好き度:★★★★★★★☆☆☆
主演はヴィンセント・ギャロ(兼監督、脚本)、共演にはクリスティナ・リッチ、アンジェリカ・ヒューストン。
刑期を終えて釈放されたビリー(ギャロ)は、5年ぶりに両親へ電話を掛ける。ビリーは両親には仕事の関係で会えないと刑期のことを知らせずにいた。そして電話の中で流れから「妻を連れていく」と嘘を言ってしまう。そこで彼は通りがかりに出会ったレイラ(リッチ)を拉致して、妻のふりをするように脅迫する。そして彼は5年ぶりに両親のもとを訪れるが、彼には他に重大な目的があった…。
ヴィンセント・ギャロ演じる強がっている自己中野郎の中に垣間見れるとても繊細な部分がすごく印象的で、他にも映像センスや演出にレベルの高さを感じます。
クリスティナ・リッチは今は痩せて妙にアゴも尖がっていてあまり好きじゃないけど、この頃はムッチリしていてなかなか良いです。
二人の掛け合いで、当初はヴィンセント・ギャロが上に立っていたけど、後半は逆転とまではいかないけど、クリスティナ・リッチに甘えてしまうギャロは観ていて面白かったです。
映画の雰囲気からしてバッドエンドかなぁと思っていたけど、ハッピーエンドで終わったのもすこし安心しました。作風やキャラクターから好き嫌いが別れそうな作品だけど私はとても楽しめました。これでギャロが脚光を浴びたのも分かる気がします。
バッファロー’66 スタンダード・エディション