1点の重み 7試合目

 2014 ベイスターズvsカープ MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
                         De 1-2 Ca
 De 000 000 000 0
 Ca 001 000 00X 1

 De:●モスコーソ(6.0)-高崎(1.0)-山口(1.0)
 Ca:○前田(8.0)-Sミコライオ(1.0)

 雨中の打撃戦を制し、今週初勝利を上げたベイスターズ。
 この日は雨天中止でスライド登板のモスコーソが来日初先発。

 モスコーソ、制球こそ安定しないながらも、直球の球威でカープ打線をねじ伏せる。
 ただ3裏はブランコの邪飛の落球も絡み、カープに3安打で1点を許してしまう。
 この日は6回までを投げ、81球と球数は少ないながらも、試合を作って降板。
 2番手高崎も今季初登板でしっかり抑えると、続く山口も8裏を無失点で抑える。
 
 しかし、この日はカープ前田の前に中々出塁できず、投手陣を援護できない。
 初回は石川がヒットで出塁しながらも、山崎が三振ゲッツで好機の芽を潰す。
 2表もブランコ・筒香の連打で無死1・3塁をフイにし、これで前田が立ち直る。
 3回以降は3度しか出塁できず、最後の好機となった8裏の1死2塁も無得点。
 
 結局、前田-ミコライオのリレーの前に1点も取れず、2カード連続の負け越し。
 負けはしたが、モスコーソの内容自体は悪くなかったので、次回が楽しみだ。

 美綾さんのコメント:全て木曜の雨が悪い!
  

中断なんてなんのその 8試合目

 2014 ファイターズvsマリーンズ QVCマリンフィールド Fi 0-3 M

 Fi 100 000 000 1
 M 110 300 20X 7

 Fi:●武田勝(5.0)-大塚(2.0)-金平(1.0)
 M:○石川(9.0)
 本:鈴木1号ソロ(1裏),清田2号ソロ(2裏),3号3ラン(4裏)
   井口2号ソロ(7裏)

 相手ルーキーに苦しめられながらも、接戦を拾ったマリーンズ。
 本日はマリーンズのルーキー、石川が本拠地に降臨しました。

 その石川は、先頭の陽にストレートの四球を与え、大谷に先制打を許す。
 しかしその後は冷静な投球を披露し、相手打線にチャンスを作らせない。
 そして、5回までを危なげなく投げ終えると、突如俄雨がQVCを急襲する。
 雷を伴う激しい豪雨だったが、30分後にほぼ収まり、試合は再開された。
 前半、快投していた石川のリズムが崩れないか、という心配も何のその。
 まるで中断などなかったかのように、石川は同じリズムで0を並べていく。

 序盤からテンポの良い石川に対し、この日の打線は、珍しく長打で援護した。
 まずは先制された直後に、鈴木が苦手の左腕武田勝から、同点弾を右翼へ。
 続く2裏には、先発の清田が、一昨日から数えて2打席連発となる2号ソロ。
 4裏には、ヒットと敵失で無死1・3塁として、清田が3打席連発の3号3ラン。
 中断後の7裏には、井口の2号ソロと、清田が今度はレフト線へ適時2塁打。
 非常に効率のいい加点をして、本拠地初マウンドの石川を楽にしていった。

 石川は最後まで投げ抜き、終わってみれば130球の被安打3で完投勝利。
 ファイターズ3連戦は全て新人がお立ち台に登り、ファンに存在感を示した。

 昨季、マリーンズは完投数が少なかっただけに、石川の台頭は大きい。
 中継ぎの仕事が増えがちな現状の投手事情だけに、今後が楽しみだ。

 

2安打でもいいじゃないか 7試合目

 2014 ファイターズvsマリーンズ QVCマリンフィールド Fi 0-2 M

 Fi 000 101 000 2
 M 101 000 10X 3

 Fi:浦野(6.0)-●宮西(1.0)-増井(1.0)
 M:唐川(6.0)-○吉原(1.0)-Hカルロス・ロサ(1.0)-S西野(1.0)
 本:井口1号ソロ(3裏)

 前日、今までの鬱憤を晴らすかのような打線の大爆発で快勝したマリーンズ。 
 デーゲームの本日、先発唐川を立てて、ファイターズ戦の連勝を狙いました。 

 この日の唐川は、いきなり味方の失策で始まるも、その後は落ち着いて処理。
 序盤は制球も良く、ヒットも四球も出さないという上々の立ち上がりを見せる。
 しかし、4表にいきなり捉えられ始めると、そのイニングに被安打4で1失点。
 5表にも2安打を打たれ、とうとう6表に大野の適時打で同点に追いつかれる。
 この日は6回115球を投げ、2失点ながら、終盤のバテは隠せずに降板した。
 
 打線は、この日が初登板のルーキー浦野に対し、初回に四球と暴投で1点。
 慣れてきた3裏には、井口が初球のストレートを完璧に捉え、今季1号ソロ。
 しかし、立ち直ってきた浦野に対して、ヒットはこの井口のソロ本塁打のみ。
 浦野は6回で降板するが、マリーンズ打線にその存在を焼き付けただろう。

 試合は終盤、2番手宮西から角中が2塁打を放ち、井上の右邪飛で進塁。
 続く鈴木は左腕が苦手だが、執念で右飛を放つと、角中がホームへ生還。
 この1点をリリーフ陣が守り、7表をリリーフした吉原がプロ初勝利を収めた。
 
 

序盤の逆転劇・終盤の猛追劇 6試合目

 2014 ベイスターズvsカープ MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島 
                              De 1-1 Ca
  De 000 600 012 9
  Ca 300 010 002 6

 De:○井納(8.0)-Sソーサ(1.0)
 Ca:●バリントン(4.0)-九里(2.0)-西原(2.0)-久本(1.0)
 本:キラ3号ソロ(1裏),菊池1号ソロ(5裏)

 ここ3試合は、ことごとく勝てる試合を落としてしまったベイスターズ。
 すっきりしない天候の中、この日のマウンドには井納が登りました。
 
 その井納、いきなりキラのソロと堂林の適時打で3点を失う立ち上がり。
 しかし2回以降は立ち直ったのか、菊池のソロ以外は完璧に抑える。
 後半はややピンチを迎えはしたが、スコアボードには0を連ねていく。
 井納はのらりくらりと最終回まで投げ続け、9回に力尽きて途中降板。
 後をソーサに託しはしたが、その127球は酷使気味の中継ぎを休ませた。

 そして、前日閑古鳥の鳴いた打線も、敵失から突破口を開いていった。
 4表、梵と堂林の失策を足掛かりに、5安打と犠飛で一挙6得点で逆転。
 2点差の8表には石川の2本目の適時打、9表にも2点のダメ押し点。
 最終回に井納が捕まり、ソーサも1失点はするが、辛くも逃げ切りに成功。 
 ベイスターズは何とか白星をあげ、火曜からの連敗を3でストップした。

 美綾さんのコメント:井納は初回35球も投げて、何故最終回までいけたんだ?
             鯉も3エラーはあきませんなあ

  

漸くマリーンズの今シーズンが開幕 6試合目 

 2014 ファイターズvsマリーンズ QVCマリンフィールド Fi 0-1 M

 Fi 000 011 000 2
 M 001 220 04X 9

 Fi:●吉川(5.2)-大塚(1.1)-金平(1.0)
 M:○成瀬(5.1)-H大谷(0.2)-H藤岡(2.0)-西野(1.0)
 本:清田1号3ラン(8裏)

 前日、ふなっしーが球場を盛り上げ、息抜きの一日となったマリーンズ。
 この日は成瀬が本拠地のマウンドに上がり、連敗ストップに挑みました。

 成瀬は吉田との初マスクの中、小谷野以外は抑えながら、序盤を終える。
 しかし、味方がリードした5表には、その小谷野の2塁打を切欠に1失点。
 6表にもミランダに2塁打を許すなどして1失点し、5回途中を96球で降板。
 その後は2番手大谷が、今江の攻守にも助けられ、無失点で切り抜ける。
 7・8回は藤岡がしっかり抑え、9回は西野が今季初登板で無難に抑える。
 投手陣は、成瀬が中盤もたついた点以外は、ほぼ文句なしの内容だった。
 
 そして、今日は打撃面でも、絶好調の浦和に引けを取らない打棒ぶりだった。
 3裏に死球の吉田を2塁に置き、先発吉川に相性抜群の根元が適時2塁打。
 そして4裏、2死2塁の場面で打席には、開幕カード無安打のルーキー井上。
 前の打席でいい飛球を放っていたが、この場面で、今度は左中間真っ二つ。
 この場面で出たプロ初安打は、貴重な2点目を加える打点付きとなる2塁打。
 鈴木の適時打でさらに1点を加えると、5裏にも今江・サブローの連打で2得点。
 そして8裏、2死2塁から井口にも適時打が生まれると、トドメは清田の3ラン。
 終わってみれば17安打9得点と打ちまくったマリーンズが、漸く今季初勝利。 
 投打ともに見どころが多くあったこの一戦で、選手も一安心したことだろう。 

 特に、オープン戦の勢いを削がれていた井上には、今日の猛打賞は大きかった。 
 5連敗で意気消沈気味だったファンも、今日から仕切りなおして応援できるかな。 

接戦は一振りであっけなく 5試合目

 2014 ベイスターズvsカープ MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
                                   De 0-1 Ca

 De 001 000 000 00  1
 Ca 100 000 000 01X 2

 De:三浦(7.0)-H大原(0.1)-H長田(0.2)-Hソーサ(1.0)-
    H山口(1.0)-●菊地(0.0)
 Ca:篠田(7.0)-H一岡(1.0)-Hミコライオ(1.0)-H永川勝(1.0)-○中田(1.0)
 本:キラ2号ソロ(1裏),梵1号ソロ(11裏)

 接戦でも負け、打ち合いでも負け、連敗状態で広島に乗り込んだベイスターズ。
 本日の先発は、今年からコーチを兼任した大ベテランの三浦が登板しました。  

 自身の開幕登板ということもあり、いきなりキラにソロを浴びてしまう立ち上がり。
 その後も調子のいいカープ打線に度々出塁されるも、得点させるには至らず。
 持ち前の徐々に調子を上げる投球内容を見せ、7回103球で初登板を終える。
 その後も中継ぎ勢は無死からの出塁を許し続けるも、後続を凌いで延長戦へ。

 一方、前の試合で9得点の打線は、先発篠田の前に、なかなか出塁できず。
 3表に石川の適時2塁打で同点にはするものの、中盤は出塁さえままならず。
 篠田が降板した後も、カープ中継ぎ陣の前に沈黙が続き、延長突入を許す。
 そして迎えた11裏、昇格初登板の菊地、先頭梵に投じた初球で雌雄は決す。
 梵の一振りはレフトスタンドに突き刺さり、カープが1点を争う試合を制した。

 この日も中継ぎが力尽きる形となり、ベイスターズは3連敗で最下位に転落。 
 美綾さんのコメント:(筒香の攻守に渡る内容に対し)大丈夫か、あいつ。
  

どうしてこうなってしまったのか 4試合目

 2014 ジャイアンツvsベイスターズ 横浜スタジアム Gi 2-0 De

 Gi  000 003 0102 15
 De 203 003 0 10  9

 Gi:宮國(4.0)-高木(1.0)-笠原(1.0)-○香月(1.0)-マシソン(1.0)-青木(1.0)
 De:尚成(5.0)-H三上(1.0)-大原(0.1)-長田(0.2)-平田(0.1)-
    ●山口(0.2)-林(1.0)
 本:梶谷1号2ラン(1裏),石川1号ソロ(3裏),アンダーソン2号ソロ(6表),
   村田1号ソロ(6表),ロペス4号ソロ(6表)、井手1号ソロ(8裏)

 本拠地開幕戦を、久保と内海の投手戦で繰り広げた火曜から一夜明け。
 ベイスターズは、久々の日本での試合となった、尚成が初登板しました。

 尚成は初回、1塁にヒットの井端をおいて、絶好調のアンダーソンに2塁打を許す。
 しかし、井端が本塁でアウトになり、その後、この時胸部を打った影響で交代。
 その後、4表には無死満塁のピンチを迎えるも、後続を打ち取り、何と無失点。
 5表までは無失点だったが、6表にアンダーソン・村田・ロペスの三連発を浴び降板。
 5回と3分の0で85球の凱旋登板は、後続に試合の行方を託す展開となった。
 
 一方、打線は、宮國の上ずった球を逃さず、初回は梶谷の先制2ラン。
 3表には石川のソロにブランコの2点タイムリーと、着実に加点していく。

 試合は6表の3連発の後、2番手の三上が再び無死満塁のピンチを抑える。
 その裏、ベイスターズ打線は笠原を攻め、多村・山崎の適時打で3点を追加。
 7回を終わって、今日はこのままベイスターズの勝利を見る試合になるだろう。

 恐らく、球場の半数以上は、そういう展開を予想していたことと思われる。
 だがしかし、この試合は、そんな単純に終わるような試合ではなかった。

 8表、平田が登板するが、1失点後、1死満塁として山口が急遽登板する。
 ところが、山口は長野・アンダーソンに適時打を浴び、阿部に痛恨の押し出し。
 坂本・橋本にも適時打を許し、何とこのイニングでジャイアンツは10得点。
 ジャイアンツは9回にも林から2点をあげてダメ押し、最後は青木が抑えた。
 ベイスターズも8裏に井手がソロを放つが、8回の10失点が響いて2連敗。
 
 ジャイアンツの序盤の度重なる拙攻と、ベイスターズの加点が良かっただけに。
 見ていた人たちは皆「どうしてこうなってしまったのか」と思わざるをえない試合。
 
 美綾さんのコメント:こんな試合展開になったら、もう笑うしかないやろ!
   
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