○登場人物の紹介

維新君:幕末に都を荒らした自称元長州藩士の末裔
都人君:紫式部ゆかりの地で生まれ育った自称元公家
旗本君:時代劇のメッカで生まれ育った自称元旗本

「貸借対照表その13 流動負債及び経営指標」

○三人の会話

維新君
「流動負債にはどんなものがあるん?」

旗本君
「そうやな〜、支払手形や買掛金、未払金、未払法人税等、前受金やな〜。」

維新君
「買掛金や支払手形は商品売買のつけじゃったね〜。」

都人君
「買掛金はお互いの信用で成り立っているつけでおじゃる。支払手形は一定期日に支払うことを法律上で約束するつけでおじゃるので、支払期日に支払わないと、銀行との取引が停止してしまうのでごじゃる。」

維新君
「不渡りっちゅうやつじゃね。たしか2回が限度じゃったはず。」

旗本君
「未払金は商品売買以外のつけ、未払法人税等は決算日時点の未払になっている法人税や事業税等の税金。前受金は商品の引渡し前にその商品代金の一部を受取る手付金(内金)やで。」

都人君
「流動負債をちゃんと把握すれば、流動比率当座比率を知ることができるのでおじゃる!」

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<ポイント整理>

○流動負債
支払手形や買掛金、未払金、未払法人税等、前受金、預り金、短期借入金、1年以内返済予定長期借入金など。

流動比率
会社に短期的な支払い能力があるかどうかをみる比率 

流 動 資 産
――――――― ×100 
流 動 負 債
                       
この比率は200%以上あることが理想で、標準値は150%とされています。お金が回っている状態を示し、支払い能力ありと判断できます。100パーセントを割っていると、常に支払いに追われている状態、つまりお金が回らない状態を示し、支払い能力に難ありと判断できます。 

当座比率
流動資産の中でも最も短期間に支払いが可能な当座資産による支払い能力をみる比率

当 座 資 産
――――――― ×100 
流 動 負 債
                       
この比率は100%以上であれば安全圏であるといえます。80パーセントを割っていると借入過剰の状態であり、要注意が必要です。


☆この数値は、一般的なものであり、業種、会社の規模によって理想値・標準値は異なります。