメントは差し控えたい」としている。



keibihikaku at 13:47|Permalink

2019年11月27日

セコム元職員再逮捕“契約者宅”から『高級時計』窃盗容疑…施錠確認で駆け付け犯行か

兵庫県尼崎市で、警備会社「セコム」の元警備員が契約者の家から高級時計などを盗んで逮捕された事件で、警察は市内の別の契約者からも高級腕時計を盗んでいたとして再逮捕しました。

再逮捕されたのは、大手警備会社「セコム」の元社員・坂上直希容疑者(24)です。警察によりますと、坂上容疑者は先月11日、セコムと契約する尼崎市の男性の住宅から高級腕時計など90万円相当を盗んだ疑いがもたれています。当時、「家の鍵がかかっているか確認してほしい」という要請を受けて警備員として駆けつけた坂上容疑者が、預かっていた合い鍵で侵入したとみられています。

「家内が帰宅して、あったものがなくなっていると。腕時計が一つと、ギャランティーカード(保証書)。考えられなかったですね」(被害を受けた男性)

坂上容疑者は調べに容疑を認め、「あと10数件ほど盗みをした」と供述しているということです。

MBSニュース2019/11/26

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2019年11月02日

自宅から高級腕時計数十本押収 セコム元社員が窃盗

警備会社大手「セコム」の元社員の男が、顧客の自宅から高級腕時計などを盗んだ疑いで逮捕された事件で、男の自宅から数十本の高級腕時計が押収されたことがわかった。

「セコム」の元社員の容疑者(24)は、2019年9月、兵庫尼崎市の警報が鳴った顧客の自宅に侵入し、高級腕時計など、およそ170万円相当を盗んだ疑いが持たれている。容疑を認めている。
被害に遭った家の女性は、「まさか警備会社の社員が盗みをするとは思わなかったので、ショックは大きい」と話した。

捜査関係者によると、容疑者の自宅からは高級腕時計数十本が押収されたことがわかった。兵庫県内では、ほかにも同様の被害があり、警察は容疑者の犯行とみて調べている。

関西テレビ2019年11月2日

keibihikaku at 16:13|Permalink

2017年06月20日

担当者「電話中」で遅れ… セコムの犯人撃退システム 窃盗犯が去った40秒後に作動

2012年の暮れ、都内の中古ブランド品を扱う店舗に2人組の窃盗犯が入った。その店舗には、煙と音で犯人を撃退するセコム社のセキュリティシステムがあった。ところが、そのシステムが作動したのは、窃盗犯が逃げ去った後だった。

この点について、店舗側がセコム社と保険会社に損害賠償を求めた裁判で、東京地裁(吉村真幸裁判長)は6月14日、セコムについて「対応が遅かった」「債務不履行があった」と問題を指摘する判決を下した。

その一方で、盗難品などの損害賠償については、セコムの警備請負契約についていた高額商品特約でセコム社が免責されるため、保険会社が支払うべきだと判断。セコム損害保険に約1100万円、東京海上日動火災に約700万円の支払いを命じた。


犯行の様子は、店舗内の防犯カメラに残されていた。BuzzFeed Newsはその映像を入手した。

2012年12月16日午前5時38分ごろ、覆面をした2人組の犯人が、ビルのドアをバールを使って1分30秒ほどでこじ開けた。
犯人2人は階段で2階に上ると、午前5時39分58秒、店舗ドアをバールでたたき割り、店舗内に侵入した。

犯人のうちひとりはバールでショーケースを壊してまわった。もうひとりがその後から、高級時計などを盗って回った。
店内を物色していたのは約1分間。犯人たちは高級ブランドバッグを複数抱えて、ドアから逃走した。犯人はまだ捕まっていない。



防犯システムは?

セコム社の説明によると、煙で犯人を撃退するシステム「フォギーユニット」は、万が一泥棒が侵入した際、大きな音と白煙で撃退するものだ。

監視カメラの映像などで異常を確認したセコムの社員が、遠隔操作でスイッチを押すと、現場が白煙で満たされるという仕組みとなっている。

ところが今回、この「フォギーユニット」が作動したのは、犯人が店舗から出ていった約40秒も後だった。防犯カメラには、すでに無人となった店舗内に、白煙が充満していく様子が記録されていた。


セコム社の説明によると、煙で犯人を撃退するシステム「フォギーユニット」は、万が一泥棒が侵入した際、大きな音と白煙で撃退するものだ。

監視カメラの映像などで異常を確認したセコムの社員が、遠隔操作でスイッチを押すと、現場が白煙で満たされるという仕組みとなっている。

ところが今回、この「フォギーユニット」が作動したのは、犯人が店舗から出ていった約40秒も後だった。


なぜ時間がかかったのか。

判決によると、セコムのコントロールセンターは犯人が店に侵入してすぐの午前5時40分頃、異常信号を受信した。

ところがそのとき、コントロールセンターの担当者は、この直前に異常信号を受信した物件に、電話をかけていた。この担当者は直前1分間に4件の異常信号を受信していたという。

担当者はこの電話を切った後、はじめて犯行現場の画像を確認した。そして5時41分ごろ、フォギーユニットを作動させた。煙が噴出したのは、犯人が去ってから40秒後だった。

判決はこの点について、「異常信号を受信し、違法行為を認識した場合に一定の対応をとることが被告セコムの義務となっている以上、少なくとも異常信号を受信した場合には、遅滞なく契約物件から受信する画像、音声等を確認すべき義務があるといえる」と指摘。「(画像送信から)約1分後に確認するのは、被告セコムの対応が遅滞していたと評価せざるを得」ないとした。


記者会見

店舗側の代理人・加茂隆康弁護士は判決後、東京・霞が関の司法クラブで記者会見し「日本トップの警備会社なのに、セコムの対応はずさんだった。異常が相次ぐことはあるだろうが、すぐに対応できる人員配置をすべきだった」と主張した。
一方セコムは、BuzzFeed Newsの取材に対し「判決文を確認していないので、コメントは控えさせていただきます」とコメントした。

BuzzFeed News2017/06/14

keibihikaku at 21:36|Permalink

2014年06月17日

「防犯装置作動せず被害」セコムなど警備会社を提訴

高級ブランド品のリサイクルショップが、「防犯装置が作動せず盗難被害にあった」として、警備会社に損害賠償を求め提訴しました。

東京・新宿のリサイクルショップ。店内には、ブランド品の高級バッグや時計などが並んでいます。2年前、この店に窃盗団が押し入りました。

そのときの防犯カメラの映像。午前5時過ぎ、ドアをこじ開け建物に入った2人組は、ガラス扉を叩き割り店内に侵入。ショーケースから商品を次々と盗み出し、わずか1分で逃走しました。

店側は「不審者を白煙などで威嚇する装置が正常に作動しなかった」として、17日、警備を委託していた「セコム」などにおよそ4000万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

「セコム側には最高の警備をやってくださいとお願いしていた。逃げきった後に46秒後に(白煙が)出るわけですから、あきれたという感じ」(会長)

原告によりますと、セコム側は「装置が作動していれば被害を防げたとする根拠が不明」「盗難被害がたびたび発生している店側にも落ち度がある」と主張しているということです。提訴についてセコムは、「訴状を見た上で対応を検討する」とコメントしています。

TBS系(JNN) 2014年6月17日

keibihikaku at 20:52|Permalink
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